人間の生活には「メリハリ」が大切です。
仕事の後に気分転換をしたり、疲れた時にリラックスする時間を作るという様な事ですが、シングルマザーにはなかなか難しい事です。
一日が子供の世話か仕事でほぼ終わってしまうシングルマザーにそんな余裕はありません。
子供の前では笑顔でいたい、そして疲れた顔は見せたくないと思っても、隙間時間がなかなか取れないシングルマザーが笑顔を取り返す事はとても大変な事なのです。
今回は、シングルマザーに疲れた時に読んで!と言える、シングルマザーが仕事や子供との生活に疲れる理由と、あなたの笑顔を取り戻す方法をご紹介します。
シングルマザーが心の底から「疲れた…」と感じる瞬間
仕事が終わった瞬間
シングルマザーが心の底から「疲れた…」と感じる瞬間は、仕事から仕事が終わった瞬間です。
誰でも仕事が終わった瞬間には「疲れた」と感じますが、シングルマザーにはそこから更に家での「仕事」が待っているのです。
しかも家事だけではなく子供の世話も全て一人でやらなければなりません。
仕事が終わった瞬間にまず夕食の事、子供の宿題の事、明日のお弁当の事など、頭を家の「仕事」モードに切り替えないといけないので、「ああ、終わった」と感じる「疲れた…」と感じてしまうのです。

夏休みなど子供が休みの時
夏休みなど子供が休みの時もシングルマザーは非常に疲れを感じます。
子供は常に100%、親の関心を欲しがるからです。
子供の休みに合わせて有休などで仕事を休めば、一日中ずっと子供と一緒にいるわけで、「ママ、これ見て」というちょっとした事でも、それが一日中続き、そして何日も続けば精神的な疲労がたまっていきます。
自分のペースは完全に子供に狂わされてしまい、自分の事をやる時間が全くない状態が続けば、「疲れた…」と感じるのも当然です。
子供関係の合わない人との付き合い
人には合う合わないがありますが、習い事など子供関係の合わない人との付き合いは逃げる事ができないため、「疲れた…」と感じるシングルマザーがたくさんいます。
もしも子供同士が仲良くなってしまったら、いくら合わなくてもその母親と関わらないわけにはいきません。
子供が遊んでいる間は、その母親と一緒に過ごさないといけないため、日常的に疲れているシングルマザーはそれに追討ちをかけられた様に、「疲れた…」と感じてしまうのです。

仕事と子供との生活に疲れる理由
気を抜ける瞬間がない
シングルマザーが仕事と子供との生活に疲れる理由として、シングルマザーには気を抜ける瞬間がないという事があげられます。
仕事以外の時間は、子供の世話か睡眠中かどちらかでほぼ一日が終わってしまい、シングルマザーは常に仕事か子供かどちらかと関わっています。
週末の休みも、ほぼ家の事と子供の事で終わってしまい、シングルマザーには気を抜ける瞬間が全くありません。

代わってくれる人が誰もいない
家事を少しやってくれるなど、自分と一瞬たりとも代わってくれる人が家に誰もいないという事も、シングルマザーが仕事と子供との生活に疲れる理由の一つです。
旦那がいれば、洗濯物を片付けたり子供と遊んだりちょっとした事をやってもらえます。
しかしシングルマザーは仕事で疲れていても、家事も子供の面倒も全て一人でやらなければなりません。

自分の時間が全くない
自分の時間が全くない事も、シングルマザーが仕事と子供との生活で疲れる理由です。
子供が寝た後に時間があるだろうと思われがちですが、シングルマザーにはそんな時間は全くありません。
子供が寝た後には洗濯物、アイロン、皿洗い、明日の子供のお弁当の下準備など、その日の後片付けと明日の準備が待っています。
それが全て終わった頃には、シングルマザーには自分の好きな事をやろうという気力は残っていません。
シンママが疲れから笑顔を取り戻す方法
一人の時間を作る
シンママが疲れから笑顔を取り戻す方法の一つ目は、一人の時間を作る事です。
仕事か子供の世話で一日が終わってしまうシングルマザーが一人の時間を作る方法は、ずばり有給休暇を取る事です。
丸一日の休みが難しければ半日休暇でも充分です。
一人でカフェに行ってのんびりしたり、ビーチを散歩したり、図書館で好きな本を読んだりする事でリフレッシュできます。
仕事と子供から離れる時間を作って、職員でも母親でもない’「自分」に戻る時間を作る事が大切なのです。
一瞬だけでも現実から離れる
一瞬だけでも現実から離れる事も、シンママが疲れから笑顔を取り戻す良い方法です。
具体的にどうするのかというと、テレビや映画を観るのです。
テレビでお笑いなどの番組を観る事で、その瞬間だけでも思いきり笑って現実から離れる事ができます。
夕食とお風呂までの間など「毎日必ずある時間」を使う事で、特に時間を作る必要なく子供も一緒に楽しめます。
同じ様な境遇の人と知り合う
同じ様な境遇の人と知り合う事で、シンママが疲れから笑顔を取り戻せます。
同じ様な経験をしている人達に自分の抱えている問題を相談したり、辛い気持ちを発散したりする事で、精神的にとても楽になります。
一人親を支援する団体のグループなどに参加すれば、仕事で忙しくても、グループチャットや掲示板などで参加できるため、経験を共有できる人達と仲良くなって色々な話ができる様になります。
自分だけではないという気持ちは、シングルマザーにとっては非常に大きなバックアップなのです。

息継ぎをする事が大切
シングルマザーの生活は水泳と同じです。
水の抵抗の中でも常に動き続けていなければ前に進む事はできず、そして息継ぎなしには泳ぎ続ける事はできません。
一瞬気を抜くという事は、シングルマザーの生活においての息継ぎなので、その息継ぎなしに生活を続けていく事はできないのです。
シングルマザーが疲れた時に、気を抜ける瞬間を全く作らず、ずっと笑顔を取り返す事ができなければ、いつか必ず心の病気になってしまいます。
自分を守る事は子供を守る事にも繋がるので、うまく息継ぎができる方法を見つける事がとても大切なのです。
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