離婚前よりも離婚後の方がメンタルがやばいと言われています。
様々な原因によって色々な話をして、やっと成立した離婚なのに、子供との生活が始まってメンタルがやばい状況になると、自分を見失いそうになるものです。
こちらでは、離婚前よりも離婚後の方が精神状態が悪くなる原因と今を子供と乗り越える方法をご紹介します。
メンタルはシングルマザーとして最高の状態でなくても、落ち着かせていなければ生活に影響を与えますので、自分自身の状態と照らし合わせて読み進めてください。
離婚後のメンタルはどんな感じ?
やり尽くしたような気持ちになって気力が湧かない
離婚後のメンタルは、やり尽くしたような気持ちになります。
それは達成感というよりも、いわゆる「燃え尽き症候群」にも似た感情です。
離婚は結婚するよりも労力が必要なこと。
まず、離婚に至るまでの経緯は、夫も妻も傷つくことが多く、離婚を決めるまでには相当の時間を要します。
そして「離婚する」と決めると、お金の分担、子供の親権や養育費など、多くのことを話し合う必要があります。
出来るだけ円満な離婚を目指しますが、お金や子供が関わる話し合いはすんなりいかないことも多いもの。
やっと離婚が成立し、子供との生活が始まるとグッタリしている精神状態です。
望んだものが手に入ったとしても、それまでの労力によって疲れ果てています。

「私ががんばらなくちゃ」「一人でやっていかなくちゃ」と気負っている
「私が頑張らなくちゃ」「一人でやっていかなくちゃ」と気負っている、こちらも離婚後の女性の精神状態です。
シングルマザーとしての生活は甘いものではありません。
それは、子供との生活が始まる前からきちんとイメージされています。
収入面での不安、子育てを一人きりで行う心配、自分の体調やこれからのこと。
考えだしたらキリがないくらいに不安なことでいっぱいです。
それでも、シングルマザーは夫が本来まかなっている家庭への働きも背負います。
すると、自然に「がんばらなくちゃ」と感じて、とてつもない重圧感を抱いているのです。
子供はそばにいるのに孤独を感じる
離婚後のシングルの精神状態は「子供はそばにいるのに孤独を感じる」というもの。
愛する子供がそばにいて、これからもずっと一緒にいられると分かっているのに、どこか心に大きな穴があいたような孤独感を抱きます。
家族という形が変わったこと、これから一人で子供を育てていくことなど。
夫という相談相手、支えあう相手を失ったことが原因の一つです。
離婚した途端に、実両親からの助けも受けないと決める女性も少なくありません。
「離婚したのは私の意思だから、出来るだけ人に迷惑をかけたくない」と感じ、自ら孤独な空間を選んでしまうのです。
とにかく孤独は、ふとした時に真っ暗闇に身を置いているような気にもさせられます。

離婚前よりも離婚後の方が精神状態が悪くなる原因
生活への気持ちが変わるから
離婚前よりも離婚後の方が精神状態が悪くなる原因は、生活への気持ちが変わるからです。
離婚が成立し、実際に子供との生活が始まるまでは、夫との収入で生活をしていたり、子供を二人で面倒みたりします。
しかし、シングルマザーとしての生活が始まった途端に、気持ちの持ち方が変わり、「誰も頼れない」「私がしっかりしなくちゃ」と思うもの。
収入に関しても、子供との接し方も自分の思い通りになる反面、責任をより感じ、自分を縛り付けてしまうこともあります。
一つの理想を作り「こうでなくちゃいけない」「ここまではやらなければならない」と考え、行動することで、自分を苦しめているのです。
生活への意識は変えなければならないことは多々ありますが、それが重苦しいものであってはいけません。

