貯金がないシングルマザーの中には、今後の不安やこのままの状態でどんな影響がでてくるのかを知りたい方は多いはずです。
こちらでは、貯金がないシングルマザーの実態と貯金がないことで、今後どんな影響が考えられるかまた、お金を貯める方法を紹介します。
あなたと子供のためにお金を貯める方法を知って、不安を解消していきましょう。
貯金がないシングルマザーの実態
平均預貯金額は327.2万円だけど、多くのシングルマザーの貯金額は50万未満
貯金がないシングルマザーの実態は、シングルマザーの貯金額は50万未満です。
2016年(平成28年)に厚生労働省が行った「国民生活基礎調査」によると、シングルマザーの平均貯金額は、327.2万円となっています。
しかし、これはあくまで平均で、シングルマザーの多くが「貯蓄なし」と答えていいるのです。
国民全体で見ても、「貯蓄なし」と答えたシングルマザーが37.6%に対し、児童がいる家庭が14.6%、高齢者世帯15.1%とシングルマザーの多くが貯蓄がない実態がわかります。
シングルマザーには、手に職を持って収入が安定しているグループと専業主婦をしていて離婚してから仕事を始めたグループの2つがあります。
後者のシングルマザーは、貯金ある場合でも多くが50万円未満の貯金しかありません。
シングルマザーの中でも、状況によって貯金額に大きな差があるというのが実態になります。
仕事の掛け持ちしても生活が楽にならない
貯金がないシングルマザーの実態は、仕事の掛け持ちしても生活が楽にならないというもの。
「貧乏暇なし」ということわざがありますが、まさにその状態になります。
早朝から夜遅くまで、2つ3つの仕事を掛け持ちで仕事をしているシングルマザーも多くいるのが現状です。
子供が小さい場合は、子供の病気や学校行事で仕事を休んでしまうリスクを考え、あえてパートとして働くことで収入も多くを期待できません。
パートでの収入では、生活が苦しくなるため、結局掛け持ちでパートをするという悪循環が生まれてしまうのです。
仕事を掛け持ちしている状況で、子育てや家事も一人でやっている状態だと、生活も楽にならない現状で不安だけに心が支配されてしまうこともあります。
がむしゃらに仕事をすることも大切ですが、どうしたら生活が楽になるのかを理解することが大切です。

生活が苦しくなって借金を作ってしまう
貯金がないシングルマザーは、生活が苦しくなって借金を作ってしまう実態があります。
元夫からの養育費ありきの生活が、元夫からの養育費が途絶えてしまうことから、生活が困難になることが理由です。
生活することで必死なので、後先を考えていない場合が多く、借金を返すために更に生活が苦しくなるという悪循環に陥ることも少なくありません。
生活費が足らなくなり、どうにもならなくなった時は、無利子でお金を借りることができる「母子寡婦福祉資金貸付金」という制度を利用する事を検討してみるのも方法です。

貯金がないシングルマザーの今後の不安がもたらす影響
子供が進学をしない選択をする
シングルマザーの中には、貯金がないことで子供が進学をしない選択をするという不安や影響があります。
高校への進学のために塾に通う事が困難になる貯金がないシングルマザーの子供は、学業に対して積極的でなくなることがあるのです。
学歴がないことで、就職に不利になることも十分考えられます。
進学に必要な学力がある場合でも、母親への思いが強い子供が多く「進学したい」と自ら言えなくなってしまうこともあるのです。

精神的な疾患にかかる可能性もある
シングルマザーの「貯金がない」という不安がもたらす今後の影響は、精神的な疾患にかかる可能性があります。
人は不安感が大きくなったり、それが長期間持つ続けることでストレス状態に陥り、精神的な疾患にかかることがあるのです。
「貯金がない」状況は、何かあって「自分が働けなくなったらどうしよう」という不安感としてシングルマザーのストレスとなります。
貯金がないシングルマザーは、不安からストレスが持続するリスクがあるため、精神的疾患にかかる原因となることも多くなるのです。

