あなたは今、お互いの連れ子との生活に直面し、どのようにしたら上手くいくのかと頭を悩ませているかもしれません。
連れ子がいる物同士の再婚は、期待と不安が常についているものです。
ですが、シングルマザーで一人で頑張ってきたと頃とは状況は一変し、一緒に乗り越えていける家族が増えた事はあなたの人生に大きなプラスとなっていきます。
今回は、再婚が上手くいくために、あなたの不安を一緒に取り除いていく手助けをしていきます。
連れ子がいる者同士で再婚する時のシングルマザーの不安
お互いの連れ子同士の相性が合うのだろうか
連れ子がいる者同士の再婚で、シングルマザーが不安に思う事の一つに、お互いの連れ子同士の相性が合うのだろうかということがあります。
連れ子の年齢にもよりますが、小学校低学年頃までの子供同士の場合ですと、まだまだ親の手が必要になってきます。
お互いの物の貸し借りや、その時の感情で喧嘩をしたり泣いたり、意地悪をしたりすることもあります。
これまで、育ってきた環境も別々で、性格も様々な子供同士が「二十四時間共に過ごす」というのは子供にとっても大きなストレスになることもあります。
大人の方も、最初は相手の子供に遠慮がでてしまい、自分の子供ばかり強く注意してしまったり、物の貸し借りなんかでも「貸してあげなさい」と状況も見ずに言ってしまったりすることが見受けられます。
そうすると、子供の方は「なんで自分ばかり・・」と思うようになってしまいます。
このようなことは比較的、子供を取りまとめる母親側の子供に多い傾向がありますので注意が必要です。
相手の連れ子との関係性が上手くいくかどうか
次に不安要素になる点として、相手の連れ子との関係性が上手くいくかどうかということがあります。
思春期の子供をもつ相手との再婚となった場合、子供の性別に対しても気をつけなければなりません。
特に思春期の女の子が連れ子でいる場合は、お風呂の時間や、洗面所の開け閉めなど細かい点においても配慮が不可欠です。
その点は事前に相手と話をし、連れ子に対する注意点をあらかじめ聞いておく必要があります。
年齢に関係なく、連れ子とうまく話せなかったり、心を開いてくれない場合は、無理に心の隙間に入っていこうとせずに時間をかけてうまくスキンシップを取っていってください。
生活に慣れ始めてくると、相手が自分の子供に関心を持ってくれてないような気がしてくる時期があります。
そして、生活をする中で、お互いの思いや感情がすれ違い、悶々としたその矛先が子供に向いてしまうこともあります。
母親の方は褒めることも、叱ることもほとんど一人でやらなければならず、ストレスも溜まっていきますがそれは当然のこと。
自分の子供を育てるのも一苦労なのに、連れ子となればストレスが溜まるのは当たり前のことです。
基本的なしつけや、叱る事の主な部分は実親である相手にやってもらうぐらいの気持ちでよいので、その辺りはしっかりと相手に伝え、解決していくようにします。
周囲からどうみられるのか気になってしまう
こちらも、母親側に多い悩みになりますが、学校の行事や買い物など実子と連れ子を連れて出歩く機会が当たり前のようにやってきます。
父親側は働きに出ているのでわからないことも多いと思いますが、こういった「連れ子同士の再婚家庭」を色眼鏡でみてくる方は本当に多く、面白おかしく話題にする方が沢山います。
その度に嫌な思いをするかもしれませんが、そんな時は子供たちの顔をみてください。
不思議な物で子供はものすごく柔軟性があり、どんな環境や境遇でも意外と何事もなく過ごせているのです。
母親は、私たちは幸せですと胸を張って堂々と過ごす以外にできることはありません。
この辺りは時間と共に消えていく悩みですので心配せず堂々としていてください。
それでも悩んだ時は心をさらけ出せる友達に悩みを話してストレスを溜めないようにしてください。

