シングルマザーの子供にも一緒に暮らしてはいませんが、父親がいます。
夫婦が離婚をしても、子供にとって戸籍上は立派な父親です。
そんな父親にシングルマザーの子供が「父の日」にお父さんにプレゼントを渡したいと言われた時、あなたならどのような対応をするでしょうか。
こちらでは、「父の日」にお父さんにプレゼントを渡したいと言われた時の状況別の対処法についてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
シングルマザーの子供は「父の日」に何を思う?
お父さんもお母さんも揃っている家庭を想像して羨ましいと思う
シングルマザーの子供は「父の日」に、お父さんもお母さんも揃っている家庭を想像して羨ましいと思う場合があります。
父の日は一年の一度のイベントで、子供はイベントごとが大好きです。
夫婦が揃っていれば、「そろそろ父の日だね、パパに何をしてあげる?」などと母親が尋ね、子供は年齢によって自分で出来る方法で父親を喜ばせようとします。
似顔絵や手紙を書いたり、プレゼントを購入したり、料理を作ったり。
大好きなお父さんのためを思いながら、喜んでもらえるように張り切ります。
いつもお世話になっている、仕事をしてくれていることへの感謝の気持ちも表そうとします。
しかし、シングルマザーの子供は、母親から「父の日」について提案をすることは多くはありません。
一緒に暮らしていませんし、養育費をもらっているとしても、実際に常に共に生活を送っているわけでもありません。
純粋に、いないお父さんという存在をもしかしたら一年の内で最も感じる日かもしれません。
いないからこそ気になる、そして「羨ましい」と感じます。
家族が揃っていること、イベントを何も考えずに行えることに「羨ましい」と思うのです。
自分には関係ないと思う
自分には関係ないと思う、こちらもシングルマザーの子供が「父の日」に考えることです。
実際に、一緒に暮らしていない、父の日として何か特別なことをしない母子家庭ですから、素直な気持ちの一つです。
ただ、裏を返せば本当に素直に「自分には関係ない」と思っているのかは疑問。
「自分には関係ない」と思い込もうとしている場合が少なくないからです。
離れていても、両親が離婚していても、子供にとって父親であることに変わりはありません。
心のどこかでは父親を慕う気持ちがあってもおかしくありませんので、「父の日」に何かしたいと潜在的に感じていることがあります。
出来ないことだと理解しているからこそ、「自分には関係ない」と思っています。
お母さんに気を遣う
シングルマザーの子供は「父の日」についてお母さんに気を遣うと思っています。
世の中もテレビも「父の日」が近づくと商戦が始まりますので、嫌でも目につく話題です。
しかし、シングルマザーの家には父親という存在はいませんので、子供は気まずい思いをすることがあります。
それも母親に対して「気まずい」と感じるので、あなたとしては驚きの子供の心理だと言えます。
親子の間で父親の話題を出さない、面会などをしない、しても母親と父親が顔を合わせるようなことがないと子供が「気まずい」と思う傾向にあるのです。
「ママはパパのことが嫌いなんだろうな」と感じていますから、話題が耳に入ることも「父の日」が近づいていることに気付いている自分の存在も気まずいと感じます。
「父の日」にお父さんにプレゼントを渡したい!と言われた時の状況別の対処法
【定期的な面会している場合】子供の意思を尊重しよう
父の日に「お父さんにプレゼントを渡したい!」と言われた際、定期的な面会を父親と子供がしている場合は、子供の意思を尊重しましょう。
離婚時にあなたと元旦那との間で取り決められたルールで面会をゆるし、実際に時々でも顔を合わせているのならば迷いは不要です。
シングルマザーの子供が父の日に「お父さんにプレゼントを渡したい」というくらいですから、離れて暮らしていても彼らにとってはしっかりと父親という存在であり続けています。
離れていても上手くいっているのならば、父の日に感謝の気持ちを伝えたいと思うのは当然ですし、それを禁止する理由もありません。
ぜひ、子供の意思を尊重し、あなたが手助けしてあげましょう。
【面会は一切していない場合】父親の子供への対応による
シングルマザーの子供が父の日に「お父さんにプレゼントを渡したい」という時、面会を一切していない場合、父親の子供への対応に合わせてください。
もちろん、面会を一切していないということは、結婚時にDVを受けていたり、それなりの理由で離婚したことが想像できます。
