シングルマザーの女性は離婚すると今の環境から離れなくてはいけないことがあるはずです。
そうなると子どもは別の保育園に行かなくてはいけません。
また、今まではお父さんが働いていたので家でお母さんが子育てをしている場合だと、離婚して初めての保育園に通うことになります。
その時に「子どもは上手く保育園でやっていけるのだろうか」「新しい友だちと仲良く出来るのか」と考えることも。
今回は、そんなシングルマザーの女性に途中入園する時の注意点を現役保育士の「あきちゃん」が体験を元にお伝えします。
注意点を知っていれば、子どもが安心して保育園に通える方法が分かります。
子どもが新しい環境で頑張っていく為にも知っておくことが大切になります。
お母さんとして子どもに出来ることはしてあげましょう。
是非、参考にしてみて下さい。
離婚して保育園を途中入園する時の注意は?
名前が変わることに対して子どもに伝えよう
離婚してすぐに名前を変えることは、難しいことがあります。
大人は名前が変わった理由を説明できますが、子どもはできません。
だからこそ、名前が変わってから保育園には入ることをお勧めします。
子どもが大きければ大きい程、友だちに「なんで名前変わったの」と興味本位に
その度に子どもは困惑してしまいます。
なので、名前が変わってからの途中入園をお勧めします。
しかし、難しい場合もあります。
離婚してシングルマザーになり仕事を早くしないといけない状態ですから、早く途中入園したいと思うはずです。
その時は子どもに「離婚した事実」「名前が変わること」をお母さんの言葉で伝えましょう。
子どもが全部理解することは難しいです。
でも、何も知らないよりは知っていた方が子どもも安心します。
保育園に早く慣れる為にも配慮してあげましょう。
担任にシングルマザーであるからこそ不安なことを伝えよう
途中入園する時は、お母さんも子どもも初めての環境に行くことになるので心配なことが多いはずです。
2人とも不安な気持ちでいると子どもは安心して保育園で過ごすことは難しいことも。
お母さんが安心して預けることで、子どもは安心してお迎えを待って過ごしています。
だから、心配なことは担任に伝えましょう。
「シングルマザーで周りに頼る人がいない」「シングルマザーで子どもに寂しい思いをさせていないか心配」など心配なことは伝えて下さい。
私も実際に相談されたことがあります。
そのお母さんからの相談があったからこそ、今の子どもの姿がよく分かりました。
情報がたくさんある方がいろんな援助方法が保育士にも出来ます。
その方が途中入園する子どもにとってはいいはずです。
なので、お母さんは「シングルマザーであるからこそ不安なこと」を伝えましょう。
これは子どもの為なのでどんどんしていきましょう。
子どもが保育園に慣れるまでは仕事を時短にしてもらおう
新しい環境、初めての環境は子どもにとっては不安でしかありません。
大人だって初めての環境で知らない人ばかりの環境で1日を過ごすと考えると「ストレスだな」と感じるはずです。
子どもは繊細なのでもっとストレスを感じています。
だから、保育園に慣れるまでは仕事を時短にしてもらい、子どもが保育園にいる時間が短いようにしてあげましょう。
ゆっくりと慣らしていくことが大切になります。
子どもが安心して保育園に通えるようになるのはお母さんが迎えにきてくれると分かるからです。
お迎えが来ると分かれば、子どもは長い時間でもお母さんを持っていられます。
安心できているので、保育園でしっかりと遊ぶことができるのです。
しかし、初めから長い時間保育園にいるようになってしまうといつお迎えが来るのかも分からない状態では不安しかありません。
他の子どものお迎えが来てしまうと「自分はまだかな」とどんどん心配になってしまいます。
そうならない為にも、初めは仕事を時短にしてもらいましょう。
初めが肝心なので職場に協力をしてもらいましょう。
子どもの緊張を解してあげよう
シングルマザーになると育児、仕事と全部1人でしないといけなくなるので毎日がとても忙しくなります。
そんな時に子どもの話を聞いてあげる時間なんてないかもしれません。
でも、子どもは保育園であったことを話したくた話したくて仕方がありません。
そんな時はちょっとでいいので子どもの話を聞いてあげる時間を作ってあげましょう。
その少しの時間が子どもにとっては大切なのです。
毎日10分でもいいので何もせずに話を聞いてあげることで子どもは緊張がほぐれます。
毎日行ったことのない保育園に連れて行かれて子どもは緊張しています。
つまり、心も身体も緊張しているということになります。
それを家でほぐしてあげることが大切になるので、話をしっかりと聞いてあげましょう。
そうすれば、明日も保育園であったことを「お母さんに話そう」「教えてあげよう」と思い、保育園に行くのが楽しくなります。
また、お母さんも子どもが保育園で何をしているか知れるので安心できるはずです。
今子どもがどう思っているかを知っておくことはとても大切なことになります。
まだ話ができない子どもは、一緒に触れ合って遊んであげるだけでも違います。
子どもの緊張をほぐしてあげる為にも、1日の間で少しは時間を作ってあげましょう。
ママ友を積極的に作ろう
保護者同士は、入園説明会や行事などで仲良くなったり、顔見知りになることが多いので途中入園になるとその機会がないのでママ友を作ることが難しくなります。
これでは保育園に知り合いがいないことになってしまうので何か聞きたい時に困ってしまいます。
他にも、子どもが仲良くしている親のことも何も分からないので休日に遊んだりなども出来ないことがあります。
そうならない為にも、ママ友を積極的に作りましょう。
まず、保護者同士も挨拶はきちんとすることが大切です。
挨拶から「最近〇〇ちゃんの名前よく出てくるんです」「〇〇くんのこと好きって家で言ってるんです」など子どもの話に発展していくことがあります。
子どもの話をする内に仲良くなり、連絡先を交換することもあるはずです。
また、お迎えの時に子どもが「まだ遊びたい」と駄々を捏ねた時に「今日は遅いから帰ろう」と言いたくなりますが、たまには遊ばせてあげましょう。
そこで保護者同士が話すきっかけにもなります。
お母さん自身も保育園にママ友が居た方が絶対にいいはずです。
子どもの為にもお母さんの為にもママ友を積極的に作っていきましょう。


楽しく通えるようにしよう
保育園は、1日の半分以上を過ごす場所になります。
今まで家にずっと居た子どもなら、初めて家以外で過ごすことになります。
そんな大事な場所だからこそ、初めが肝心になります。
最初に「ここは嫌な場所だ」と思ってしまうと行きたくなくなってしまうもの。
だから、お母さんも子どもも「安心して通える」ことが何よりも大切になります。
子どもが毎日泣いて保育園に「行きたくない」と言っていると、心配になりお母さんも仕事に集中できません。
そうならない為にも、保育士も一生懸命2人が安心して通えるように努力します。
みんなで協力して子どもが楽しく通えるようにしましょう。
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