シングルマザーがこれだけ増えている現代でもまだ、シングルマザーの貧困問題が取りざたされています。
「いくら働いても収入が増えない」「貯金がない」「急な出費に対応出来ない」など。
幾度もそんな不安を感じているので、がむしゃらに働く生活をしているシングルマザーは少なくありません。
こちらでは、シングルマザーが陥りやすい貧困の理由とがむしゃらな生活は貧乏の元になる原因についてお伝えします。
少しでもお金を生み出す方法や考え方も併せてお伝えしますので、貧困や貧乏で悩まない生活を手に入れましょう。
日本のシングルマザー貧困問題について
まだまだ男女格差がある
日本のシングルマザー貧困問題について語られる時、まだまだ男女格差があるという議論が湧き起こります
実際に、シングルマザーでなくても女性というだけで収入が低かったり、思うように仕事ができなかったりすることは珍しくありません。
キャリア思考でバリバリ仕事をする女性でも、思ったよりも出世が出来ないなんてことも。
結婚や出産、育児に携われば、降格させられたり、時には辞職に追いやられたりすることもいまだに聞きます。
シングルマザーであるならば、「子供が熱を出したら誰が見るんだ?」「急な休みは困るんだ」と言われ、肩身の狭い思いをしたこと、筆者も体験しています。
それは暗に日本に深く根付いている男女格差が問題です。
そんなつもりがなくても、ナチュラルに「女が下」と言う人もいますし、女性の中にも少なからず男の方が上という意識を捨てきれないところがあるようです。
偏見による問題
偏見もシングルマザーの貧困問題の一端を担っているように感じます。
離婚件数は年々増加していて、離婚する夫婦は珍しい存在ではありません。
子連れで離婚し、シングルマザーとして奮闘している人も周りに一人や二人ではないはずです。
当たり前の存在としてそこにいるのに、まだ偏見の目で見られてしまいます。
シングルマザーでも、親の手を借りて、行政の手を借りて工夫をしながら何不自由ない生活をしている人はいますが、母子家庭というだけで「生活が大変なんだろう」「子供の体調が悪くなれば仕事をすぐに休むのだろう」と思われている部分があるのも事実。
もちろん、一人で子育てを頑張っているママを応援する人や企業は増えていますが、まだまだ小さな輪で見ると偏見を持たれています。
その偏見は、「仕事が決まらない」「仕事はあっても正社員になれない」など弊害を生ませます。
これまで多くのシングルマザーが満足のいくサービスのない中で一人で背負い込み、やってきたという過去があるからかもしれません。
世の中はどんどんシングルマザーに優しく変わっていますので、個人個人の意識も変わって欲しいところです。

養育費の未払い
子連れで離婚をした場合、元旦那からの養育費が生活の一部となります。
離婚しても元旦那には子供を養育する義務が発生しますので、お互いの取り決めの中で養育費の金額を決め、支払いを受けます。
離婚する際に、養育費を一括でまとめてもらえた場合は良いのですが、毎月などの分割でもらう際には、途中で支払いが滞る事案が多発しています。
元旦那にも生活があるでしょうが、それはお互い様です。
無理な金額ならば、交渉すればいいのです。
しかし、連絡もなく、勝手に養育費が未払いの状況を作り続けると、シングルマザーと子供は貧困になってしまいます。
今は、養育費が未払いになった場合、行政として動いてくれる自治体があったり、助けてくれる弁護士さんなどもいますので、上手く活用しましょう。
そのためには、離婚する際にきちんとした取り決めを行い、裁判記録や公正証書として残しておくことをおすすめします。
自分たちの生活を困窮に招かないためにも、対処を最初からやっておくべきです。

