これから旦那と「離婚しよう」と思っているあなた。
離婚することによって子どもにどんな影響があるのかが気になっているはずです。
実際に子どもは敏感で繊細なので離婚することによる影響はあります。
しかし、その影響を知っておけば対処出来ることがたくさんあります。
知らないと子どももあなたもしんどい思いをしてしまいます。
またこれからは「1人で育てないといけない」と思ってしまう女性がいますが、そうではなく保育士と一緒に育てて行く方法もお伝えします。
保育園にいる間は、子どもにもお母さんにも保育士ができることはたくさんあります。
頼れるところは頼った方がいいことを、現役保育士の「あきちゃん」が経験によってしっかりとお伝えしていきます。
是非参考にしてみて下さい。
子供が保育園児、両親の離婚で受ける心理状態
吃音、吃りなどの症状が顕著に出る
子どもは素直なので精神的ストレスを感じるとすぐに症状が出てしまいます。
その症状の1つが吃音や吃りになります。
吃音や吃りはチックと症状が似ていて、意識していないのになってしまうものになります。
だから、子どもはなんとも思っていないことが多いです。
その反対に、大人は気付きやすいので子どもの変化にすぐ気づいてあげることができます。
実際に、両親が離婚を考えていた時期に吃音がひどく保育園でも家でも出ていた子どもがいました。
母親も心配していましたが、子どもの前では離婚の話もまだしていないので何が原因なのかなと思っていました。
その吃音は、離婚が決まり2人で暮らすようになるとピタリとなくなりました。
子どもは敏感なので両親のギクシャクしている関係に気づいていたんだと考えます。
そのストレスが吃音として現れていたので、離婚して新しい生活を始めることで吃音がなくなったのではないかと考えます。
離婚をしてから子どもは影響を受けるのではなく、離婚を考えている時から子どもは影響を受けています。
そのことも考えておきましょう。
噛みつきや引っ掻きなど手が出てしまう
子どもは感情的になってしまうと言葉よりも先に口や手が出てしまうことが多いです。
年齢が上がれば、言葉で伝えることができるようになりますが、不安になってしまっている時などは難しい時もあります。
なので、離婚した後に噛みつきや引っ掻きが増えることがあります。
これは自分の感情をコントロールすることができなくなってしまっています。
それぐらい子どもは精神的に不安な状況にあるということです。
子どもは環境の変化に敏感なので、家が変わったり、生活スタイルが変わると不安になってしまいます。
大人も落ち着ける環境がないと不安になってしまうのと同じです。
だから、離婚して新しい生活に慣れるまでは子どもは常に不安を感じています。
「ここはどこ」「なんで家が変わったの」「お父さんはどこ」と子どもは不安なことがたくさんあります。
この不安を1つ1つお母さんが無くしてあげましょう。
大好きなお母さんと毎日一緒の生活をしていけば、子どもは必ず落ち着けるので安心できる場所になります。
そうすれば、自然と噛みつきも引っ掻きもなくなっていきます。
「なんで噛むの」「なんで口で言えないの」と考えるのではなく、「今不安なんだね」と子どものことを見てあげましょう。
保育士を求めてくる
離婚することで子どもは寂しい思いをすることが増えてしまいます。
今までは家に帰ったらお母さんかお父さんどちらかが相手をしてくれていたのに、離婚すると家事も育児もどちらもお母さんがしなくてはいけないので、ずっと相手をしてあげることは難しくなります。
そうすると子どもは1人で遊ぶことが増えたり、ゲームすることが増えるので愛情不足と感じてしまいやすいのです。
お母さんも寂しい思いをしないようにと気をつけてはいると思いますが、子どもは思っている以上に敏感です。
なので、保育士に子どもは助けを求めて来ることがあります。
いつも以上にべったりとしてくることや「抱っこして」と言葉で伝えて来る時は愛情不足のサインになります。
その時に子どもはなぜお母さんに甘えないのかというと、お母さんが頑張っているのを見ているから甘えてはいけないと考えています。
自分も頑張らないとと思っているのです。
子どもはお母さんのことが大好きだからこそ、寂しいことが素直に言えない時もあります。
そんな時は2人とも保育士に甘えたらいいのです。
母親として「愛情不足にさせてしまって」と考えないようにしましょう。
保育園でできることは「保育士に任せよう」と考えて下さい。
周りに頼ることが大切なんですよ。
![](https://i1.wp.com/happy-tree.site/wp-content/uploads/2021/07/448036_m-160x90.jpg?ssl=1)
