「旦那の浮気が発覚しました!不倫は治らないと言うし離婚するべきですか?」「子供がいるし、今回の浮気は見逃して再構築するべきでしょうか」とお悩みを頂きました。
旦那の浮気が発覚すると、怒りや悲しみと同時にこれからの夫婦生活の行方を決めるのはあなたです。
仮に、旦那が「好きな人が出来たから離婚して欲しい」と言われても、有責側の要求をあなたはのむ必要はないのです。
そこで、様々な家庭事情はあるでしょうが、旦那の浮気が発覚した時に離婚をするのか、再構築を目指すのか、子供がいたら考えたいことと判断基準をご紹介します。
一般的な判断基準ですから、あなたの夫婦関係、家庭環境に照らし合わせて答えを見つけてください。
旦那の浮気を知った時の正直な妻の心理
「愛している」「幸せにする」って言ったのに裏切られた!
旦那の浮気が発覚した時の妻の気持ちは「愛している」「幸せにする」と言ったのに裏切られた!というもの。
このパターンは、妻が夫からの愛を信じていて、浮気なんて疑いもしなかったタイミングでバレたシチュエーションでよく起こります。
「これからもずっと一緒にいたい」「彼のために妻として尽くしていきたい」という気持ちがあるからこそ「裏切られた!」という強い反発した思いを抱きます。
旦那からの言葉を信じ、これからも夫婦としてやっていくものだと信じていたとすれば、裏切られたことでショックを受け、次第に放心状態になる女性も少なくありません。
「これからどうしよう」「夫に対してどう接したらいいのか分からない」と心理状態が不安定になるケースも見受けられます。
「やっぱり男って浮気するもんなんだ」と諦めの気持ち
「やっぱり男って浮気するもんなんだ」と諦めの気持ちを抱くのも、旦那の浮気が発覚した時の妻の心理です。
どこかで「いつか浮気するかもしれない」「男は不倫願望を持っているらしい」という気持ちを抱いていたからこそ、まずは冷静にこのように感じます。
ただ、その冷静さは長続きしません。
紛れもなく浮気をしたのは、自分の旦那だという現実感を抱きます。
「男は浮気するって言うけれど、まさか自分の夫が…」と急に信じられない気持ちになるのは、少しずつ現実として旦那の不倫を感じたから。
冷静に最初は対応していたのに、急に泣き出したり怒りでいっぱいになったりするのは、状況を知ったり、詳しい話を聞いたりしながら、自分の身に起きていることだと実感するからだと言えます。
「どうして?」「なんで?」ととにかく疑問でいっぱい
旦那の浮気が発覚すると「どうして?」「なんで?」ととにかく疑問でいっぱいになる女性心理も一つ、挙げられます。
誰と、どこで、どういう気持ちで、どんな関係だったのか。
妻として知りたいことはたくさんあります。
既婚男性が浮気をし、それがバレた時に妻はそれらを聞く権利がありますし、黙られると探偵を雇ってでも真実に近づこうとします。
それは、浮気という事実の全てを知らなければ、これからのことを考えられないから。
ただ浮気をした、不倫をしたというだけでは、離婚なのか再構築なのか判断出来ないものです。
知りたいけれど、実際には耳にしたくないことばかりで、冷静に聞けないこともたくさんありますが、それでも知らなければならないという使命感で真実に立ち向かいます。
旦那の浮気が発覚して離婚してもおかしくない場合
旦那が浮気相手の元から帰ってこない
旦那の浮気が発覚して離婚してもおかしくない事案とは、夫が浮気相手の元から帰ってこない時です。
浮気相手の女性に本気になり、本宅であるあなたや子供の元に帰ってこないことがどういうことなのか。
気持ちは完全に彼女の元へ飛び、あなたと子供という自分の家族を蔑ろにしている状況であり、別居状態です。
別居する多くの夫婦は元の関係に戻りにくいと言われています。
それが、性格の不一致や価値観の違いによる喧嘩ではなく、浮気となると離婚してもおかしくありません。
「私のことなんてどうでもいいのね」「子供の成長に興味もないのね」と感じてもおかしくない状況を作っていると分かっていて夫はそうしています。
あなたが我慢強くて「今は彼女に気持ちがあるけれど、いつか自分の元に戻ってくる」と確信がなければなかなか待てるものではありません。
浮気を堂々としている状況ですから、旦那の腹も決まっています。
旦那がお金を入れてくれなくなった
旦那がお金を入れてくれなくなった、こちらの事案も旦那の浮気が発覚して離婚してもおかしくないものです。
