両親が不仲な場合、子供の精神に与える影響は大きいものです。
子供の将来に関わる教育方針の違いから、言い争いになる場合もあり、子供のためと言いつつ気付けば子供が最も悪影響を受けている場合があります。
夫婦の不仲を子供の前で見せるくらいなら離婚した方がいいのか迷っている方もいるはずです。
こちらでは、両親が不仲な場合に子供の精神に与える影響が、どんなものかや子供のために離婚を考えた時どうしたら良いのかをご紹介します。
あなたと子供が将来幸せになるためにどうしたら良いのか参考にして下さい。
両親が不仲である子供の精神に与える影響とは?
親に心を開かなくなる
両親が不仲である子供の精神に与える影響は、親に心を開かなくなってしまうことです。
顔を合わせれば言い合いが絶えない夫婦や家庭内では一切コミュニケーションを取らない仮面夫婦などの間で生活する子供は、両親への不信感を抱えていることがあります。
本来ならば両親に助けを求める場合も、両親への不信感から心を開く事ができず、ひとり悩むケースや非行に走ってしまうケースもあるのです。
母親は父親を、父親は母親を嫌悪している環境で心を開かなくなるのは自然な形とも言えます。
身近にいる両親に心を開く事を止めてしまった子供は、周りの人とのコミュニケーションの取り方にも戸惑い、友だちを作ることが苦手になったり社会人になると人間関係に悩むことも。
そう考えると、両親が不仲ということで子供へ与える精神的な影響は大きいと言えます。
子供の心は傷つきやすくストレスを感じてしまう
両親が不仲で喧嘩が絶えない場合、子供の心は傷つきストレスを感じるので精神に与える影響は大きいものです。
子供は大人以上に純粋で、両親の不仲で心を傷つけてしまいストレスを感じるようになります。
夫婦の不仲の原因が、子供の教育方針の相違であると「自分のせいで、お父さんとお母さんが喧嘩をしている」と思い込んでしまうことも。
繊細で傷つきやすい子供の中には、ストレスから自身を傷つけてしまうケースがあり、そうなった場合は大変危険です。
夫婦仲のことは、一見子供には関係ないように思えますが、子供によっては大きく影響を受けてしまう子もいることを知っておきましょう。
将来「結婚したい」と思わなくなってしまう
両親が不仲である子供は、将来「結婚したい」と思わなくなってしまうこともあり、子供の精神に与える影響が大きいものです。
結婚に幸せの形というイメージが持てず、結婚に対して積極的になれないケースもあります。
また、両親の不仲を目の前にしている子供は、自分が結婚した後にどのような家庭を築いていけばいいのかわからないことが多いため離婚することがあります。
子供が女児の場合は、母親が父親から愛されていない姿を見てしまうことで「将来自分もそうなるのでは?」と強く思うことも考えられます。
夫婦の喧嘩中に、父親が母親を傷つけることがあれば男性への印象が悪くなり最悪の場合「男性不振」にもなりかねません。
本来は、結婚して家族を持つということは幸せな形ですが、それをイメージできなくなり結婚できない大人になる可能性もあるのです。
両親が不仲である子供の精神に与える影響とは?離婚した方が子供のためになる場合
「うちの親って仲が悪いの?」と子供が感じる瞬間
目から伝わる不仲な雰囲気
子供は、両親の目から夫婦の雰囲気を察知し、「うちの親って仲が悪いの?」と感じます。
「子供がいるから、この話だけは伝えないと」と、パートナーに対して、嫌でも会話を持ち出さないといけない瞬間があるのです。
ただ、お互いに自分を包み隠さず、接することのできる相手だからこそ、表面上は普通に会話をしているように見えても、目から伝わる感情があります。
両親を大好きな子供だから、少しの変化にも敏感で、純粋な心を持つからこそ、親の視線や目から情報を汲み取ることも少なくありません。
「今日は機嫌が悪いのかな」「怒っているの?」「楽しそうだね」と、子供が親の感情を汲み取る機会が、日常生活の中には溢れています。
会話をしているのに、視線を外したまま話していたり、冷めた目で相手を見ていたりすれば、いつも両親を見ている我が子だからこそ気付く点が出てくるのです。
興味のない受け答え
興味のない受け答えをしている夫婦の子供は、「うちの親って仲が悪いの?」と感じてしまいます。
