「お母さん、仕事を辞めて」と言われると驚くと同時に戸惑いを感じます。
特にシングルマザーが子どもに「仕事を辞めて」と言われたら困ってしまうことも。
子供がシンママに伝える心理と退職を促された体験談をご紹介します。
子供がシングルマザーに「仕事を辞めて」という心理
もっとお母さんと遊びたいという気持ち
子供がシングルマザーに「仕事を辞めて」という心理は、もっとお母さんと遊びたいという気持ちからです。
シングルマザーとして働いていて、突然子供にお母さん仕事を辞めてと言われたら驚くのは当然のこと。
驚くと同時に、困ってしまうシングルマザーも多いものです。
一方で、お母さんが働かないと生活ができない、と頭の隅ではわかっていても、お母さんともっと遊びたいという心理から「仕事をやめて」と言ってしまう子供の気持ちもわかります。
周りに働いてないお母さんがいたり、お母さんと放課後、一緒に買い物をしたりしている友達の姿を見れば、自分も同じことがしたいと思うのは小さな子供があれば当然なのです。
そんな子供の気持ちを、わかっていながら働きに出るシングルマザーも胸の内は複雑です。
仕事を辞めると言う選択肢ができなくても、子供がお母さんに、仕事を辞めて欲しいと言い出した時の気持ちを大切にし、お互いにとって適切な対処が出来るよう話し合いをしてみましょう。
保育園や学童保育で過ごすのが辛いから
子供がシングルマザーに「仕事を辞めて」という心理は、保育園や学童保育で過ごすのが辛いからといったことがあります。
仕事をしながら子供を育てると言う事は、保育園や学童保育等を使って子供を預かってもらう必要があります。
あなたが仕事をしている時間預けると言う事は、子供が保育園や学童保育で過ごす時間は長時間になっていきます。
お友達との関係性があまり良くなかったり、先生との関係性がうまくいかなかったりすると、長い時間をその場で過ごすととても苦痛です。
シングルマザーで忙しくしていると、子供が学童保育や保育園でどのように過ごしているのかを見過ごしてしまうこともあり、子供の変化に気がつかないこともあります。
今回子供がこのようにして伝えてきた心理を見過ごすことのないように、時間を作って、子供からいろいろな話を聞き出してみてください。
解決策がわかれば、仕事を辞めてという子供の発想が変わることもあります。
問題点がどこにあるのかをきちんと見つけ、その先の2人の充実した生活につなげていく必要があります。
毎日忙しくしているお母さんが大変そうに見えるから
子供がシングルマザーに「仕事を辞めて」という心理は、毎日忙しくしているお母さんが大変そうに見えるからです。
子供はあなたが日々忙しくしていることを小さいながらに理解しています。
仕事から帰ってきて走ってお迎えをする姿を見たり、座る暇もなくご飯を作っていたりしているのを見ると「仕事を辞めて」と思うのも無理はありません。
その言葉の中に、仕事をやめればお母さんが楽になり、自分のことやもっと相手にしてくれるかもしれないと思う心理もあります。
とにかくいつも忙しくしているお母さんが心配であり、いろいろな意味を含めてもう少しゆっくりできればいいのになぁと思うのです。
子供にとってもお母さんと過ごすゆとりのある時間というのが大切であり、そのゆとりのある時間はお母さんにとっても大切だということがわかるからこそ言える言葉なのです。

子供に退職を促されたシンママの体験談
寂しい思いを打ち明けられた愛さんの体験談
子供に退職を促されたシンママの体験談は、寂しい思いを打ち明けられた愛さんの体験談です。
愛さんの子供は4歳の女の子で現在保育園に通っています。
正社員でバリバリと働く愛さんは、毎日の保育園の迎えが6時を回ってしまい愛さんの子供は夕方暗くなるまで園に残ることが多くあります。
お友達がたくさんいる早い時間はそれほど寂しい気持ちにならないようですが、次々とお友達が帰ってしまう6時ごろになると寂しさが増すと子供に言われたそうです。
だんだんと寂しくなり、ときには泣き出してしまうことも。
家に帰っても忙しくしているお母さんとなかなか遊ぶ暇がなかったり、次の日のことを考えて早く寝なければならなかったりすることで心が満たされなくなってしまったのです。
仕事を辞めてと小さな子供に言われたaiさんは、とても心が痛みました。
