人生においてとても大きな決断である離婚。
今後の人生を大きく変える事ですから、当然離婚する前にはものすごく悩み、そして色々な事を繰り返し考えます。
散々考えた末に離婚を決断するのですが、いざ離婚してみると予想していた以上に色々な事が見えてきて、離婚した事を後悔するシングルマザーも実は結構いるのです。
そんなシングルマザーの中には、自分がすると決めた離婚をどうして後悔しているのか、という本音を人になかなか話せず悶々としているシングルマザーもいます。
今回は、そんな人にはちょっと話しづらい、離婚して後悔したシングルマザー7人の本音をご紹介します。
シングルマザーの本音!離婚して後悔したこととは?(インタビュー)
思っていた以上に経済的にきつかったこと(36歳/パート)
離婚して後悔した事は、思っていた以上に経済的にきつかった事です。
離婚前、今後起こる可能性のある色々な事を予測し、シミュレーションをしたりして、経済的に1人でやっていけるかどうかをしっかり考えたつもりだったのですが、いざ離婚してみると、思った以上にやり繰りが大変でした。
ちょっとした出費の積み重ねが家計に大きく影響するという事を、今までは共働きだったので気にしていませんでした。
元夫と一緒にいないで済むなら、経済的にどれだけきつくても頑張ればどうにかなると思っていたのですが甘かったです。
生活のレベルを下げる必要があり、特に子供達にそれを伝えるのが辛かったです。
家に男手がないと何かあった時に心細い(29歳/接客業)
元夫と別々に住むようになってから、家に男手がないと何かあった時にとても心細いのだと気付きました。
今までは気にならなかった小さな物音や、地震や台風が来た時など、何かあったら自分が何とかしなければならない状況に、すごく不安を感じます。
元夫がいる事で精神的に守られていたんだと、元夫がいなくなって初めて知りました。
子供に辛い思いをさせている事(38歳/会社員)
こうなる事は分かってはいたのですが、やはり子供に辛い思いをさせている事を考えると、離婚を後悔してしまいます。
子供と元夫は定期的に会ったりして交流はあるのですが、やはり一緒に住んでいない事は子供にとって大きいですよね。
今までは毎日顔を合わせていたのに、普段の生活の中に父親がいなくなってしまったわけですから、相当つらい思いをさせてしまっていると思います。
学校でも、友達が家族の話をするのを聞くとやはり辛いみたいで、離婚しなければ子供にこんな思いをさせずに済んだのに、と思ってしまいます。
元夫つながりの交友関係がなくなってしまった(26歳/アルバイト)
離婚を後悔している理由の1つが、離婚と同時に元夫つながりの交友関係が全てなくなってしまった事です。
子供同士が仲良しの家族とは、週末や夏休みによく一緒にキャンプに行ったりバーべーキューをしたりしていましたが、元夫を通じて知り合った友達家族は、離婚と同時に私とは疎遠になっていき、今では連絡すらとっていません。
私は地方出身なので、こちらでできた友人はほとんどが元夫つながりだったため、離婚で元夫を失っただけではなく、交友関係も失ってしまいました。
ここまで孤独になってしまう事を考えたら、離婚理由なんてほんの些細な事だったのではないかと思ってしまいます。
自分の年齢、将来を考えた時(46歳/パート)
自分の年齢、そして将来を考えた時、離婚した事を後悔します。
離婚をした時は本気で嬉しかったのですが、後で自分の年齢を考えた時、この先1人で年をとっていくのかと急に不安になってしまいました。
数年に渡り考えていた離婚ですが、その状態から早く逃げ出したい一心で、自分が1人で孤独に年をとっていく事など考えてもみませんでした。
子供がまだ小学生なので、1人で子供を育てていく事ばかりを考え、この子が独立した時に自分が完全に1人になってしまうという事は考えていませんでした。
新たな出会いを求める気にもなりませんし、このまま一生1人なのかと考えると、やはり辛い思いをしながらも元夫と一緒にいた方が良かったのではないかと考えてしまいます。
身体がしんどい時(40歳/事務職)
私には持病があるため、日によってとても身体がしんどい時があり、離婚をしてみて初めて元夫が色々と助けになっていたのだと気づきました。
共働き、そして持病があるにもかかわらず家事をやるのはほぼ私。
実際その様に思っていたのですが、離婚して元夫が出て行ってから、どれだけ色々な事を元夫がやっていてくれたのかに気付きました。
食事を準備している間の子供の相手、家の中のちょっとした力仕事など、1人になって初めてどれだけ助けてもらっていたのかが分かったのです。
元夫は既に再婚したのでやり直せないのは分かってますが、失って初めてその大きさが分かりました。
シングルマザーを見る目が厳しい(31歳/教師)
私は小学校の教師ですが、シングルマザーを見る目が厳しい事を実感するたび、離婚した事を後悔します。
今の時代、離婚は珍しくありませんが、教育者がシングルマザーという事が、生徒の保護者にあまり良い印象を与えないのは事実です。
シングルマザーという、そのタイトルだけで人を判断する人がどれだけ多いかという事に、離婚して初めて気づきました。
元夫と一緒に暮らさないとしても、別居という形をとって離婚はしなければよかったと思います。
離婚やシングルマザーという言葉が、これほど強いネガティブなイメージを持っているという事を知りませんでした。


後悔しているのは自分だけではない
離婚という大きな決断を下す時は、誰だって当然たくさん悩み、たくさん考えます。
しかし、どれだけ一生懸命考えても、実際に起こってみないと分からない事があるのです。
離婚した事を後悔しているシングルマザーの本音をいくつかご紹介しましたが、他にも色々な違う理由で離婚を後悔しているシングルマザーはたくさんいます。
後悔する事は悪い事ではありません。
でも、幸せになるために離婚する事を選んだのですから、その自分の決断を信じてあげましょう。
そして後悔しながらもちゃんと前に進んで行けるように、自分で自分の背中を押してあげましょう。
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