家族で話をしている時に、「好きにすれば良いよ」「やりたいようにやったら」「どうでもいい」などのワードが出てくると、子供が過剰に反応することも。
笑いながら会話をしている状態であれば、「仲がいいな」と感じても、素っ気なかったり、違う方向を向いて喋ったりしていれば、嫌でも子供は夫婦の状況を感じ取るのです。
普段の中から、両親の仲を把握できるため、興味を持たない返答を繰り返し、その期間が長くなるほど、子供は苦しくなります。
自分に対する接し方に愛情を感じている子供なので、母親が父親に返す言葉に違和感を抱き、その態度が気になり始めるのです。
もちろん、父親から母親に対しての言葉使いや表情も同じ。
夫婦の間だけで起きていることだとしても、常に子供が傍で見ている事を忘れてはいけません。
毎日一緒に生活をする子供だから、些細な変化を感じ、不安を隠しきれないのです。
家族が揃わない
「うちの親って仲が悪いの?」と子供が感じるのは、家族が揃わない瞬間が増えていくことだと言えます。
「数カ月前までは、家族揃って出掛けたり、ご飯を食べたりしていたのに」と、ふと子供ながらに感じる変化があります。
「父親が家に帰ってくる時間が遅くなるのは、極力母親と顔を合わせたくないからだ」「同じ家にいるのに、いつも別々の部屋で過ごしている」など。
家族が揃わない時間が増えるほど、子供は両親の関係を気にし、仲を取り持つ行動を積極的に取ることもあります。
子供の年齢が幼ければ、誤魔化せる部分もありますが、小学校高学年にもなれば、気付く子が大半です。
家族の時間を大切にできないのは、お互いに「子供に雰囲気が悪いところを見せたくない」と感じる親心からくることも。
ただ、一緒に居ない空間に寂しさを感じる子供も少なくはないのです。
両親が不仲である子供の特徴~こんなことが現れたら要注意
本当は、自分の大好きな友だちのことを傷つけてしまう
子どもは、両親以外にも、保育園、小学校、中学校、高校、大学などさまざまな場所で、大好きな人を見つけます。
その自分の大好きな友だちを傷つけてしまう行動は、子ども自身のことを傷つけているのと同じことです。
両親が不仲であると、子どもは精神的に情緒不安定になってしまいます。
情緒不安定になると、自分の気持ちをコントロールができなくなり、本当は自分がしたくないことをしてしまうのです。
なので、本当は自分の大好きな友だちを傷つけたくないのに、自分で傷つけてしまうのです。
子どもが、友だちと上手くいかないことを日々悩んだり、友だちと毎日喧嘩して帰るなどの行動があると要注意です。
両親の不仲で、子どもは情緒不安定になる結果、傷ついてしまうのです。
子どもが、自分自身を傷つけ無いようにしっかり子どものサインに気付いて下さい。
そのサインに気付いてあげることで、初めて対処できるのです。
家の中と外とでは、全く別人になってしまう
子どもは、何歳になっても両親と過ごす時間と、両親以外と過ごす時間があります。
家では、自分のことは自分でなんでも出来る、両親の言うことも素直に聞いている子どもでも、両親のいない外では、友だちに手が出てしまったり、わがままを他人に言ったりと、全く別人の行動をしていると要注意です。
子どもは、ストレスを感じるとすぐに行動に出てしまうのです。
両親が不仲だと、子どもは精神的にストレスを感じています。
その行動が、大好きな両親には嫌われたくないという気持ちから、他の場面で両親以外に行動で表しているのです。
この行動は、両親が気付きにくい行動です。
保育園、小学校、中学校などで先生から子どもの様子が気になると言われたら、自分の子どもがそんなことする訳がないと思わずにしっかり受け止めて下さい。
周りからの声も聞くことで、子どもの本当の気持ちが理解できるのです。
子どもは、さまざまな方法であなたにSOS を出しています。
そのSOSを見逃さないで下さい。
悲観的になり、自分に自信がなくなってしまう
子どもは、両親が不仲だと「自分のせいなのでは?」とまずは考えます。
それ以外にも考子どもなりに考えますが、最終的には「自分が悪い」と思うのです。
これは、子どもの自信を奪っているのと同じことです。
子どもが自信をなくしてしまうと、なにをするのにも悲観的になってしまいます。
