子供が小学校に通い始めると、必ず耳にするPTA。
子供の成長のための大切な組織なのですが、役員を決める時期になると、保護者はみんな憂鬱になります。
役員になると、活動に長時間を費やすことになってしまうため、シングルマザーにとっては、簡単に引き受けられるものではありません。
実際、シングルマザーがPTA役員を断りたい時、なかなか上手な断り文句が思いつかず、どの様に断ったらよいのか対処法に困ってしまいます。
PTA役員を断りたい時の対処法を知りたいあなた。
今回は、シングルマザーがPTAを断りたい時の上手な断り文句と、わだかまりを残さない方法をご紹介します
シングルマザーがPTA役員を断りたい時の対処法
嘘は絶対につかない
シングルマザーがPTA役員を断りたい時に必ず取るべき対処法は、嘘は絶対につかないことです。
役員になることから逃げたいがために、相手の同情を買う様な病気や看病などの話を作り上げて嘘をついてしまうと、後々バレた時に大変なことになります。
子供が小学校を卒業するまでの数年間、顔を合わせなければならない保護者達とは、ちゃんとした信頼関係を築くことが大切なのですが、嘘をつくことで保護者達からの信頼を失ってしまいます。
PTA役員をできるのにもかかわらず、ただ単にやりたくないという理由だけで、わざわざできない理由を作り上げて逃げるのはやめましょう。
実際、PTA役員はとても厄介なものですが、子供のための組織だということを忘れない様にしましょう。
あやふやな態度をとらない
シングルマザーがPTA役員を断りたい時に、あやふやな態度をとらないことも大切です。
「できるかもしれません」とか「もし~だったらできるはずです」などといった、あやふやな態度をとるのは良くありません。
はっきりと断ることに気が引けてしまい、こういった中途半端な態度をしてしまう人は実際たくさんいるのですが、出来ないことは出来ないと、しっかり伝える必要があります。
保護者の中には、人に面倒なことを押し付けるのが上手な人もいるので、「できるかもしれません」という中途半端な言葉は、「じゃあやってください」と相手に言わせるきっかけとなってしまいます。
PTA役員なんかやりたくないと思っている人が多い保護者の中では、あやふやな態度をしている人はターゲットになります。
役員を決める担当者に相談してみる
PTA役員を決める選挙管理委員などの担当者に相談してみることも、シングルマザーがPTA役員を断りたい時の対処法です。
シングルマザーになって間もなかったり、子供が一人親だということを隠したがっている場合など、大勢の前でシングルマザーであることを公表したくない場合もあります。
この様な場合は、前もって役員決めの担当者と個人的に話せる機会を作り、シングルマザーであることを直接説明して、PTA役員ができない理由を話してみましょう。
PTA役員を務めているシングルマザーも当然いるのですが、実家が近所にあったり子供の面倒をみてくれる人が近くにいたりして、色々な手助けをしてもらっていることが多いため、自分にはその様な助けが全く無いということを、相手にきちんと説明しましょう。
シンママのPTA役員への上手な断り文句とわだかまりを残さない方法
時間に余裕がありません
シンママのPTA役員への上手な断り文句とわだかまりを残さない方法の一つ目は、「時間に余裕がありません」です。
「シングルマザーだから」という言葉は、それだけでは何も伝えることができません。
シングルマザーの経験がない人には、シングルマザーの生活は理解することはできず、漠然としたイメージしかありません。
しかも、シングルマザーでなくても夫婦が共稼ぎの家庭であれば、とても忙しいということに変わりないだろうと思われてしまいます。
旦那がいる家庭では、ある程度の家事や子育ては分担することができるのですが、シングルマザーには分担してくれる人がいないため、仕事、家事、子育て全てを一人でやらなければなりません。
朝から晩までの生活の流れを説明することで、PTAの集まりに参加できるだけの時間の余裕が全く無いということを、きちんと伝えることができるのです。
自分の収入で一家が生活をしているので仕事を休んだり早退することができません
「自分の収入で一家が生活をしているので仕事を休んだり早退することができません」というのも、シンママが使えるPTA役員への断り文句です。
PTAのミーティングに参加するためには、どうしても仕事を休んだり早退しなければなりません。
欠勤や早退は収入に大きく響くため、シングルマザーの収入のみで生活しているのであれば、当然、生活に支障をきたすことになってしまいます。
PTAはとても大切な組織なのですが、ただでさえ苦しい生活を、更に苦しくしてまで貢献することを強要する人はいません。
子供を一人で家に残してミーティングに参加することはできません
PTA役員への上手な断り文句に、「子供を一人で家に残してミーティングに参加することはできません」というものもあります。
小学校高学年であれば話は別ですが、まだ小さな子供に、長い間一人きりで留守番をさせることはできません。
子供連れでミーティングに参加することを許してもらえる可能性もありますが、小さい子供が長時間、一人で大人しくしていることはまずありません。
そして、ミーティングが夜に開催されるのであれば、子供の寝る時間が遅くなってしまうなど、子供の生活が乱れてしまうことになります。
子供の生活への影響が非常に大きいと分かっているのに、それでも無理にPTA役員を押し付けてくる人は絶対にいません。
できることには積極的に貢献すべき
PTAは子供のための組織なので、できれば色々と貢献したいのですが、シングルマザーの生活を考えると、PTA役員を引き受けることは非常に難しいです。
シングルマザーがPTA役員を断りたい時は、きちんとした対処法で断ることが大切です。
上手な断り文句を使い、誠意をもって対処しましょう。
今回自分ができなかった分は、誰かが代わりにやってくれています。
ですから、自分ができることには、できなかった分を穴埋めするために、積極的に貢献する様にしましょう。
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