離婚して、シングルマザーになると子育ても仕事も1人でしなくてはいけません。
しかし、仕事をするには子どもは保育園に通ってもらわないとお母さんは働けないのです。
その保育園に通うにも、当然お金が必要になってきます。
お金は無限にあるわけではないので、保育料はできるだけ抑えたいと思っているはず。
今回は、そんなシングルマザーの保育料が安くなるケースを現役保育士の「あきちゃん」が簡単で分かりやすく、お伝えしていきます。
知っていれば、損することなく安く保育園に子どもを通わせることができます。
また、知らなければ一生懸命働いているのにシングルマザーの女性が損をしてしまいます。
自分がどの安くなるケースに当てはまるのかを考えてみましょう。
シングルマザーの保育料が安くなるケース
認定保育園に通わせているかどうか
保育園には「認可保育園」と「認可外保育園」と大きく分けて2つの種類に分かれています。
具体的には、「認可保育園」は、認定子ども園や地域型保育園などが含まれ「認可外保育園」は、病児保育園や一時預かり保育などのことです。
どちらも保育園は保育園なのですが、「認可保育園」は国の基準に沿った保育園になるので、補助金もあり保育料が安くなるケースが多いです。
認可外保育園も安い保育園は安いのですが、その保育園によるので事前に調べておくことが必要になります。
しかし、そんな暇もないぐらい忙しいシングルマザーの女性は多いはず。
だからこそ「認定保育園」は、お勧めの保育園になります。
自分の住んでいる地域の近くに「認可保育園」があるのなら、そこに通うことを考えてみましょう。
補助金を利用することでシングルマザーの保育料が安くなりますよ。
子どもの年齢が3歳以上である
現在の保育料は、2019年の「幼児教育・保育の無償化」により、3歳以上の子どもは保育料が無料になりました。
なので、シングルマザーでなくても3歳以上の子どもは保育料が無料になります。
しかし、保育料は無料になる代わりに「給食費」が掛かってくるようになります。
給食費は「主食費」と「副食費」の2つに分かれていて、ご飯代とおかず代と考えましょう。
給食費は、住んでいる地域によって違いますが、平均7、8千円ぐらいになります。
また、この給食費の中の「副食費」もシングルマザーの家庭で年収360万円未満だと免除されます。
なので3歳以上の子どもで年収360万円未満の人は、主食費と行事送迎費用などだけで保育園に通えるということになります。
次に、シングルマザーの家庭で年収360万円以上の場合は、「副食費」の免除がないので給食費がそのまま負担と行事送迎費用等が負担になってきます。
このように「3歳以上は無料」「保育料無料」にも様々な仕組みがあるので知っておきましょう。
住民税非課税者もしくは年収360万円未満のケース
「保育料は、3歳以上は無料」というのは先ほど述べたのですが、では0〜2歳はどうなるのかなと思っているあなた。
0〜2歳も住民税非課税者もしくは年収360万未満のケースだと、無料になったり一部費用が免除されます。
まず、シングルマザーの家庭で住民税非課税者とは、年収204万円未満の場合のことを言います。
この場合は、子どもが何歳でも保育料は無料になります。
次に、住民税が課税されていても年収が360万円未満の場合は、給食費の一部が免除されたりします。
これは先ほどの「副食費」のことです。
しかし、この時に気をつけなければならないことがあります。
離婚してすぐに子どもとの生活が出来る人もいますが、それが難しく実家に帰る人も多くいます。
また、保育園への送迎も1人では厳しいことも多いはずです。
その時には「世帯収入」に気をつけなければいけません。
シングルマザーの女性の年収は低くても、実家に住んでいる両親や兄弟の収入がある時は保育料は高くなってしまいます。
同居するメリットは大きいとは思いますが、デメリットも頭に入れておきましょう。
子どもが2人以上いること
「保育料」というのは、子どもが2人以上いるとどんな家庭でも減額されます。
この減額は、保育料が安くなるケースですのでシングルマザーの女性がどのパターンに当てはまるか考えてみましょう。
まず、シングルマザーの家庭で年収360万円未満の場合は、第1子で通常の保育料の半額、第2子以降は無料になります。
次に、シングルマザーの家庭で年収360万円以上の場合は、第1子が小学校入学前なら、第2子は半額、第3子以降は無料になります。
この時気をつけることは、第1子が小学校に入ってしまうと第2子は通常の保育料、第3子が半額、第4子以降から無料になります。
「小学校入学前」ということがポイントになってきます。
また、保育料というのは0歳〜2歳までは給食費も含まれます。
つまり、子どもが2人以上いるシングルマザーの女性は、第2子以降は行事送迎等の費用などの数千円で通わせることが出来るということになります。
これはシングルマザーの女性にとっては、とても嬉しいことのはず。
子どもが多いから、その分保育料が掛かるのではないことを知っておきましょう。
まずは、知ることが大切
今回は、シングルマザーの保育料が安くなるケースをお伝えしていきました。
伝えた4つのケースは、代表的なケースであり、この他にも方法は様々あります。
その方法を子どもの為にも知っておくことが大切になります。
シングルマザーの女性は、保育料が安くなれば子どもに掛けてあげられるお金ができたり、生活を豊かにすることができます。
しかし、知らなければ、知らず知らずのうちに多く保育料を払ってしまうこともあります。
そうならない為にもまずは、保育料が安くなるケースの仕組みを知っておきましょう。
仕組みを知っていれば、1番自分に合ったケースを選ぶことが出来ます。
つまり、「シングルマザーは保育料が安いって聞いたことがあるからどこでも安いでしょ」と簡単に考えるのではなく「なぜ安いのか」を知っておくことが大切になります。
知ることは損することではなく得することです。
是非、この記事を参考にしていろんなケースも知っていきましょう。
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