その悲観的な気持ちで、さまざまなことに挑戦するので、失敗することが多くなってきます。
失敗するとまた自信をなくしてしまい、「自分なんて」と思うこともあるはずです。
この負のループを生み出してしまっているのは、両親の不仲です。
両親の不仲で、子ども自信を奪わないで下さい。
子どもは、本当に素直で純粋です。
両親の関係が変わるだけで、子どもは変わります。
子どもが悲観的になっていたり、自信を無くしているのならば、子どもの気持ちを読み取ってあげて下さい。
子どものことをもう一度、よく見てみましょう。
夫婦喧嘩をした後の子供へのフォローの仕方
子どもになぜ喧嘩をしてしまったのか理由を素直に言葉で伝える
夫婦喧嘩は、本当はしたくないものですが、どうしてもしてしまうことはあるはずです。
それは仕方ないことなので気にせず、子どもへのフォローの仕方を考えましょう。
大切なことは、夫婦喧嘩をした後に、子どもになぜ喧嘩してしまったのか理由を素直に伝えることです。
子どもは、理由が分からないと自分でさまざまなことが考え、心が不安になります。
なので、子どもが幼いとしても言葉できちんと伝えることが大切です。
言葉が分からない子どもでも、両親が一生懸命に伝えると必然的に伝わるものです。
子どもには、喧嘩した理由を素直に言葉で伝えて、仲直りしたことも伝えましょう。
子どもが喧嘩した理由を全部理解していなくても、喧嘩した理由を素直に言葉で伝えてくれたという行動に意味があるのです。
子どもは、理由を素直に言葉で伝えてくれることで、不安な心が安心するものです。
夫婦で子どもが楽しいこと一緒に考えて家族みんなで楽しむ
子どもは、純粋なので夫婦喧嘩したあなた達を見ると、膨大なストレスを感じています。
「なぜ喧嘩したのだろう」「喧嘩する両親の家に居ても楽しくない」「仲直りしたのか気になる」など、さまざまなことを子どもなりに悩み、考えているのです。
そんなストレスを感じている子どもには、しっかりと対処してあげましょう。
また、夫婦喧嘩したあなた達もストレスを感じているはずです。
夫婦喧嘩をした後には、子どもの為にも夫婦の為にも、楽しいことを企画しましょう。
家族で楽しいことをすることで、子どものストレスもなくなりますし、夫婦のストレスもなくなります。
また、家族で楽しむことで、子どもと親子の絆も深まり、夫婦関係も深まり一石二鳥です。
是非、夫婦喧嘩をしてしまったら、子どもの為にも夫婦の為にも、楽しいことを夫婦で一緒に計画し家族で実行しましょう。
もし目の前で喧嘩をしても仲直りしたことを伝えて仲がいい場面を見せる
夫婦喧嘩をしてしまうことは悪いことではありません。
お互いの意見が、いつも同じということはないはずです。
夫婦喧嘩をして、それがきっかけで仲が深まることもあります。
では、子どもに夫婦喧嘩をした後に何が大切かというと、仲直りしたかどうかという事実なのです。
子どもは、見たもの、感じたものを信じます。
言葉だけで「仲直りしたよ」と伝えられても、本当なのかなと思ってしまいます。
幼い子どもにも、仲直りしたことを言葉で態度で伝えてあげましょう。
そうすることで、子どもは安心します。
喧嘩しても仲直りすると分かれば、次に喧嘩した時も子どもは、分かってくれるはずです。
子どもの為にも、夫婦喧嘩をしても仲直りは、必ずしましょう。
夫婦仲を改善して離婚を回避したい時の対処法
歩み寄ろうとする一言が大切
夫婦仲を改善して、離婚を回避したい時は、歩み寄ろうとする一言が大切だと言えます。
深い関係を維持する夫婦だとしても、お互いに感情を持つ者同士なので、言葉一つ、態度一つで、心が動かされることがあるのです。
お互いに歩み寄ろうとしない状態が続けば、いくら子供を愛していても、離婚に至るケースは珍しいものではありません。
「おかえり」や相手がテレビを見ていれば「面白そうな番組だね」など。
決して、無理に深い会話を意識する必要はないのです。
これまで無言や最低限の会話しか交わさなかった状況から、相手が返答に困らない、嫌な思いをしない言葉を意識し、自然体で距離を詰めることが重要。
ぎこちない態度や無理に話しかけてきている雰囲気を感じると、相手も上手く反応を返せないものです。
中でも、内容が重いもの、時間を気にした言葉を選ぶと、さらに関係を悪化させる危険があるので要注意。
