シングルマザーになりたてがメンタルや体が壊れる時期だと言われています。
そこには様々な理由があり、出来るだけリフレッシュした状況を作らなければ、母親も子供も大変な境地に陥る可能性があるもの。
こちらでは、一人で抱え込むとメンタルや体が壊れる理由とリフレッシュする方法をご紹介しますので、特にシングルマザーになりたての方は参考にしてください。
自分の状態を知ることが平穏な暮らし、健康な生活を手に入れることに繋がります。
旦那と離婚してシングルマザーになりたてがメンタルと体が危険な理由
一人で全てを抱え込み過ぎるから
旦那と離婚してシングルマザーになりたてがメンタルと体が危険な理由は、一人で全てを抱え込み過ぎるから、というもの。
離婚が成立し、子供との生活が始まると、これまでの環境とは大きく変わります。
住む場所が変わったり、お金の使い方が変わったり、将来への不安も結婚していた頃とは変わるものです。
働くということを続けていたとしても、それが同じ職場で同じように働いていたとしても、気持ちの面は全く違います。
「私が一人で全部考えて行動を起こさないと」「全ての責任は私にある」と一人で多くのことを抱え込みやすい状況。
環境が変わるのはメンタルに大きな影響を与え、ストレスを蓄積させます。
心理学的にもそういわれています。
体も心も目一杯働かせていると、気付かない内にメンタルと体がボロボロになっていることも少なくありません。
子供を守るため、子供との未来を明るくするためにやっていることですが、シングルマザーとして気が張り詰めているので気付かないのです。
お金のことや将来のことが心配だから
お金のことや将来のことが心配だからというのも旦那と離婚してシングルマザーになりたてでメンタルや体を壊してしまう理由。
子供にとって保護者はあなただけ。
もちろん、元旦那からの養育費があったとしても、それらを上手く活用して生活を成り立たせるのはあなただけなのです。
その事実は変えることは出来ませんし、シングルマザーになりたてならば、まだ慣れないこともあり、手探り状態だということも少なくありません。
想像していたよりも大変、と感じることもあるはずです。
そんな時ほど、お金のことや将来のことが心配になります。
不安や心配は、マイナスの感情として心にあり、その結果、想像することは最悪のものばかり。
未来に期待が持てる時は、メンタルも強く、どんなことへも挑戦する意欲が芽生えるものです。
「もし私がいなくなったら子供はどうなるの?」「もし働けなくなったらどうすればいいの?」という不安は、まだまだ慣れない時期によく考えます。
メンタルが悪くなれば、それは体の不調として出始めます。
ストレスが起因となって引き起こされる病気もありますから、やはりシングルマザーになり立ての時期には気をつけなければなりません。
子供がいても孤独感を抱くから
子供がいても孤独感を抱くから、という理由でシングルマザーになって間もない女性はメンタルや体を壊してしまうことがあります。
別れたくて仕方なかった旦那と離婚し、人生を再出発させたのに、大好きな子供が側にいてくれるのに孤独感を抱く女性は少なくありません。
ギクシャクしていた家族でも、結婚している時には確かに「家族」がそこにありました。
何かあれば子供の両親として相談し合えた夫がいました。
周囲から見れば、幸せな家族だと思われていたこともあるかもしれません。
シングルマザーは、「何でも一人でやらないと」「このくらいは誰にも相談せずに出来るようにならなければ」と考える傾向にあります。
そのような心理状態が孤独感を呼び起こします。
孤独を感じると、気持ちが内側を向き、期待や楽しみを感じなくなるもの。
目の前のことでいっぱいになり、心の余裕を感じない結果に結びつきかねません。
その結果こそがメンタルや体を壊してしまう原因になります。
シングルマザーなりたての女性のメンタルや体が壊れる体験談
お酒を飲まないのに肝機能障害を起こし入院しました(30代/フリーランス)
22歳で2歳の子供を連れて離婚しました。
保育園に預けて、正社員として働く生活は変わりませんが、どこかで無理をしていたのかもしれません。
仕事中に急に立ち上がれなくなったのです。
同僚が急いで病院に連れていってくれて、様々な検査。
結果「肝機能障害」。
私はお酒も飲まないのに、どうして肝機能?と思ったのですが、お医者さんによるとストレスが原因になることもあるということで、シングルマザーになって4か月目ということもあり、一人で気負っていたのかもと思いました。
両親に頼らずに、出来るだけ一人でこなそうとして、リフレッシュも息抜きも一切なしの生活だったと、その時気付きました。
入院している間は両親が子供をみてくれたのですが、私が体を壊す方が多くの人に迷惑をかけるのだなと学びました。
子供ともっと関わりたいのに涙が出たりイライラしたり(40代/保険外交員)
