結婚して生活を共にする中で、夫婦の価値観の違いや相手の行動に対して不満に思うことは誰しもあること。
「私はどれだけ我慢すればいいの?」「こんなことを考えている自分は間違っているのだろうか」と、些細なことも積もり積もれば不安や心配、旦那の行動に対する不信感は増していくばかりか離婚を考えるほど追い込まれている女性は多くいます。
妻の気持ちとしては「どうしてこうなったのだろう…」「離婚するべき?」と、戸惑いや不安から判断に悩むこともあるはずです。
今回は「女性は旦那の行動にどこまで我慢すべきか」「妻の気持ちの面で離婚への判断基準」「夫を許せない時の適切な行動」についてお話していきます。
旦那との関係やどこまで我慢をすればよいのか悩んでいる方、離婚をすべきか判断基準が知りたいという方は、ぜひ参考にしてみて下さい。
結婚継続させるために女性は旦那の行動にどこまで我慢するべき?
価値観の違いはお互い様
結婚生活を継続させるためには、「価値観の違いはお互い様」と割り切ることが大切です。
結婚して同じ空間で過ごすことが長くなれば、旦那の言動に「なんでそんなことを言うの?」
「どうしてそんなことをするの?」と、価値観の違いに戸惑いや苛立ちを感じることが出てくるもの。
自分とは違う意思や意見があることは分かっていても、一緒に生活していれば目に付く機会が多くなります。
人は受け入れがたいことに対しては特に過敏に反応し、何度も気にするうちに旦那に対する嫌悪感が次第にストレスとなって溜まっていくのです。
しかし旦那の立場に立って考えてみると、自分も “理解ができない”と思われるような行動をしていることが少なからずあるもの。
服を裏返しに脱ぐことや使ったものを出しっぱなしにする癖、お金の使い方や休日の使い方など探せばキリがない程出てきます。
旦那も自分も性格や考え方が違うのは当然ですから、価値観が違うのは仕方がありません。
相容れないと決めつけるのではなく、価値観が違うのはお互い様と考えて歩み寄る努力をすることで結婚生活を継続することができるのです。
結婚継続のためのプラスになる我慢はする
旦那の行動に対して、「結婚生活継続のためのプラスになる我慢はする」ということが大切です。
旦那に対して様々な感情を抱くからこそ沢山悩んで離婚を考えることもあるかもしれませんが、せっかく我慢するのなら二人の結婚生活をより良くするものでなくてはなりません。
“話し合いをすることすら諦めてしまっていたのであれば、自分から話し合いの場を作るために歩み寄る我慢”
“自分と違う価値観であっても相手の言い分を聞き入れて妥協する我慢”
“感情的にならずに夫婦の問題解決を継続し続ける我慢”
今の夫婦関係をズルズルと長引かせて耐えるのではなく、結婚生活継続のためのプラスの我慢をすることが今の2人には大事なのです。
「我慢」と言っても必ずしもマイナスな意味合いだけではありません。
現状からより良い夫婦関係を築いていくため、自分自身が幸せになるために「我慢」の方向性を変えることで2人の関係を改善できる可能性が大きくなるのです。
旦那のことを大切に思えるうちは我慢する
旦那の行動にどこまで我慢すべきか悩んだ時は、「旦那のことを大切に思えるうちは我慢すべき」と言えます。
「どうしたらいいのかわからない」「離婚した方がいいかもしれない」と、旦那の行動に対して不安や不満があったとしても、一度落ち着いて考えることが大切です。
確かに今は嫌なことや苦しいことがあるかもしれませんが、旦那のことを想っているうちは離婚して後悔することもありますし、気持ちが簡単に消えることはありません。
旦那を大切に思う気持ちがあるうちは離婚について慎重に考える必要があります。
後になって「まだ好きだった」「離婚しなければよかった」と後悔するよりは、辛いこともあるかもしれませんが関係修復や結婚継続をする方法がないかを探すことが、幸せを手にするための価値ある我慢となるのです。
妻の気持ちの面で離婚への判断基準~こんな気持ちになったら離婚を視野に
旦那に無関心になった時
妻の気持ちの面で離婚への判断基準となるのが、旦那に無関心になった時です。
将来を誓い合ったとはいえ新婚当初の感情をずっと保ち続けることは難しいもの。
しかし結婚生活を続けていくには旦那を思う気持ちがあることが大前提。
「いつ仕事から帰ってこようが興味がない」「休日にどこへ出かけようと気にしない」「話す話題もない」など、旦那の話や行動、心身の状態などに無関心になってしまうということは、ただの同居人でしかないのです。
旦那に無関心となったということは、これまでに我慢し続けた結果として忍耐の限界がきたということでもあります。
もし、あなたがこんな気持ちになっているのであれば離婚を視野に入れることも選択の一つです。
旦那の言動に対して恨みの感情が生まれた時
旦那の言動に対して恨みの感情が生まれた時は、離婚への判断基準の一つに挙げられます。
「旦那に浮気をされた」「ギャンブルで借金をつくられた」など、信じていたのに裏切られた時や反省の姿勢が見られないことが原因となって、旦那に対しての不信感が募るばかりか裏切ったことへの恨みが妻の気持ちに生まれることがあるのです。
恨みの感情が強くなれば相手の不幸を望むこともあります。