「おかえり、遅かったね」と一言付け加えてしまうと、不仲な状態だからこそ「面倒くさい」「何が言いたいの?」と相手の機嫌をさらに損ねてしまう言葉として受け取られてしまうのです。
歩み寄ろうとする一言だとしても、最初の段階ほど、軽い言葉を選び、相手の行動に対しての会話は避け、離婚危機を乗り越えましょう。
相手と自分は違う考えを持つものだと理解する
相手と自分は違う考えを持つものだと理解することが、夫婦仲を改善して離婚を回避する時の対処法です。
共同生活を長く続ける夫婦だとしても、お互いにすべてを理解し合うことはできません。
それは、仲の良い夫婦でも同じです。
一つの出来事に対して、「どうして理解してくれないの」「全然、彼には伝わらない」と苛立ちを感じたり、落ち込んだりする瞬間も少なくないもの。
しかし、あなたと相手は、同じ生活を送り、似た景色を見てきていても、それぞれの価値観や感性があるので、全ての答えが一致することはありません。
そのため、相手の意見に対して否定するのは、心の距離をさらに広げてしまう行動として挙げられます。
あなたが満足できる状態ではなく、相手を知る、理解しようとする気持ちを持ち、夫婦の会話を進めることが大切です。
あなたが相手の言葉に耳を傾け、「そういう考え方もあるもんね」などと、意見を聞く行動が、離婚を回避するためには欠かせないものとなります。
「自分の意見もちゃんと聞いてくれる相手」と思われると、不仲な状態だとしても、大事な時には、きちんとあなたと話をしようと歩み寄るようになるのです。
夫婦での誓う目標を持つ
夫婦仲を改善するために、二人で誓う目標を持つと、離婚を回避できます。
大きな目標である必要はありません。
一色触発の不仲な状態で、人生においての大きな目標を二人で掲げるのは、至難の業。
しかし、「来週、家族で買い物に行こう」「長期の休みで旅行に行こう!その計画を一緒に立てようよ」など、相手の意思を確認しながら、話を進めると上手くいきます。
ただ、関係が上手くいっていない状況なので、相手の気持ちを乗らせることに苦労する方も少なくないのです。
そういう時は、新しく出来たもの、相手の趣味を取り入れるのがポイント。
一切交わり合わず、相手を避けてきた生活から、小さな目標を立てることで、お互いの認識や必要性を高めます。
相手にとっては窮屈に感じるあなたの行動だとしても、自分の好きなものや気になるものが含まれていると、自然と気分は高まるものです。
ただ、注意しなければならないのは、相手に大きな目標、「無理だよ」「難しいんじゃない?」と感じさせないことが大切。
どの家庭でもあるような、夫婦や家族の会話にある、ありきたりな約束を目標にし、関係改善を狙いましょう。
女性が離婚した方が子供のためになる場合
子供が笑わなくなった場合
子供が笑わなくなった場合、女性は母親として離婚した方が子供のためになると考えるべきです。
仮面夫婦の場合、家庭内では両親が不仲でありながら外では仲のいい姿を見せるので、子供にとっては両親の心理が理解できず次第に心を閉ざしてしまうのです。
心を閉ざしてしまった子供の精神は、なかなか回復することが難しく将来的に引きこもりになったり社会へ適応できなくなったりする可能性もあります。
本来ならば、さまざまなものに興味を持ち、笑顔を見せてくれるはずの年齢の子供から笑顔がなくなった場合は深刻な状況だと認識すべきなのです。
子供が不登校になった場合
子供が不登校になった場合の子供の精神は、かなり傷ついていることが考えられ、子供のために離婚を考えてもいいサインです。
夫婦仲が悪くなると大人である親でさえも心に余裕がなり、イライラしたまま子供に八つ当たりをすることもあります。
また、子供と接する事の多い母親が、父親の悪口を子供に言うシチュエーションも考えられ、無意識に子供へ相当なストレスを与えてしまうのです。
次第に、子供は夜眠ることが出ないことで朝起きられなくなり、不登校になったり、ストレスから登校前に熱が出るなど体調を崩す事も出てきてしまいます。
最悪な場合「自分のせいで両親が不仲になったのでは?」と思い詰めて、うつ的な症状が出てきたりもします。