連れ子がいる者同士の再婚での注意点
相手にやってもらおうと思いすぎない
連れ子がいる物同士の再婚では、相手に求めすぎる傾向があり、「自分の子供にだけやってくれない」と劣等感を抱くケースが多いですが、解決策としては「相手にやってもらおうと思いすぎない」ことです。
相手の子供同様、自分の連れ子も同じように分け隔てなくみてもらいたいのは山々ですが、あなたは相手がどこまでやってくれてめきっと満足に思わないのです。
それが、連れ子と実子の見えない壁なのです。
表面上は分け隔てなく過ごしていても、時には自分の子供にだけ笑顔が出てしまうこともあります。
常にアンテナを張ってみていると、みたくない部分までみてしまうこともあります。
ですが、それはあなたにもいえることなのです。
相手の連れ子と自分の実子、全く均等に愛情を注げているでしょうか。
仲睦まじい家族で過ごしていくためには、様々なことを黙認する器の広さも必要です。
「アンテナを張って差を見つけ出す」のではなく、
子供の表情や態度をみて、良好な関係なのかそうでないのかを判断する方が的確です。
まずは子供の事を第一に考える
連れ子がいる物同士の再婚であっても、恋愛感情をもって結ばれた二人ですので、二人で過ごす時間も大切にしたい時期だとは思いますが、まずは子供の事を第一に考えることを忘れないでください。
二人が仲良くしているのをみるのは子供にとっても嬉しいことですが、長い時間二人の世界を作ってしまうと子供は間に入れなくなってしまいます。
「子供は子供で遊んでて欲しい」と思うかもしれませんが、子供は色々なことに敏感です。
居心地の良い空間を作ってあげられるように心がけて下さい。
話し合いや喧嘩も同様で、子供の前では極力揉め事は避けるようにします。
子供の起きている時間は家族の時間を大切にし、二人の時間や話し合いなどは子供が寝た後にするようにしてください。

金銭面や祖父母との関係においての注意点
再婚した後の金銭面の注意点についてですが、再婚をしただけではあなたの連れ子に配偶者の相続権はありません。
逆の場合も同じことになりますが、あなたがもし仮に亡くなった場合も同様に相手の連れ子に相続権はないのです。
血の繋がった元の親からの相続権に関しては離婚して離れて暮らしていようと常に残っています。
再婚後に生活していく上での金銭面の事、この先子供たちが関わってくるだろう金銭面の注意点などは生活していく上でとても大切な事です。
血の繋がらない子供を、今の再婚相手との相続人にするためには再婚相手と子供を養子縁組する必要があります。
この辺りの法律上の事についても必ずきちんと下調べをし、しっかりとした知識を身につけておく必要があります。
後々になって揉め事にならないように再婚相手としっかり話し合っておいてください。
祖父母との関係性においても、最初からスムーズに受け入れてもらえる場合とそうでないケースと両方の可能性があります。
最初こそうまくいっていても、のちに関係が歪んでいくケースもあります。
自分の両親の事は自分がまとめ役に徹するという気持ちで上手くいくようにし、たとえ時間がかかっても理解してもらえるようにしてください。
連れ子の良いところを、話したり見せたりする事で少しづつ両親の気持ちにも変化が見えてくるものです。
お互いの「あきらめない気持ち」が今後の子供達の暮らしやすさを作り出していく事になります。

連れ子がいる物同士の再婚は思いやりを忘れずに
離婚をして苦しく寂しい思いから抜け出し、再婚をスタートさせるあなたですが、この先もしばらくは再婚生活に悩み苦しむ日々が待っているかもしれません。
ですが、今回の悩みや苦しみは決して後ろ向きではなく「明るい未来」への悩みだということを忘れないでください。
新しい生活を始めるために、悩んだり、話し合ったり時間をたくさん使ってください。
間違えたら修正し、乗り越えながら少しづつ進んでいけばいいのです。
お互いがお互いを思いやる気持ちを持ち続けることで、幸せな生活を送っていけるのです。
コメント