子育てだけにお金を費やして老後の生活が確保できない
貯金がないシングルマザーの不安には、子育てだけにお金を費やして、老後の生活が確保できなくなるという影響が考えられます。
シングルマザーは、子育てに対して責任感が強いのが特徴です。
子供にかかるお金や今日の生活に必要なお金に目を向けられていても、子供が自立した後の自身の老後に必要になるお金が、どれだけなのかを把握することをあえてしないシングルマザーもいます。
老後のことまで考える余裕がないからです。

お金がない不安から子供を虐待してしまう
貯金がないシングルマザーの今後の不安がもたらす影響には、お金がない不安から子供を虐待してしまう可能性があります。
貧困と虐待は、密接な関係があるのです。
お金がない、貯金がないという状況は、毎日の生活をしていくだけでも大変な状況で、シングルマザーの中には、相談できる人が周りにいない事からさらに不安になります。
不安感がある時の人は、子供のふとした行動に怒りを覚え、手を上げてしまったり暴言を吐いてしまったりと虐待に繋がることも少なくありません。
母子家庭でも少しでもお金を貯める方法
「貯金できない」と思い込まない
母子家庭の環境でも、最も大切なことは「貯金できない」と思い込まない事が少しでもお金を貯める方法です。
「できない」と思った時点で、お金を貯めることはできません。
やる前からあきらめてしまって、やろうという思考にならないからです。
「貯金をするにはどうしたらいいのか?」という思考を持つことが、大切になります。
自分に合う方法を探すには、多少の努力が必要です。
考え方を変えていくことが、「貯金する」方法の第一歩になります。
家計簿の見直し、意外な所で浪費していることもある
母子家庭でも少しでも、家計簿の見直し意外な所で浪費していることを見つけることが、お金を貯める方法になります。
毎日の生活を切り詰めているから、浪費はないと思っている方もいると思います。
「週に一回しか使っていない車」「子供の服やおもちゃ」「インスタント系の食品」などにお金をかけている場合は、削って貯金額に回すようにするのが大切です。
車は、維持費が必要で持っているだけでお金がかかります。
交通機関でなんとかなるのであれば、思い切って車を手放すことも考えることも必要です。
貰えるものは貰って、その分を貯金に回す
貰えるものは貰って、貯金に回すお金を増やすことは、母子家庭でも少しでもお金を貯める方法になります。
具体的には、子供の服やおもちゃは買わずに貰ったり、学校で必要な教材などを周りのママ友などに貰うことで使うお金を減らすのです。
周りのママ友に子供の服のサイズや子供の学年を知ってもらうことで、欲しいものが手に入りやすくなります。
また、地域によっては、NPOが「母子家庭へのフードバンク」を提供していることがあります。
消費期限が短いレトルト商品や飲み物やお菓子、お米などを手にすることも可能です。
周りにそのようなNPO団体がいないかを把握することで、生活に必要な食品にかかるお金が浮くので、そのお金を「使ったつもり」として貯金するのも大切になります。
母子寮は所得によって家賃が無料になる
母子寮は、所得によって家賃が無料になるためその分のお金を貯めることができます。
夫のDVから身を隠すためのシェルターの役割があるため母子寮についての情報は、HPなどで探す事ができないことが多いです。
DVで避難所として利用する他にも、生活が困難な母子家庭も利用することができます。
住んでいる役所の福祉課の窓口に相談するか、子育て支援課などに相談してみるのが第一歩となります。
知識や情報を手にすることで貯金がない不安から脱出できる!シングルマザーでも幸せになれる
お金がないシングルマザーの不安が、もたらす影響から脱出するには、お金を貯める方法を知る事が大切になります。
知識や情報は、あなたの財産になるのです。
お金を貯めるためにも知識や知ることの意識が必要になります。
無知であるがゆえに、不安になり、不安から生み出されるさまざまな影響は、シングルマザーを苦しめることもあるのです。
子供を育てるために母親として情報を手にして不要なプライドを捨てることで、お金を上手く使う方法や貯める方法を手にすることがでいきます。
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