辛い気持ちをよく分かっている二人が、お互いの良き理解者として今後の人生を共に歩んでいける、離婚経験者同士の再婚は理想的と言えます。
しかし、お互いが連れ子がいる者同士の再婚となると、心配な事もたくさんあります。
話し合いを重ねて問題を解決し、上手くいくと信じて再婚する事を決めるのですが、子供の気持ちに関しては、話し合いなど言葉で解決する事はできません。
連れ子がいる者同士でも、相手の子供と良い関係を築き、再婚が上手くいくカップルの特徴を知りたいあなた。
今回は、連れ子がいる者同士の再婚が上手くいくカップルの特徴と、あなたが抱える再婚の心配を安心に変える魔法の言葉をご紹介します。
連れ子がいる者同士の再婚が上手くいくカップルの特徴
お互いの考え方の違いを理解して認めている
連れ子がいる者同士の再婚が上手くいくカップルの特徴の一つに、お互いの考え方の違いをきちんと理解して認めている、という事があげられます。
結婚すると、生活の基盤となる家庭を共有する事になるのですが、この様なカップルは、自分の考え方を相手に押し付けたり、相手が自分の事を理解してくれるのが当たり前だという無理強いは決してせず、相手と自分の考え方には違いがあるという事を充分に理解して認めています。
ですから、お互いの子育てに対する考え方についても、自分の考えに無理やり合わせる様に強要する事はせず、相手の考え方や方針を理解して尊重しています。
相手の連れ子の気持ちを尊重する
相手の連れ子の気持ちを尊重するという事も、連れ子がいる者同士の再婚が上手くいくカップルの特徴の一つです。
子供は、自分の本当の父親・母親ではない人間が突然自分の親になったと言われても、当然理解する事はできません。
まずは相手の子供の気持ちに寄り添い、無理強いはせず、お互いを知って仲良くなる、という事からゆっくりと始められる人は、相手の子供とも良い関係を築いていく事ができます。
相手の元配偶者に対して否定的な反応をしない
相手の元配偶者に対して否定的な反応をしない事も、連れ子がいる者同士の再婚で上手くいくカップルの特徴の一つです。
離婚の原因が何であれ、相手の子供にとっては唯一の本当の父親・母親なのですから、目の前で自分の父親・母親を悪く言っている相手に心を開くわけがありません。
上手くいくカップルは、相手の子供がいる時だけ元配偶者への反応に気を付けているわけではなく、常に元配偶者も含めて家族なんだというポジティブな考えを持っています。
その気持ちは子供へ伝わるため、自分の本当の父親・母親が除け者になっていないと感じる事ができる子供は安心するのです。

連れ子がいる者同士の再婚で心配を安心に変える魔法の言葉
他人同士なんだから考え方が違って当たり前
連れ子がいる者同士の再婚で心配を安心に変える魔法の言葉は、他人同士なんだから考え方が違って当たり前、という言葉です。
結婚するという事に対して、期待し過ぎていたという事を知っている離婚経験者は、いくら結婚をしても、相手は自分とは全く違う個性を持つ他人なんだという事をよく理解しています。
生活の基盤となる金銭的な部分などは、いくら他人とはいえ同じ考え方で取り組む必要がありますが、お互いの子供に対する子育て方針については、無理に相手を自分の考えに合わせさせる事はしません。
一つの家庭内で、自分の子供に対する方針と相手の子供に対する方針があまりにも違うと、子供達が混乱してしまうため、ある程度の歩み寄りは必要です。
歩み寄りはしても、相手の考え方をコントロールする事は決してしません。
本当のお父さんお母さんはあくまでも世界に一人だけ
心配を安心に変える魔法の言葉の二つ目は、子供にとっての本当のお父さんお母さんは、あくまでも世界に一人だけ、という言葉です。
結婚した途端、相手の子供の親になろうと急ぐ人がいます。
しかし子供にとって親の再婚相手はただの他人であり、特別な人間ではありません。
そんな他人から突然「お父さん・お母さんと呼びなさい」と言われても、呼べるわけがありません。
複雑な子供の気持ちにきちんと寄り添い、「これからもずっと、あなたの本当の父親・母親だけがあなたのお父さん・お母さんだという事は変わらない」という事を理解している態度を相手の子供に見せられるカップルは、相手の子供との良い関係を築いています。
相手の子供と上手くやっていけるか、相手が自分の子供と上手くやってくれるか、など心配になりますが、連れ子の気持ちを尊重する事で上手くやっていく事ができるのです。
離婚は成長するための人生経験
離婚は成長するための人生経験だという言葉も、連れ子がいる者同士の再婚の心配を安心に変える魔法の言葉です。
離婚した事で自分は失敗した、と感じている離婚経験者もたくさんいますが、離婚したからといって人間失格というわけではなく、逆に、自分がそれだけ経験を積んで大きな人間になったという事に、全く気付いていない人がたくさんいます。
今回も失敗して子供に辛い思いをさせてしまうかもしれないと考えるより、前回の経験で成長した自分に自信を持ち、今回は大丈夫だとポジティブに考える様にしましょう。
バツイチ子持ちという同じ経験をして、同じ様に成長した相手ですから、片方が初婚、もしくは子供がいない、という状況よりも既に理解し合えている部分が多いため、再婚が上手くいきやすいのです。

結婚は相手を支配する事ではない
連れ子がいる者同士の再婚は、とかく上手くいかないと考えられがちです。
しかしそれは、相手と相手の子供に対して、結婚するのだから同じ考えの基に生活をするべきだという間違った考えのせいなのです。
子供にとっては自分の父親・母親が本当の親なのですから、その様な子供の気持ちを無視して、自分を親だと考える様に強要する事は間違っているのです。
言葉で強要したところで、人間の気持ちは変える事ができません。
子供の気持ちを尊重している事は態度に表れるため、時間はかかるかもしれませんが、いつか必ず相手の子供に伝わります。
結婚とは、相手の感情や考え方を大切に守る事で、言葉で強要して無理やり自分のやり方に変えさせる事ではないのです。
自分が好きな草花を好きな場所に植えた庭と同じ様に、相手が大切に作り上げた物を、自分の好みのために無理矢理変えてはいけません。
相手と相手の子供の考え方や価値観を尊重する事が、連れ子がいる者同士の再婚を成功させる秘訣なのです。
コメント