シングルマザーの生活を一言で表すなら、“大変”と多くのシンママが答えると思います。
子供一人を養うのは簡単とも言えませんが、子供の人数が増えればその分シングルマザーの負担は大きいもの。
自分や子供のために新たな人生を歩み出したのは良いものの、仕事や育児を一人でこなす日々は時間の余裕もなく金銭的にも厳しいのが現実です。
2人の子供を育てるシングルマザーは一人っ子を育てるのとは違った喜びや楽しみも多くありますが、大変なことも考えなくてはならないことも必然と2倍に。
今回は“シングルマザーが子供2人を育てるときに考えて欲しいこと”と、“子育ての大変さを笑顔に変える方法”をご紹介していきます。
シングルマザーが子供二人を育てる時に考えて欲しいこと
子供と過ごす時間
シングルマザーが子供二人を育てる時に考えて欲しいこととして、子供と過ごす時間が挙げられます。
女手一つで子供を育てるシングルマザーは、「仕事が忙しくて時間の余裕がない」「休みの日は溜まった家事をするので手一杯」「疲れているから寝てしまう」など、子供と関わる時間が作れないと悩むことも多いはず。
一人っ子であれば「寂しい思いをさせている…」と実感する人も多いかもしれませんが、それは子供2人でも同じだということを忘れてはいけません。
兄弟がいればいくらかお互い支え合って寂しさを紛らわせることができたとしても、子供は子供
であって少しでも多く母親と過ごせる時間を望むもの。
シンママにとって生きていくため、子供を育てていくためには仕事も家事も大切なことはもちろんですが、子供と過ごす時間について改めて考えてみることも大切です。
子供の健やかな成長と幸せのためには母親の愛情は必須であり、親子のコミュニケーションと触れ合いはひとり親であるからこそ何倍も必要となります。
子供が2人いるのなら一人一人と向き合う時間をほんの少しでも良いので作ってみて下さい。
忙しいシングルマザーは子供と過ごす時間を作るにも限りがあるかもしれませんが、たとえ短い時間であっても子供にとっても母親にとっても必要な心の休息と安定となるのです。
我が子の将来設計
我が子の将来設計は、シングルマザーが子供二人を育てる時に考えて欲しいことの一つです。
シングルマザーとして子育てをしていれば子供の成長と共に将来のことも視野に様々な準備が必要となります。
子供が小さいうちは実感も負担も少ないですが、「まだ先のことだし…」と高を括っていては後になって焦って後悔することも少なくないのです。
子供が2人ともなれば食費や衣料費をはじめとした生活費はもちろん、子供の進学や習い事にかかるお金も増えるのですからしっかりとした計画を立てておかなくてはなりません。
我が子の将来設計はシングルマザーとなる時点で最低限考えておくべき仕事や生活にも直結する事柄であり、子供を守り育てる親としての責任でもあります。
早め早めの計画と行動は自分自身の負担を軽減させる方法でもありますから、子供2人を立派に育てあげるためにも養育費や手当、国や自治体等の支援策等で利用できるものは全て活用しながらその都度ベストな選択をしていきましょう。
ひとり親としての覚悟
シングルマザーが子供二人を育てる時、“ひとり親としての覚悟”を今一度考えてみて欲しいと思います。
離婚してシングルマザーになると決めた時点で多くの女性は一人で子供を育てぬく覚悟を決めていると思いますが、仕事の忙しさや子供二人を抱えての生活の苦労から次第に覚悟が意地へと変わっている人は多いもの。
自分が思うことを何としてでも推し進めようとする気持ちも努力も否定はしませんが、根性や意地だけではいつか疲弊して心が折れてしまうことがあります。
ここでお伝えしたいのは“ひとり親としての意地”よりも、不利な状況や困難なことも受け止める心構えとして“覚悟を持つ”方が良いということ。
シングルマザーにとって子供一人を育てるだけでも多大な労力がかかりますから、子供二人なら尚更です。
“ひとり親としての覚悟”を持つということは、ただがむしゃらに働いて子育てをするのとは違い、逆境をも受け止めて冷静な考察と判断で対処していくということだと私は思います。
意地と覚悟は違います。
無理を続ける意地よりも受け止めて道を切り開く覚悟の方が、シングルマザーが子供二人を育てるために大切なのです。

子供二人を育てる時の大変さを笑顔に変える方法
一度立ち止まって考える
一度立ち止まって考えるというのが、子供二人を育てる時の大変さを笑顔に変える方法として挙げられます。
シングルマザーは子育てや仕事に追われる毎日で、疲労やストレスからイライラしてしまうこともあるはず。
しかし、「忙しいのに」「なんで言ってもできないの?」「私がダメなのかな…」と、母親なら誰しも子育ての過程で悩み戸惑うのは当然のことですから、そこで自分を責めたり無理に追い込むことはありません。