![](https://i1.wp.com/happy-tree.site/wp-content/uploads/2021/05/4974994_m-160x90.jpg?ssl=1)
子供が保育園児で離婚する時の注意点
タイミングを考えよう
離婚するのは親の都合なのですから、タイミングは考えてあげましょう。
例えば、クラスが変わる4月は子どもにとってはしんどい時期になります。
今までの担任から違う担任になることも不安になりますし、友だちが変わってしまうのも不安の要因になります。
子どもも毎日行く保育園で生活していますから、保育園での生活が変わるタイミングはストレスを抱えていることもあります。
そんなタイミングで大好きなお母さんとお父さんが離婚してしまうと子どもは、安心出来る場所がどこにも無くなってしまうのです。
それは子どもにとってはしんどい状況になります。
保育園の生活が落ち着いている時に離婚すると保育園では自分の安心して過ごせる場所になるので、子どもへの影響も少なくなります。
シングルマザーになり保育時間も伸びるなら、保育園での生活を楽しめるように考えてあげることもお母さんの仕事になります。
子どもは柔軟性があるのですぐにいろんなことに対応してくれますが、親としてできることがあるのなら出来ることはしてあげましょう。
担任に早めに伝えよう
子どもは家で過ごす時間より、保育園で過ごす時間が多いことがあります。
その長い時間一緒に過ごすのが保育士になります。
第二のお母さんのような存在になれるように保育士も日々子どもと関わっています。
だから、担任には離婚することを早めに伝えましょう。
早めに伝えることで、子どものちょっとした変化に保育士が気づくこともでき、お母さんに伝えることもできます。
家庭との連携が密であることが子どもが安心して過ごせる環境を作るのです。
離婚してから子どもに影響が出るのではなく、離婚する前から子どもは何かを感じ影響が出ることもあります。
「離婚する」と言うと担任になんて思われるか分からないから「離婚した」の事後報告でいいやと考えることは、親の都合になります。
子どものことを考えるなら担任を信じて早めに伝えましょう。
もし、担任に言いにくいなら仲の良い保育士に伝えましょう。
子どもが分かる範囲で伝えよう
「離婚する」というのは親の話で子どもは分からないと思っているかもしれませんがそれは違います。
子どもは分かっています。
例え赤ちゃんでも赤ちゃんなりに理解します。
だから、子どもが分かる範囲でいいので言葉で伝えましょう。
「お父さんとお母さんは離婚するんだ」では子どもは理解できません。
「お父さんとお母さんは別々に暮らすことにしたんだ」「これからはお母さんと〇〇で二人で暮らしていこうね」など自分の子どもが理解できる範囲でいいので伝えましょう。
何も子どもに言わずに急に「お父さん」という存在が居なくなると子どもは不安に思ってしまいます。
「なんで」と必要以上に聞いてくることもあります。
何も子どもに伝えないからそうなってしまうのです。
「まだ保育園児だから分からないでしょ」と思うのではなく、「分からなくてもいいから伝えていこう」と思いましょう。
伝えていかないと子どもは、いつまでも分からないまま、不安なままですよ。
![](https://i1.wp.com/happy-tree.site/wp-content/uploads/2021/01/4194974_m-160x90.jpg?ssl=1)
保育士を頼ろう
離婚すると「この子は自分1人で育てないといけない」と思い込んでしまう女性がいます。
実際に今までは父親と一緒に子育てしていたのですから、今までよりは子育てをしないといけなくなります。
その中で「父親と母親両方しないといけない」と考えるとしんどい思いをしてしまいます。
「子どもは、同じ10の愛情でも1人の10の愛情より、10人の1の愛情を貰う方が幸せ」と言われています。
これは「子どもはいろんな人に育てて貰う方が子どもは幸せなんですよ」と言っています。
確かに、お母さんの10の愛情でも子どもは十分幸せは幸せですが、10人と関わっていきながら貰う愛情はまた別の幸せがあります。
お母さんからの愛は「無償の愛」ですが、その愛ではない「愛」も大切なのです。
だからこそ「1人で、、、」と考えずに保育士を頼って下さい。
保育士は、お母さんと子どもの味方です。
お母さんの愚痴も聞きますし、子育てのアドバイスも一生懸命します。
お母さんと一緒に子どもの成長を見ていきたいと思っています。
コメント