シングルマザーが陥りやすい貧困の理由
がむしゃらに昼夜問わず働くから
シングルマザーが陥りやすい貧困の理由は、がむしゃらに昼夜問わず働くからです。
朝から晩まで働き詰めならば、それなりの収入にはなるかもしれません。
しかしこの場合、毎月決められた収入での仕事の場合ではありません。
バイトやパートの掛け持ち、或いは副業といった部類のもので、疲労やストレスが溜まった時には体調を崩しやすく仕事に穴をあける可能性のある働き方です。
若い内は、体力勝負で長時間働けるかもしれませんが、多くの場合、若いシングルマザーの子供も年齢が低いもの。
幼い子供を置いて、昼夜問わず働くわけにいきません。
実家などを頼って働けたとしても、いつまでそのような働き方が出来るのか疑問ですし、体力が低下した時には、どうしても長時間働けなくなるもの。
生活や子供のことでお金がかかる時期に目一杯働いたとしても、自分の老後や子供が大きくなり、大学進学などを目前とした時には心配になる収入になるのです。
手に職があれば、このようなことにならないのかと言えばそうではありません。
手に職があったとしても、未就学児を育てていれば、保育園の迎えの時間を気にしなければなりませんし、小学生や中学生になっても今のご時世、子供だけで自宅にいさせるのは不安ですから、残業はなかなか出来ないものです。
昼夜問わずに働くことで、目先のお金に捉えられているとも言えます。
気持ちに余裕がない・周囲を見渡せていないから
気持ちの余裕がない、また周囲を見渡せていないからという理由でシングルマザーの貧困に陥る可能性があります。
一人で生活を成り立たせ、一人で子供を育てる。
そう考えただけで、気が張るものですし、大きな責任を感じます。
「この子には私しかしない」と思えば、一人で何でも抱えなければならない心理にもなるもの。
それは結果的に、気持ちに余裕がない状態に陥り、周囲を見渡す力を失います。
貧困にならない、ある程度安定した生活をするためには、上記のようにがむしゃらに働くのではなく、手に職を持ったり、あなたにしか出来ない仕事をしたり、多くの人に求められたりしなければなりません。
今は、学歴よりも個々の能力を求められる時代になっています。
取り組む仕事に対して、あなたが何をして、どのようなことを求められているのかを知る必要があるのです。
そのためには、母子家庭としての責任を感じつつも、生活や子育てとは一線を引いて、仕事や収入、キャリアなどについて考えるべきです。
子供がいることでチャンスを逃してしまうことがあるから
子供がいることでチャンスを逃してしまい、貧困に陥ることがあります。
決して、子供の存在を邪魔だと言っているのではありません。
親という生き物は、時に自分のことよりも子供を優先しなければならない瞬間が訪れます。
昇進の話があり、そのためには数日間に渡る出張や研修を受けなければならないという場合、子供が学校で悩みを抱えていたり、母親を求めていたりすると、どちらを選ぶのか…
命にも代えがたい子供の存在を無視してまで、昇進を選ぶ人は多くありません。
タイミングによっては、お金よりも子供の存在を大事にしたいと強く思う瞬間が多々あるということ。
子供のケアは最終的には親がしますし、したいと思うものです。
チャンスだと思っても、「今ではない」「また次のチャンスまでがんばろう」と考えます。
少しでもお金をシングルマザーが生み出す方法や考え方
子供との時間で癒しをもらいながら隙間時間で稼ぎだす
少しでもお金をシングルマザーが生み出す方法や考え方は、子供との時間で癒しをもらいながら隙間時間で稼ぎだすというもの。
今はクラウドソーシングでの働き方が注目されており、副業として多くのシングルマザーが収入を手にしています。
在宅でできる仕事、あなたが得意とする分野がクラウドソーシングの中にあるのならば挑戦するべきです。
在宅での仕事ですから、子供と過ごす時間を大切にしながら、大事な時間を一緒に過ごせます。
がむしゃらに働き、気付いた時に子供が成長していたとなると親として切ないものです。
お金を生み出しながら、子供との時間で癒される、シングルマザーにおすすめの働き方。
仕事をしながらでも、子供が寝静まった後の1時間程度作業するだけで、ひと月に換算すると1万円以上の収入になることは少なくありません。
特にクラウドソーシング「ランサーズ」は、様々なジャンルを扱っており、一部上場企業として信頼できるもの。
登録は無料ですから、あなたにできる在宅での仕事がないか探してみましょう。

貯蓄があれば資産運用をする
あなたに貯蓄があればそれを資産運用する手段も視野にいれましょう。
資産運用は、年金をもらいながらでも、高齢者になった時には一人あたり2,000万円の現金がなければ生活が出来ないと厚労省から発表された時にも話題になりました。
株や投資を思い浮かべる人も少なくありませんが、そんな難しいことは必要ありません。
積み立てができる保険に入ったり、NISAなどに興味を持ったりしても良いもの。
銀行に預けているだけでは、お金は増えない時代ですから、あるお金をどう増やしていくのかが重要です。
もちろん、今は資産運用をする元手がないという場合でも、いつかのために貯蓄をしましょう。
資産運用は何歳になってからでも始められます。
保険会社、銀行などでは元本が保証されている投資のサービスはいくらでもあります。
知識をつけるだけでも財産になりますから、この機会にちょっとだけでも興味を示してください。
キャリアアップに繋がる資格などを取得する
シングルマザーとして貧困に陥らずに、ちょっとでもお金を生み出す方法や考え方は、キャリアアップに繋がる資格などを取得すること。
事務員として働いていれば、ひと月の所得が20万円を切っているという人は世の中に多いものです。
「事務仕事だから仕方ない」と思っていては、あなたの収入は上がりません。
事務員ならば、簿記の資格を取ったり、経済の勉強をしたり、キャリアアップに繋がる資格や知識を身につけることは、会社にとっては大きな財産であり戦力です。
あなたの存在が会社から強く求められるものになり、その価値は収入に反映されます。
実際に、資格を取れば手当として収入に含まれるケースが多々あります。
一つのことを続けると同時に、極めるという意識を持てば、「自分にしか出来ない仕事は何か」「会社が求めているものは何か」と考えられるようになります。
その結果、あなたの行動力に繋がり、シングルマザーであっても、安定した収入を毎月得られるようになり、貯蓄も増えます。
安定した生活は気持ちの余裕にも繋がりますし、向上心を持ち、子供との生活と共に仕事を楽しく思えるようになるものです。
決められた時間の中で働くことで、がむしゃらに昼夜問わず働くなんてことはなくなります。


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体を壊したら元も子もありませんよ
一人で子供を育てていく、生計者になって家族を支える、とても精神力も体力も必要なことです。
しかし、がむしゃらになるあまりに働き過ぎたり、周囲を見渡す力を失ってしまったりすると体を壊してしまいます。
母親であるあなたが体を壊したら元も子もありません。
可能限り、少しでも安心した未来を親子で歩めるように、今できることに取り組んでいきましょう。
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