子育てはまだ発達途中の子供を相手とするため意思疎通が出来るようになるのも、自分のことは自分で出来るようになるのも、その子の成長スピードによって異なるため時間がかかるからです。
「子育てが大変」「なんで上手くいかないんだろう」と思った時は一度立ち止まって自分や子供のことを落ち着いて考える時間が必要と言え、気持ちの切り替えと対処には冷静さと心の余裕が求められます。
イライラやモヤモヤを抱えたままではいつまで経っても子育てに苦労ばかりを感じてしまい、あなたの負担は増すばかり。
一度立ち止まって考えることは、子供2人を育てるシングルマザーのみならず悩みを抱える人にも重要な心の休息です。
少し心を休ませれば「そこまで思いつめなくても良かった」「難しく考えすぎてたのかも」と、頭も心も楽になって自然と笑顔が戻ってきます。
完璧を求めない
子供二人を育てる大変さを笑顔に変えるには、完璧を求めないことが大切です。
ご飯に着替えに宿題や喧嘩の仲裁など、「子育ては毎日が戦場のようなもの」と考える母親は多いと思います。
そして子供二人を育てるシングルマザーであればそれらを含めて生活費を稼いで家のこともやり繰りと、両親家庭や一人っ子を育てるシンママよりも大変なことが多いはず。
「一人前に育てなきゃ」「周りに何も言わせないくらい頑張らないと」と、何でもかんでも自分一人で抱え込んでしまっては心も体もいつか限界がきます。
笑顔は楽しい時や嬉しい時など心に余裕があってこそ自然と表れるものですから、上手くいかずに落ち込んだりイライラしていては子供の成長をしっかり見守ることも良い方向へのマインド切り替えも当然叶いません。
仕事で手を抜くことはできませんが、家事や育児はあなたの工夫次第でちょっと肩の力を抜くことはできます。
子供の年齢によってお手伝いをお願いすれば我が子と関わる時間も増えますしその子の自立にも繋がり一石二鳥。
毎日掃除洗濯ができなくても休日や余裕のある時にすれば仕事から帰った後も時間に追われる心配も負担も減る為、子供二人とゆっくり親子の時間を過ごせるのです。
完璧な人間などそういるものではありませんし、「これくらい仕方ない」「完璧じゃなくても大丈夫」と吹っ切れることで心が軽くなり、シングルマザーとしての大変な生活にも笑って対処出来るようになります。
息抜きの時間を作る
息抜きの時間を作ることも、シングルマザーが子供二人を育てるときに大変さを笑顔に変える方法の一つです。
金銭的にも労力面でも、子育ては人数が増えればその分負担は大きくなります。
我が子の為に汗水流してがむしゃらに働くシングルマザーは、おしゃれに気をつかう余裕も自分自身のために割く時間もなかなか取れないと言う人が多いもの。
ですが、二人の子供を育てながらいつも忙しく動き回るシングルマザーだからこそ、笑顔で日々の大変さを乗り越えるために自分を労う息抜きの時間を作ることが重要と言えます。
「子供が言うことを聞かないのは母親として至らないからかも」「毎日忙しくて思うようにいかない」「休みの日も動いてばかり」と、母としてシングルマザーとしてのプライドや責任を重く背負い込んでいては、ネガティブな思考ばかりが巡って悪循環から抜け出せなくことも少なくありません。
二人の子育てと仕事の両立で丸一日ゆっくり休むのは難しいと思いますが、子供を寝かせた後や仕事が早く終わった時、休みの日に動き出す前の1時間でもかまいませんから自分のためだけの息抜きの時間を作ってみて下さい。
子供を第一に考えるのは当然ですが、自分のことを疎かにしていては子供を幸せにすることなんて出来ないのですから。
子育ての大変さの中でも自分を労わる息抜きの時間があることで、笑顔でイキイキとした生活を送ることが出来るのです。


自分自身の頑張りを認めてあげましょう
シングルマザーにとって子供が一番であることは当然であり、独り立ちするまで何がなんでも守り育てぬくと心に決めて頑張っているママさんは多いと思います。
しかし、子供二人を育てるシングルマザーならばそのぶん仕事や家事に子育てと大変なことも増えますから
、一生懸命頑張るのも大切ですが偶には肩の力を抜くことも必要です。
疲労やストレスで苛立ちや落ち込むことがあると思いますが、忙しさに振り回されて自分を大事にできていないと後々子供へと影響を及ぼす可能性もあります。
子供の幸せのためには、まずあなたの心と体の健康から。
活き活きと働き、子供と笑顔で生活できるよう少しでも自分を労う時間を作って自分自身の頑張りを認めてあげましょう。
完璧じゃなくても大丈夫、少し休んでからまた頑張れば良いのです。
この記事が少しでもお役に立ち、あなたとお子さんが笑顔溢れる毎日を過ごせるよう願います。
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