不倫をする多くの既婚男性は、自分のお小遣いの範囲内、独身時代のお金を使って女性との関係を維持します。
時には、女性にお金の面で頼っている場合も少なくありません。
しかし、今稼いでいるお金を入れないで、自分で使っているということは、あなたや子供の生活を心配していないということ。
女性との関係、または生活に必要なお金があるということで、家族の生活よりも優先させています。
あなたに稼ぎがあった場合でも、子供と二人で暮らしていくには充分な金額ではない、安心できる貯蓄がないと旦那が理解している場合、もう夫婦としてやっていける次元にいません。
見捨てられたとあなたも子供も感じる可能性があるものです。
子供が不倫の真実を知り「離婚して欲しい」と思っている
子供が不倫の事実を知り「離婚して欲しい」と思っている場合、実際に離婚してもおかしくありません。
一つは、あなたが守るべきものは子供の存在や心だからです。
子供は、父親が浮気をしていることを知った時、とても傷付き、悲しみます。
「早く帰ってきて欲しい」「ちゃんと目を覚まして欲しい」と願うケースもありますが、父親に対して「汚い」「母親を傷つけて憎い」と思われることも少なくありません。
そんな子供の心が傷ついている状態で、子供が父親を拒否しているのならば、離婚をして守る術を母親として取ります。
もう一つは、もう元の家族には戻れないと悟るから。
あなたからの信用を失い、子供には「離婚して欲しい」とまで思われた父親が浮気をしたことを改心し、行動を改めたとしても、やってしまったことは取り返しがつきません。
また、傷ついた気持ちを修復するのはとても難しいものです。
また浮気するかもしれない、また裏切られるかもしれない、と帰宅が遅い度に、スマホを触っている度に子供もあなたも思う可能性を否定出来ません。
これでは健全な生活も元の家族も取り戻せないのです。
旦那が浮気してバレても再構築になる可能性がある場合
バレた時に彼女とすぐに縁を切り反省している
旦那が浮気しても再構築が見込める状況は、バレた時に彼女とすぐに縁を切り反省しているというもの。
やってしまったものは仕方ない、とあなたが思うことが前提ではありますが、すぐに彼女と別れられるのならば本気ではなかったということです。
遊びとまでは言い切れませんが、久しぶりの恋にドキドキしたり、想いを寄せられることが嬉しかったり。
ただ単純にこのような心理で、何となくズルズルと関係を続けていたと言えます。
また、不倫中もあなたや子供に対して罪悪感を抱いていたからこそ、反省をしきりにします。
「本当に悪いと思っている」「離婚されてもおかしくないんだ」と本人の口から聞くことが出来れば、再構築をして様子を見ても良いはずです。
離婚はすぐにでも出来ますから、あなたとして「もう一度彼を信じてみよう」と思えば、再構築への努力をしましょう。
一度の不倫で痛い目にあった男性は、家庭を大事にしようと一生ものの誓いを立てる人もいます。
一度きり、断り切れずにという状況での浮気
一度きり、断り切れずにという状況での浮気だと分かれば、再構築への選択肢が見えます。
「だったら最初から浮気なんてしないでよ」と思うのは当然です。
しかし、浮気をついしてしまう既婚男性の心理は複雑で「男として認めてくれて嬉しい」「男として求められたことに感動した」と思う瞬間があります。
その嬉しさや感動を長続きさせるために、一線を超えてしまうのです。
「上げ膳食わぬは男の恥」という言葉通りというわけではありませんが、目の前に快感を与えてくれる女性がいると魔が差すということ。
結婚し、夫として父親としての役割を一生懸命に果たそうと努力をしていても、ふと「自分は男なんだ」と考え、求められたいと思ってしまいます。
その心理を理解出来たならば、再構築をして、夫として父親としてだけではなく、一人の男として接することをおすすめします。
父親としての自覚を取り戻している
浮気が発覚して離婚ではなく、再構築があり得る場面は、父親としての自覚を取り戻していることが挙げられます。
実際に、女性と不倫をしている間は父親としての自覚が欠けています。
子供には自分の背中を見て育って欲しい、子供に恥ずかしい思いをさせたくないと思っているもの。
しかし、欲に負け、自分本意な関係を不倫という形で作っている最中の男性は、頭の中から子供の存在を消します。
