シングルマザーで子供を育てていくというのは思っている以上に大変なこと。
その中であなたのように子育てと親の介護を両立しなければならない方も多数います。
親も子供もあなたにとって大切な人です。
そこで今回は、「シングルマザーは子育てと親の介護を両立できますか?」という疑問にお答えします。
大切な人守るための考えと適切な方法をご紹介していますので参考にしてください。
シングルマザーが子育てと親の介護を両立するのが難しい理由
仕事と介護を両立する時間
あなたがシングルマザーとして子育てと親の介護を両立するのが難しい理由に、仕事と介護を両立する時間の調整が難しいということがあります。
あなたはシングルマザーとして、子供を育てていくための収入を得なければならず働きに出ることは必須です。
実家住まいであり、居住費などの支払いがないのであれば仕事はパートにするなどして、子育てと親の介護を両立することは不可能ではありません。
ですが、もし親が遠方であったり、住居が別の場合はあなたは居住費の確保や生活費の確保をしながら介護をする事になります。
シングルマザーの生活で一番大きな固定費は居住費であり、居住費を含めた生活費を稼ぐのにはパートでは賄えないことが多いです。
子どもの年齢によっても子どもにかけなければいけない時間もまちまちですので、一度あなたのライフスタイルをしっかり確認し、大切な人を守る適切な方法を考えていくことが大切です。
介護をするにはお金も必要になる
親の介護と聞くと、どうしても肉体的、精神的負担のことばかり考えがちですが介護をするにはお金も必要になってきます。
シングルマザーのあなたは、一人で家族を支えていかなければならず金銭的余裕などありません。
その中で親の介護をしていくとどうしてもお金の問題に直面する事になります。
あなたの両親に金銭的な余裕があるのであれば問題はないですが、介護費用を全額あなたが負担するというのは簡単なことではありません。
あなたは子供を育てなければなりませんので、まずはその資金を確保し、あとどのくらい介護のためにお金を使えるのか考えてみてください。
優先順位を考え、介護にかかるお金はできるだけ親の預貯金や保険から出すようにしていきます。

肉体的負担と精神的負担で心身ともに苦しい
介護生活というのは、それがたとえ自分の親であっても肉体的負担と精神的負担で心身ともに苦しい状態に陥る時期があります。
日常生活の他に介護をしなければならないので当たり前なのですが、あなたの自由な時間や体を休める時間のほとんどを介護生活に充てなければなりません。
仕事や子育ての間の介護生活。
休日もなく、目まぐるしい毎日への精神的ストレス。
このような状態から、子育てと親の介護の両立は思った以上に負担が大きいものです。
一人で抱え込んでしまうと壁にぶち当たってしまうこともあるので、大切な人を守る適切な方法をしっかりと考えることはとても大切なことです。
親や子供という大事な人を守るための考え方と適切な方法
一人で抱え込まずに周囲を頼る
親や子供という大事な人を守るための考え方と適切な方法は、なるべく一人で抱え込まずに周囲を頼るという事が大切です。
大切な人を守る為に、あなたが一人でどうにか頑張らなくては!という思いはわかりますが、一人で抱え込んでしまうと、壁にぶつかった時の対処法が見えなくなってしまいます。
できる限りの事をやってあげたいと考えるのはとても良い事ですが、「抱え込みすぎない」というのを念頭におき、周囲に相談できる方や、頼れるものがある場合には助け舟を出すようにします。

同居も視野にいれて円滑に進む方向を見出す
親の介護と子育てを両立するのが、物理的に難しい場合は、同居も視野に入れて円滑に進む方向を見出す事も選択肢の一つです。
何かをしてあげたくても、親が遠方にいる場合は難しい事も多く、もどかしい思いをする事があります。
同居をするというのは簡単な事ではありませんが、同居をすれば、自宅で介護をする事も、ヘルパーさんを頼み、あなたが仕事に出向く事も可能です。
家族との話し合いや、それぞれの思いも考える必要は出てきますが、期間限定で同居を選択するといった考え方もあります。
最低限の自分の生活は死守する
同居をする、しない、に関わらず、あなたは最低限の自分の生活を死守する必要があります。
あなたには子育てがありますので、子供との生活も今までと同じように守らなくてはなりません。
金銭的な面の不安や、仕事を続けながらの介護と子育てはあなたが思っている以上に大変で、精神的にもしんどくなる事も多いです。
時には、子供に対してもイライラをぶつけてしまうような精神状態に陥ることも。
ですが、子供の心はまだ未熟であり、頭ではわかっていても、あなたの大変さ全てを理解できているかというとそうではない事も多いのが実状です。
子供の気持ちに寄り添いながら、どうしたら介護と子育ての両立ができるのかを考え、一人で悩むのではなく頼れる人や行政の力をできるだけ使ってみて下さい。
最低限の自分の生活は死守するという事は、介護前の生活で稼いできた生活費の額や子供との時間を残しつつ、介護に当てる時間やお金を捻出するということ。
大変な事かもしれませんが、今は行政にもさまざまなサービスがありますので、活用しながら無理のないように介護生活をするようにして下さい。

介護と子育ての両立には協力を求めて…
頑張り屋さんのあなたは、一人で頑張ろと抱え込んでしまう事もありますが、介護と子育ての両立に協力を求める事は、あなたにとっても子供にとってもたくさんのメリットがあります。
是非、周囲に協力を求めてみてください。
この先のあなたの生活がよりよいものになる為に、悩みや大変な問題は一人で抱え込まずにする事はとても大切です。
お互いに気持ちのいい子育てと介護生活を送っていけるように一歩踏み出す事をお勧めします。
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