旦那の不幸を願うようになった時点で気持ちは冷めていることは明らかで、夫婦関係の修復に向けて我慢しながら労力を費やすよりか、離婚をして自分自身の幸せを一番に考える方が心身ともに健やかな生活が望めるのです。
結婚を後悔した時
結婚を後悔した時も、離婚を視野に入れる判断基準となります。
結婚を後悔することなど本来はなければそれに越したことはありませんが、我慢の日々を送っていれば「なんでこの人と結婚したのだろう…?」「結婚なんてしなければよかった…」と、思い描いていた結婚生活とのギャップに悩み苦しむことがあるのです。
些細なことも積み重なればストレスとなり、最初から妥協で始まった結婚生活であれば尚更。
「離婚したい」と考える女性の多くは旦那と結婚したことで自分の人生が狂わされたと感じ、結婚したことを後悔する人がいます。
今の自分の気持ちが変わらなければ旦那との結婚生活を無理に続けていても苦しいだけ。
離婚となれば安定した生活が送れるとは限りませんが、あなたが結婚を後悔しているのであれば新しい人生を歩むという選択を視野に入れましょう。
夫を許せない時の女性に適切な行動
夫との関係が上手くいっていないことを認める
夫を許せない時の女性に適切な行動として、まずは“夫との関係が上手くいっていないことを認める”ことです。
自分の理想や周囲と比べた自分たち夫婦の上手くいかなくなった関係性を認められずに、夫への「許せない」という感情が募っている人は案外多いもの。
「いつもそばで寄り添っているのが良い夫婦」「喧嘩をしないのが良い夫婦」「お互いをなんでも理解できるのが良い夫婦」と、自分の理想や友人、テレビで見る芸能人の“夫婦はこうあるべき”というカタチから離れていっている現状が余計に許せないと思わせるのです。
「こんな風になりたい!」という理想を持つことは良いのですが、「こうでなくてはダメ!」と決めつけてしまうと理想と現実が上手くいかなくなった時に夫婦関係にヒビが入ってしまうことも…。
許せないと思うことは間違いではなく、より良い夫婦関係へ修復するための分岐点に立ったということ。
許せないと感じたからこそ「何が原因なのか」「どう解決するか」など、ひとつひとつ現状を認めて解決方法を探してみることが大切です。
夫と距離を置く
夫のことが許せない時の女性の行動として、「夫と距離を置く」ことが適切です。
許せないと思っている時はイライラと感情的になっている場合が多く、自分自身の気持ちですら冷静な判断ができないもの。
感情的になっていては旦那に対して余計に辛くあたり散らす、関係が悪化するだけでなく関係修復もできなくなる可能性があるのです。
勢いで離婚してしまい「後になって後悔した」なんてことにならないためにも、旦那と距離をとって冷静な判断ができるよう気持ちを落ち着かせる必要があります。
短期的に実家に帰ってみる、友人宅に泊めてもらうなど他者との交流は気分転換にもなり、話をすることで解決への糸口が見つかることも。
またプチ旅行やビジネスホテルに宿泊するなど、一人の時間を作ることで自分たちを客観視して今後について考えることもできます。
子供がいて家を出ることが難しいのであれば、日帰りで出かけてみるなど気分転換に外出する、家の中での旦那との関りを減らしてみるなど、できる範囲で距離を置いてみるのです。
「許せない」という感情だけに埋め尽くされていては適切な判断と良い結果には結び付きませんから、「離婚する・離婚しない」の判断だけでなく自分の本当の気持ちがどうなのかを見極めなくてはなりません。

どうしても許せない時は離婚の準備を
どうしても夫を許せない時は離婚の準備をしましょう。
我慢をし続けて忍耐に限界がきてしまえば、修復できなくなることもあります。
子供がいる場合は「両親が揃っていた方が…」「子供に辛い思いをさせたくない」と思うかもしれませんが、両親の仲が悪い環境で過ごす方が子供にとって悪影響です。
同じ我慢を続けたとしても自分自身がストレスで心身を壊す恐れもありますし、家族のためにも踏ん切りをつけることは大切なのです。
離婚後の住居や就職先、受けられる支援についてなど離婚後の暮らしについて調べることで夫に対して自分の本気度を伝えられ、自分自身の気持ちの整理をすることができます。
どうしても許せない時、間違った我慢を続けるよりは自分が幸せになれる道を選択することが適切です。


我慢をそのままにしない
旦那の行動にどこまで我慢するべきか、当事者の立場であればそのボーダーラインを判断するのが難しく、我慢を重ねて心が折れそうになる女性は多くいます。
しかし、ただ我慢を重ねていても状況が変わるどころか悪循環を招きかねません。
まずは自分の気持ちを整理することから始め、“旦那のことを思う気持ちがあるのか”
“価値観の違いを受け入れることができるのか”など、我慢をそのままにせず修復可能な状況かを判断しましょう。
もし「どうしても許せない」「一緒に生活することはできない」ところまできているのであれば、その時は勇気をもって離婚という選択を考えて下さい。
今回ご紹介した内容を参考に今の夫婦関係を見直し、間違った我慢を改善できる方法が見つかれば幸いです。
あなたが後悔のない最善の道を進むことを願います。
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