接近禁止令が出されている場合などは、父の日であろうと子供が求めたとしても、あなたと子供を守るために会うべきではないし、プレゼントを渡すべきではありません。
一方で離婚しても何となく子供と父親が面会していない場合もあります。
たとえば、元夫の浮気が原因で離婚した場合、あなたとしては「子供の父親としていて欲しい」と思っても「子供に顔向けできない」と頑なに会おうとしない男性がいるのは事実です。
このような場合ならば、父親からの子供への愛がありますので、子供の意思を尊重しても良いと思います。
元旦那と連絡をとり、子供の気持ちを伝え、相談をしても構わない事例です。
【絶対に会わせたくない場合】説明は丁寧に子供への理解を求める
あなたが子供を絶対に父親に会わせたくない場合には、きちんと説明を丁寧に子供にし、理解を求めてください。
父の日に「お父さんにプレゼントを渡したい」と子供が言ったとしても、あなたの気持ちがそれに伴わなければ、無理をする必要はありません。
離婚をする際に大きな傷を負っていたり、離婚してからメンタルがやられていたり。
それは、今年の父の日に子供がプレゼントを渡すことで、これからの生活に悪影響を及ぼしかねません。
あなたの気持ちも大切にしてください。
子供がある程度大きいのならば、素直な気持ちを伝えましょう。
そうでなければ「お父さんは忙しいから」「今年はやめて、来年考えよう」と上手く対処しましょう。
子供に合わせた説明を「絶対に嫌だ」「何と言っても駄目!」と一刀両断するのではなく、丁寧に行うと子供は理解してくれるはずです。



【会わせたくはないけれど父子の関係が悪くない場合】郵送でプレゼント
シングルマザーの子供が父の日に「お父さんにプレゼントを渡したい」といった時、会わせたくはないけれど父子の関係が悪くない場合は、郵送でイベントを行うのもアリです。
こちらもあなたの気持ちの問題。
「会わせたくないな」「こちらから連絡も取りたくないな」と思っても、父親と子供の関係が良好ならば「子供の幸せを願う母親として我慢できそう」と思うのならば、努力してみましょう。
父親と子供の関係は、あなたが元夫と離婚したとしても切れることはありません。
子供があなたの保護下から出てしまえば、自由に父親と会おうとする場合だって考えられます。
心のバランスも考慮しなければなりませんので、「会わせたくはないけれど父子の関係は良い」というのならば、プレゼントを子供が選び、それを手紙と共に郵送しましょう。
子供の気持ちをしっかりと父親に届けられます。
シングルマザーの子供が父親に贈って喜ばれるプレゼント
仕事で使うもの
シングルマザーの子供が父親に贈って喜ばれるプレゼントは、仕事で使うものです。
まだまだ養育費を支払い、子供の成長を応援する父親ですから、そういう意味でも仕事に精を出していると思われます。
そんな仕事で使うものならば、職場でも仕事中でも子供の存在を感じられて「頑張ろう」という気持ちにさせられます。
実用的なものですから、もらって困るものではありません。
子供とあなたも、選びやすいプレゼントだとも言えます。
生活必需品や便利品
生活必需品や便利品も、シングルマザーの子供が父親に贈って喜ばれるプレゼントです。
あなたと子供と離れて暮らすお父さん、一人暮らしに四苦八苦したり手間なことをしたりしているものです。
一人でも暮らしやすくするために、生活必需品や便利品を送りましょう。
仕事で忙しいパパならば、生活必需品をまとめてプレゼントしてくれる気持ちが嬉しくて溜まりません。
子供の写真集
シングルマザーの子供が父親に贈って喜ばれるプレゼント、それは何と言っても子供の写真集です。
離婚して離れて暮らしていると、身近で子供の成長を見守ることは出来ません。
定期的な面会をしているとしても、久しぶりに会うとグッと成長した子供の姿に驚くことがあります。
そんな父親にだからこそ、子供の写真集を作って贈ると喜ばれます。
今は、スマホ一つで写真のフォルダから選んで簡単に写真集を作ることも可能ですから一年に一度の恒例としても良いかもしれません。
「父の日」の取扱は子供の気持ちと状況をよく見て決めましょう
シングルマザーの子供が「父の日」にお父さんにプレゼントを渡したいと言われた時、状況を見極めて、子供の気持ちと合わせてどうするのか決めましょう。
あなたの感情もとても大事なものですし、離婚理由によっては子供の意思を尊重出来ないこともあります。
こちらの内容を参考にして、あなたが子供への対処を施せば親子関係をギクシャクさせることなく、プレゼントをするにしてもしないにしても「父の日」を終えることが出来るはずです。
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