「ロミオメール」とは、かの有名な「ロミオとジュリエット」で愛するジュリエットへの思いを語るロミオのように、歯の浮くようなセリフを男性が女性に対して送ってくることを言います。
最近はそんなロミオメールを受け取る女性が増え、シングルマザーの中にも元旦那からの勘違いや俺様的な内容のメールを送られ来る人が多くいるのです。
はたから見れば面白いものですが、実際に送られてくるとなればいい迷惑でドン引きもの。
今回は元旦那の面白ロミオメールの代表例をご紹介し、離婚して後悔した元夫の真意や求めていることについてお話していきます。
元旦那からのロミオメールに戸惑っている方や悩んでいる方はメールの特徴や真意を見極め、対策方法の参考にしてみて下さい。
元旦那の面白ロミオメールの代表例
自分に酔いしれるポエム系
元旦那の面白ロミオメールの代表例として、自分に酔いしれるポエム係があります。
「最近どうしてる?別れてから時間が経ったけど、最近○○のことが夢にまで出てくるよ。○○は俺の
中で特別な存在ってこと?分かってたはずなのにな。ありがとう、一緒にいられた時が一番幸せだっ
た。でもごめん、君じゃなきゃ俺は幸せになれない。」
「俺らが出会ったのって偶然って言ってしまえば簡単だけど、必然だったと思うんだ。人の縁は何かしらの理由があるって言うだろ?そうやって出会った俺たちはすれ違いも必要だったってだけで、切れない絆で結ばれているんだよ。俺が今もお前を思っているのがその証拠だから、またやり直せる。」
自分に酔いしれるポエムメールは短文のものから面白大作とも言える長文、文章と共に心情を演出する為にわざわざ音楽を添付されたものまで様々。
「こんなに君を思っている俺って可哀そうだろ?」「これだけ俺に思われてる君は幸せ者だよ」という、自分を悲劇のヒロインならぬ悲劇のヒーローと思い込んでいる節があります。
送られる側からすればいい迷惑でしかなく、「今更言うな!」「それだけ思ってるなら元から努力しろよ」というのが本音です。
付き合いたての初々しい時期ならばいざ知らず、いい年して終わったことにいつまでも酔いしれるポエマーな元旦那の姿は滑稽としか言いようがありません。
ご都合主義の俺様系
ご都合主義な俺様系メールは、元旦那の面白ロミオメールとして挙げられます。
「強がって連絡してこないから俺からしてやるよ。そろそろ寂しくなってるだろ?謝るなんてお前の性格じゃ無理だろうから、笑って許してやれる今のうちに戻って来いよ。どうせ次の相手なんて見つかりっこないんだから先のこと考えて賢い選択した方がいいぞ。」
「この前街中で男と歩いてるの見かけたけど誰?相変わらず地味な恰好してたけど俺には一発で分かったから。そんなに相手してほしいなら時間作ってやるから電話してこい。俺がいなくて寂しいのは分かるけど、見栄張って新しい男がいるとか嘘つくなよ?(笑)」
俺様系ロミオメールを送ってくる元旦那は結婚期間中からDVやモラハラや浮気などをしていた人も多く、ご都合主義で自分の勝手な解釈で事実を捻じ曲げる傾向にあります。
離婚原因が自分にあるとは微塵も感じておらず、“我が儘な元妻を許す寛大な自分”を敬うべきだと上から目線でものを言ってくるのです。
この手の男性は自分が嫌われていると全く理解していないので、連絡頻度も多く返信がなければ逆上してくる場合があるので対処方法には注意しなければなりません。
我が子を巻き込む痛い父親系
離婚した元旦那からのロミオメールの中には、我が子を巻き込む痛い父親係メールというものがあります。
元旦那との間に子供がいた場合、連絡が取れない元妻の代わりに子供を介して接触を謀ろうとする父親は少なからずいるもの。
「元気にしてるか?父さんは一人でご飯食べるのが辛くて最近痩せてきた。○○は寂しい思いをしていないか?これから進学で大変な時期だろうから、父さんも支えてやれるよう準備はしている。○○から母さんに言って2人とも家に戻ってくればいい。」
「連絡しても返事がないけど、母さんは元気か?ちょっとした喧嘩で離れてしまったが、本当は父さんたちは今でも思い合っている。結婚っていうのは簡単には離れられないもんだ。父さんは許してやろうと思っているから、お前から母さんに伝えてくれ。」
痛い父親メールを送ってくる元旦那は、離婚原因は伏せつつも父親としての威厳を損なわないように子供の同情を誘い自分勝手な願望を伝えてくるケースがあります。
何も知らない子供からすれば戸惑いが大きいものですが、離婚に至った理由を理解している子であれば父親に対する不信感や呆れすら覚えてしまうもの。
自分のことで精一杯な元旦那は、気づかぬうちに失態の面白ロミオメールを送って我が子からの信頼も手放してしまっているのです。
離婚した元夫の真意!ロミオメールで求めることは??