子供の腹痛や発熱などが頻繁になったり不登校が続くようであれば、夫婦の不仲は子供のせいではないことをしっかり話したり、父親の悪口を子供前では言わないように配慮が必要になります。
出来る限り両親が争う姿を見せない環境を作ってあげること、つまり別居や離婚を考えるべきタイミングであることも母親として考えなくてはならないです。

夫婦の不仲だけでなく夫が子供に暴力を振るうようになった場合
女性が離婚した方が子供のためになる時は、夫婦の不仲だけでなく夫が子供に暴力を振るうようになった場合です。
子供が男児だと、母親を守ろうとすることがあり、夫婦の喧嘩に割り込み止めようとする場合があります。
そこで夫が止めればいいのですが、子供を押しのけるなどして、それがきっかけで子供へ暴力を振るうようになると子供にとって危険です。
子供を傷つけられるようになるとただの夫婦の不仲だけで収まりません。
夫の言動がエスカレートする前に、あなたや子供の身を守るためにも離婚することを考え行動しなければならないです。
離婚を覚悟したらはじめに考えること
離婚後の生活設計がどうなるかを考える
離婚を覚悟したらまず離婚後の生活設計がどうなるかを考えることが大切です。
あなたと子供だけで生活した場合にどれだけの収入が必要かを把握し、そのためにはどう収入を得たらいいのかを考えることが重要になります。
また、離婚後は実家に戻るのか新たな住居を探すのか、今後も今の家に住むのかなど細かな生活設計を立てなくてはなりません。
慎重にかつ計画的に行うことが必要で、分からない事は無料の離婚相談所などを利用して離婚後に困らないようにします。
子供がある程度の年齢の場合は、離婚を覚悟して離婚ができるタイミングに離婚について説明しておくことも必要です。
両親の不仲もショックですが、突然知らされる両親の離婚はそれ以上にショックを与えてしまう可能性があります。


養育費をしっかり受け取るためにどうしたらいいか
離婚を覚悟した場合は、子供のための養育費をしっかり受け取る方法を知っておくことが大切です。
離婚後多くのシングルマザーが、悩まされているトラブルは「養育費がもらえなくなる」ことです。
生活費の一部が養育費というシングルマザーにとって、突然養育費がもらえなくなるのは死活問題になります。
養育費は、今まで生活を養っていた側(父親)の年収が高く、親権を持つ側(母親)の年収が低いほど養育費は高額なります。
子供の人数や離婚する時の子供の年齢によって養育費の金額は異なり、そこに個別の条件などが加わることを理解しておくことが重要です。
夫婦で話し合って決めた事は口約束にせず、必ず「公正証書」として残しておき離婚後のトラブルに備えるのが鉄則になります。
2020年4月から施行された法律では「公正証書」があれば、養育費の未払いがあり相手が逃げてしまった場合でも強制執行が行えるようになりました。
また、自治体によって養育費を確実にもらえる制度を設けている所もあります。


夫の収入や夫婦の財産の価値を把握しておく
離婚を覚悟したら夫の収入や夫婦の財産の価値を把握しておくことが後々に大切になります。
離婚を期に財産分与が発生したり、あなたが親権を持つ場合の養育費の金額が左右することがあるため、事前に夫の収入や財産、財産の価値を把握しておくことが必要です。
夫婦が不仲で、なかなか収入の細かなことまで把握することが難しい場合は、どの銀行のどの支店に給与の振込があるかということだけでも把握しましょう。
財産はプラスのものばかりに注目がいきますが、借金やローンも財産になります。
夫が隠している負の財産がないかという点もしっかり突き止めておくと離婚してからも安心です。
子供にとって一番辛い事は両親が争う姿を見ること
子供にとって一番辛い事は、夫婦の不仲によって大好きな両親が争い、傷つけ合っている姿を見ることです。
両親が不仲な姿を見続ける事は、子供の精神を傷つけ最悪な影響を与えかねません。
それよりも「離婚」という選択をし、まずは夫婦が争わなくても良い環境を作ることが大切になる事があります。
特に思春期の子供は、精神的に不安定で両親の言動に敏感に反応してしまうことも考えられるのです。
あなたが幸せなければ、子供は幸せではありません。
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