完全に消し去るには大き過ぎる存在ですから、意識的に考えないようにしているのが現実です。
それが浮気が発覚し、現実に引き戻された時「なんてことをやってしまったんだ」「二度と同じ過ちを繰り返してはいけない」と思えば、父親としての自覚を取り戻します。
率先して子育てに参加し、子供に対して真摯に向き合い、情けない親父にならないような努力を始めたのならば、再構築をし、もう一度家族としての信用を取り戻すチャンスを与えても良いということ。
「現実に戻ってくれたんだ」「自分の立場を理解してもらえた」とあなたが思えたら、勇気ある決断を下しましょう。
旦那の浮気から離婚?再構築?子供がいるあなたに考えて欲しいこと
子供との生活をやっていけるのかどうか
離婚や再構築を選択する時に子供がいたら考えたいことは、子供との生活をやっていけるのかどうかということです。
「浮気なんて許せない!」と何も考えずに離婚したとします。
あなたの収入だけでやっていけるのか、あなたの仕事や環境と照らし合わせた時に、子供に不自由な暮らしをさせないかどうかなど、考えてみましょう。
浮気なんて絶対に許せないと思っていて、充分な貯蓄や収入があれば、迷うことなく離婚に進めます。
あなたや子供を蔑ろにするような男は、子供にとって影響が悪いし、許せない相手と生活をすることほど辛いことはありません。
しかし、子供との生活に不安があるのならば、少し離婚は待ちましょう。
再構築を視野に入れながら、いつ離婚になっても良いように生活や環境を整えるべきです。
再構築を選んでも「フラッシュバックが辛い」「やっぱり許せない」と離婚に踏み切る女性は珍しくありません。
そんな時のために、安定した食や居住地、実両親からの援助などについてどこまで可能か考えてみましょう。
子供の生活や養育の為だと浮気が許せなくてもATMとして受け入れられるのか
子供の生活や養育の為だと浮気が許せなくても夫をATMとして受け入れられるのかどうか、旦那の浮気で離婚や再構築を選択する時に考えましょう。
「浮気されたことは許せないけれど、旦那の収入があれば子供には何不自由ない生活をさせられる」「片親になるよりも両親揃っている方がいいだろう」と感じた時、旦那との再構築を選択します。
しかし、許せないことはいつまで経っても許せませんし、簡単に忘れられません。
子供のためにも仲良くしようとしても、浮気されたことが思い出され、辛い時期が続くケースもたくさん聞きます。
そんな時、旦那はお金を生み出してくれる機会でありATMだ、くらいに割り切れるのかどうかです。
憎しむ気持ちばかりでいるよりも、子供がいるのですから、どこかで割り切った方が上手くいきます。
夫婦としての絆は絶望的ですが、子供を養育するパートナーとしてはお金で繋がることが出来るのです。
あなたの気持ちはどこに向いているのか
あなたの気持ちはどこに向いているのか、こちらも大事なことです。
離婚や再構築かを選択する時には、子供のことばかり考えてはいけません。
子供は幼い時から、母親の気持ちや感情には敏感です。
母親が悲しい時や辛い時を敏感に察知し、何となく優しくなったりお利口になったりしたと感じた経験があるはずです。
「子供のためには父親がいた方が良い」「私が我慢すれば子供のためになる」と思って再構築を選択しても、実は子供に悪影響を与える場合があります。
無理した母親ではなく、気持ちがすっきりし、心から笑っている母親を子供は求めています。
子供のことをもちろん考える必要はありますが、その際、自分の気持ちの方向性を無視してはあなたも子供も不幸になります。
あなたの決断は間違っていません
旦那の浮気が発覚した時、夫婦の数だけ選択肢があるものです。
ややこしい家族関係、簡単に離婚できない繋がりなどもあり、一概に「○○だから離婚しなさい」とは言えません。
しかし、こちらでご紹介した離婚や再構築についての判断基準は、一般的なものでありながら、必ず立ち止まって考えるべき事柄です。
感情だけで決められないのが夫婦の行方ですから、旦那に浮気をされて気持ちが揺さぶられても、早めに冷静に考えられる自分らしさを取り戻しましょう。
あなたがどんな判断をしても、一生懸命に子供のことや自分のことを考えたのならば間違ってはいません。
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