元妻からの復縁の言葉
離婚した元夫の真意として、ロミオメールで元妻からの復縁の言葉を求めていると言えます。
ロミオメールを送る元夫はどちらかと言えばナルシストであったりプライドが高い傾向にあり、「別れても俺に気がある」「こんな自分はなんていい男なんだ」という自信や自惚れがあるのです。
自信や自惚れがある元夫は離婚した原因が自分にあるとは露ほども思っておらず、“嫌われている”“迷惑に思われている”ことが理解できないので元妻からの愛がまだ続いていると信じて疑いません。
元夫は離婚を後悔しているかもしれませんが、その後悔すらも斜め上な発想と解釈。
「あいつはまだ一緒に居たいはず」と思い込んでいるからこそ別れた後も平気で連絡を取ろうとしますし、ロミオメールを送ることで元妻が復縁を願い出てくるのを今か今かと待っているのです。
こういった男性は下手に反応すると喜ばれ増長する可能性がありますので、既読無視か万が一出くわしても好意が微塵もないとはっきり伝えしましょう。
自分の承認願望を満たすこと
元夫がロミオメールを送ることで求めているのは、自分の承認欲求を満たすことです。
「これだけ思っている自分を見てほしい」「自分の愛を認めてほしい」という思いが強く、ロミオメールを送る男性は常に自分のことで頭がいっぱい。
元旦那は承認欲求が満たされない現状に不安や不満を抱えているため、元妻の気持ちが見えず自身の欲求のためだけに勘違いメールを送り続けて相手の気を引こうと必死になります。
そのためロミオメールの送られてくる頻度も多く、反応がなければ逆上したりしつこく付き纏われることも…。
復縁はもちろんですが自分の存在を認められたいという思いが念頭にあっての行動なので、この手のタイプは愛情に飢えていると言えます。
過去の結婚生活の中である程度の人間性は把握しているはずですから、もし承認欲求が強い元旦那からロミオメールが送られてきた場合は相手にしないのが一番。
こういった男性は望み薄だと気づけば自然と離れていくことが多いのですが、しつこいようであれば勘違いさせないよう配慮しながら他のことに目を向けるようアドバイスするのも一つの手です。
都合のいい関係
離婚した元旦那は、都合のいい関係をロミオメールを送ることで求めています。
男性に比較的多く見られるのが「別れても自分に気がある」という勝手な勘違い。
「どれだけ自分に自信があるんだよ!」という話なのですが、ロミオメールを送る元旦那の中には都合のいい解釈によって「誘えば答えてくれるだろう」と心や体や金銭面等で元妻が自分の思い通りになると信じています。
元旦那が求めているのは自分の近場で手に入る元妻との都合のいい関係です。
元妻への気持ちがあって離婚に後悔したのではなく、自分の欲求や願望を満たす存在が現状存在しないことへの後悔が元旦那の真意。
しつこく付き纏われるのは面倒ですから、出来ることならアドレスを変えるなりブロックして関係を一切断つようにしましょう。

きちんと対処法を見つけておきましょう
元旦那からロミオメールが来た際に大切なのが、きちんと対処法を見つけておくことです。
スルーしてしまうのが簡単ですが、それでもしつこく連絡してくる人はいるもの。
特に別れてから半年や一年という区切りやクリスマスやバレンタインといった男女のイベントの時期は、ふとした瞬間に元妻への思いや寂しさを実感しやすくなります。
あなた自身もちょっとした気の緩みから返事をしてしまい、安易に関わると面倒ごとに巻き込まれたり後悔する可能性があるので注意が必要です。
何もないことが一番ですが万が一に備えて元旦那の特性を理解し、ロミオメールが送られてきたとしても冷静な対応を心掛けましょう。
コメント