こんなに小さいのに苦しい思いをしていたんだと思うと胸が張り裂けそうになり、自分自身の働き方を考えなければならないと考えさせられたのです。
生活がかかっているのですぐに決断をすることはできませんが、子供に言われた言葉を真剣に受け止め、今は働く場所や働き方を模索している最中だと言うことです。
学童保育に通うことを子供が嫌がっている美希さんの体験談
子供に退職を流されたシンママの体験談は、学童保育に通うことを子供が嫌がっている美希さんの体験談です。
美希さんの子供が小学校2年生の男の子で学童保育に毎日通っています。
1年生の時から学童保育に通っていて、特に不満や聞いたことがありませんでした。
迎えに行くのが遅くなったり、土曜日も学童保育に預けなければならないこともありましたが、それも働くシンママにとっては、仕方がないことだと美希さんは思っていたそうです。
ある時子供から、もう学童保育に行きたくないと突然言われました。
誰かと喧嘩でもしたのかなと話を聞いてみると、学童保育に入った当初から友達の輪に入れていないと言う真実を知りました。
美希さんの子供はおとなしいタイプの子で、やんちゃな子供たちとは気が合わないなとは感じていました。
しかし、子供が何も言ってこなかったことと、先生の方からこれといった話がなかったこともあり、子供の気持ちを知ることができませんでした。
それから時間をかけて子供からたくさんのことを聞き、このままでは子供が潰れてしまうと感じました。
いじめられてるような事はなかったものの、子供自身が心の中にもった疎外感を、これ以上大きくさせてはいけないと、思い切って学童保育を辞めさせる決断をしました。
美希さんは自分の仕事上転職をすることが難しく、学童保育を辞めたことで子供は放課後に数時間1人で留守番をすることになりました。
最初は心配な気持ちがありましたが、未来さんの子供には1人でお留守番をするといったやり方の方が合っていたようで、未来さんが帰るまでの時間、宿題やお手伝いをしながらしっかりと待っていてくれるそうです。
学童保育を辞めてから子供の笑顔が増えたのは言うまでもありません。
忙しい自分のことを子供が心配すると語った尚子さんの体験談
子供に退職を促されたシンママの体験談は、忙しい自分のことを子供が心配すると語った尚子さんの体験談です。
尚子さんの子供は小学校高学年の女の子です。
小さな時は学童保育に通っていましたが、今は大きくなってきたので尚子さんが帰るまで自宅で留守番をしています。
子供は女の子と言うこともあり、忙しい奈緒子さんに代わって簡単な食事の準備や洗濯の取り込みなどを手伝ってくれています。
どうして尚子さんの子供が退職を促してきたのかと言うと、帰宅した尚子さんがご飯も食べずに、ソファーに座ったまま寝てしまうことが何ヶ月も続いたからです。
途中で起きて、食事やお風呂を辛うじて済ませるものの、お母さんのそのような状況を見ていた子供は、どれだけお母さんが疲れているのか心配になるのは当然です。
実は尚子さんは1年前に職場の部署が変わり、慣れない仕事をこなしている最中でした。
尚子さん自身、部署が変わってから心身ともに疲れていて、このままではどうにかなってしまうと思っていたところでした。
子供に自分の思っていることを指摘され、はっと我に帰ったのは言うまでもありません。
転職はできないので、今の自分の状況を上司に話すことに決め、もう少し自分に合った部署で働けないかと持ちかけることができました。
上司も尚子さんの現状を理解してくれ、今はもといた部署で、今まで通りの働き方ができるようになりました。
自分の気づきを子供に指摘され、考える時間を与えてくれたことに尚子さんはとても感謝しています。

子供の言葉には重みがある
小さな子供だからこそ一つ一つの言葉には重みがあるものです。
シングルマザーのあなたに、仕事を辞めてほしいと言ったり、転職を促したりする事は簡単なことではありません。
子供自身の気持ちに訴えたい強い思いがあるからこそ言える言葉なのです。
子供一人ひとりによって思う気持ちも感情も違いますが、お母さんとの時間を共有したいと思う気持ちは同じです。
また、大好きなお母さんに辛い思いをして欲しくないと思うのも同じです。
子供の言葉1つで我に帰る事は多くあります。
子供の素直な言葉を受け入れ、頭の中を整理してみるのは、あなたにとってもとても良いことなのです。
コメント