子供への思いが変わるから
子供への思いは変わるから、こちらも離婚前よりも離婚後の方が精神状態が悪くなる原因です。
実際、一人で子供を育てるのと、夫婦で子供の成長を見守るのとでは、思いは変わります。
心に余裕があれば、ちょっとした子供の失敗も笑えるものですが「私がしっかりとした子供に育て上げなければ」と思うと、きつく叱ってしまうケースは珍しくないのです。
「片親だとバカにされないように」「子供がおかしな目で見られないように」という意識も働きますので、おおらかな育児をしていた女性でも、型にはめるような子育てに変わることも。
それは、あなたの心から余裕を奪います。
どんどんと余裕がなくなり、精神的にも不安定になりやすく、親子で辛い思いをしてしまうことだってあるのです。
目標を見失うから
離婚前よりも離婚後の方が精神状態が悪くなる原因は、目標を見失うから。
離婚前は、夫と離婚をすること、あなたに有利な形で離婚を成立させることを目標にしてきました。
目標を持てば、人は気力が高まり、前向きな気持ちでやる気のままに行動が出来るものです。
しかし、離婚が決まれば、それまで燃えるような気持ちで取り組んできたものがなくなり「これからどこに向かって進めばいいのか分からない」「どんな生活をすれば正解なのか分からない」と感じます。
それは不安感以外の何ものでもありません。
不安が募り、その感情を持ち続ければ、マイナス思考に陥り、常にネガティブな発想や想像しか出来なくなります。
離婚後の今を子供と乗り越える方法
目線や意識は外に向けましょう
離婚後の今を子供と乗り越える方法は、目線や意識を外に向けることです。
シングルマザーになったばかりの頃は、内側に意識が向きがちです。
「これから子供とどうしよう」「この収入で生活はしていけるかな」などと。
不安や心配はたくさんあります。
しかし、そんな時ほど意識を外に向けるのです。
実際に、子供と散歩をして色々な風景をみたり、人間模様を観察しても構いません。
視野を広く持つということですから、そこに意味があります。
狭い視野でばかり考えていると、たとえ上手くいく方法を見つけたとしても、それを「楽しい」「期待できる」と思いにくいのです。
世の中には様々な人がいて、あなたのようにシングルマザーとして奮闘している人もいれば、生涯独身を貫く人がいます。
色々な生き模様があるという事実を知れば、気持ちの持ちようが変わり、心に余裕が生まれます。
幸せな未来を想像しましょう
幸せな未来を想像すること、こちらも離婚後の今を子供と乗り越える方法です。
目の前のことを考えるのも重要なことです。
しかし、そればかりではいけません。
目先のことばかり考えていると、視野が狭くなるばかりではなく、希望や期待感を失います。
「数年後にはこんな風になっていたいな」「子供はこんな風に成長してほしいな」と幸せな未来を想像するだけで構いません。
考えて想像するだけで、ワクワクする気持ちになり「よし!そのために今をがんばろう」という意欲にも繋がります。
未来への希望や期待を膨らませられるように、子供がある程度大きければ一緒になって想像しても楽しいものです。
目標や計画を立てましょう
離婚後の今を子供と乗り越える方法は、目標や計画を立てることです。
前項にも繋がることですが、楽しくポジティブに期待感溢れる日常にしなければ、精神状態を良いものに保てません。
目標や計画を立てるということは、それらを達成した時の喜びに向かって進んでいくということ。
それまでには、辛いことや大変なこともあるかもしれません。
しかし、その感情の最中であったとしても「今を乗り越えたら」「この先には明るい未来がある」と踏ん張れます。
自分自身の心の強さにもなりますし、シングルマザーとしての一つの生き方に自信を持てます。
後ろ指をさされるようなことなんてやっていませんし、もし偏見を受けたとしてもそれを気にしないであなたらしく生きるためには、自信を持っていなければなりません。
達成できるかできないかはここでは問題ではなく、自分たちはどこを目指して進んでいるのかをはっきりさせることが重要です。
足元をしっかりと固めていれば、子供と共に楽しく希望を持って歩いていけます。

離婚後の自身のメンタルを知ることが重要
イライラしていないかな?迷いの中で気持ちがふさぎ込んではいないかな?
自分を客観視して、離婚後の自身のメンタルや精神状態を知ることが重要です。
これから長くなるシングルマザーとしての生活、可能な限り子供と共に笑って過ごしましょう。
離婚前よりも離婚後の方が精神状態は悪くなると言われていますので、あなた自身が意識すること、また誰かに「大丈夫?」と言われた時などに気にするなど、自分を大事にしましょう。
それが、子供を守ることにも繋がります。
いつも明るい笑顔のママでいられるようにしてください。
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