シングルマザーになったのは5年前です。
子供は8歳になったところ。
自分のことは自分で出来る年齢ですが、やっぱりまだ甘えたい時もあります。
でも、子供ともっと関わりたいのに涙が出たりイライラしたりしていました。
浮気をした元旦那と離婚して、心穏やかに子供と生活が出来ると思っていたのに自分でも不思議で、子供の寝顔を見ながら「ごめんね」と呟く毎日。
そんな時に職場にいる先輩シングルマザーが自宅に子供を連れて遊びにきてくれたことがありました。
その時に言われたんです。
「シングルマザーになりたての頃は精神状態が落ち着かないよね、大丈夫?不安なこととか話を聞くからね」と。
何が不安で、どうするべきかも分からない私ですが、きっと心の奥底ではとてつもない不安を感じていたんだと思います。
この言葉で「私は一人じゃないし、相談できる人がいる」「心配してくれる人がいる」と分かり、ホッとしました。
そこからは、仕事が終わって自宅に帰ったら子供と一緒に家事をして、休みの日には二人で出掛るなど出来るようになりました。
今考えても、あの時の精神状態は鬱になってもおかしくなかったのではないのかな。
あなたも、急に涙が出たりイライラしたりしたら、人と接することをおすすめしますよ。
シングルマザーにおすすめの子供がいてもできるリフレッシュ方法
子供との散歩は太陽からのビタミンを吸収できる
シングルマザーにおすすめの子供がいてもできるリフレッシュ方法は、散歩です。
子供と近くを散歩するだけで、太陽からのビタミンを吸収できます。
太陽は心の万能薬と言われていて、特にビタミンの吸収を行うことで、メンタル面での不調や神経系を整える働きがあります。
住み慣れている町でも、子供のスピードに合わせて散歩をすると、まだまだ知らない情報がそこにあり、ワクワクした気持ちにもなり一石二鳥。
「あんなところに小さな祠があるんだね」「こんなところに可愛らしい雑貨屋さんがあるんだ」「鳥の巣を見つけた」などの気付きは心をワクワクさせます。
雨の日や曇りの日が続くと、気持ちがどんよりした経験があるはずです。
それは太陽を浴びていないことが原因で、神経系が整わずに、メンタルが壊れかけているから。
紫外線が気になる場合には、日陰でも十分に太陽からのビタミンを吸収出来ますので意識して取り組み、リフレッシュさせましょう。
子供との共通の趣味を持とう
趣味を持つことは、メンタルトレーニングとして活用されており、リフレッシュ方法として最適なものの一つです。
「子供がいたら趣味なんて出来ない」と思っているあなた。
これまでやってきた趣味は出来ないかもしれませんが、子供との共通の趣味を作れば、新しい発見にもなり、ワクワクした気分になりやすいものです。
また「趣味をするのにはお金がいる」という先入観は危険。
お金のかからない子供と取り組める趣味はいくらでもあります。
上記のような散歩もそうですし、自宅内を自分好みにDIYするものあり。
孤独になりやすく、付き合いが不足しやすいと言われているシングルマザーですから、最近流行りの絵葉書に子供と挑戦しても素敵です。
休日や平日の夜などの少しの時間でも、「早く取り掛かりたいな」「早くやりたいな」と思う趣味を持てたら、マイナス思考になりにくく、明るい気持ちで毎日を過ごせます。
何もしない日や時間を作って親子でのんびりする
リフレッシュ方法と聞くと「何かやらなくちゃ」と思いがちですが、実は何もしないというもの一つの術です。
シングルマザーは毎日忙しく過ごしています。
仕事に家事に育児、結婚している時よりも忙しく、負担になっているのは配偶者がいないから。
それは、無理をして体の不調をきたすだけではなく、自分を追いつめて、しっかりとリフレッシュできないことでメンタルを崩壊させかねません。
「今日は何もしない!」と決めても、気になってしまうことはありますから、平日の夜ならば「今日はお惣菜でもいっか」と思うことが重要。
一つでもやらなければならないことから解放された時を作りましょう。
ただし、何かを後回しにすると、それが気になって仕方なくなりますし、結局後になってやらなければなりません。
たとえば、土曜日の夜までにやらなければならないことは終わらせ、日曜日は子供と何もせずにゴロゴロしたりテレビをみたり過ごします。
掃除をしない、洗濯をしない、食事は前日の夕飯で残り物が出るように作れたら最高です。
リフレッシュ出来れば「また明日からがんばろう」と意欲が湧いてきます。
シングルマザーこそメンタルと体を整えて
気を張りやすく、責任を感じやすいシングルマザーではありますが、子供にとっても大切なママですから、メンタルと体を整えましょう。
メンタルと体を整えていれば、意欲も湧き、不安や心配事によって落ち込むことも少なくなります。
リフレッシュ方法を参考にし、迷いやすい状況も把握した上で、素敵な日々を過ごしましょう。
コメント