シングルマザーのあなたが急な病気や怪我で入院を余儀なくされた時、子供の預け先に困ってしまうケースがあります。
数日間子供を預けなければいけないとなると親や身内以外にも頼める環境をいくつかピックアップしておく必要があります。
あなたが入院をしてしまう事態になり、頼れる人がいなくても心配する必要はありません。
身内や知人がいなくて本当に困った時には行政に頼る事も可能です。
そこで今回は、シングルマザーが入院を伴う病気をした時の預け先や行政に頼ることは出来るのかというお悩みを解決します。
子供を安心して預けられる場所があれば、母親は治療に専念できるはずですので、参考にしてください。
シングルマザーが入院を伴う病気をした時の子供の預け先
まずは両親や身内に相談する
シングルマザーが入院を伴う病気をした時の子供の預け先ですが、まずは子供にとって一番安心できる両親や身内に相談をするようにしてください。
あなたの近くに子供を預かってくれる両親がいるのであれば事情を話し、あなたが安心して入院生活を送れるような段取りを組んでもらってください。
普段から、子供を頻繁に会わせていたり交流があるのであれば心配はないのですが、日常生活の過ごし方や、保育所などで使う荷物など細かなことは把握できていないことも多いです。
数日間、あなたのいない環境で過ごさなければならないので事前に準備を整えたり、伝えなければいけないことは早めに伝えておくことが望ましいです。
いつものように、「数時間会って帰る」というのとは状況が違いますので、子供自身も不安を抱えている場合もありますし、ご両親もいつもと違う日常に大丈夫かな?と心配になっている事もあります。
急な出来事であなた自身も大変ですが、子供の安心のためにできる範囲での準備は忘れないようにしてください。
仲の良い友人や信頼できる親友に相談してみる
両親が遠方だったり、頼ることのできない環境にいる場合の選択肢の一つとして、仲の良い友人や信頼できる友人に相談してみるといったことがあります。
本来であればこういった緊急事態の時は身内に頼むことが望ましいですが、それが叶わない環境にいる場合もあります。
そういった時、あなたに信頼できる友人がいるのであれば相談を持ちかけてみるといったことも必要になってきます。
身内ではないし、友人の方にも仕事や家族があり、頼むのは少し勇気がいるかもしれませんが、入院を伴う病気にかかってしまったのですからどうにか子供の預け先だけは確保しなければなりません。
相談を持ちかけてみて、快く引き受けてくれるのならば甘えてしまってください。
そして、もし引き受けてくれた場合は退院した後にキチンとお礼を伝えておくことを忘れないようにし、食事などでお世話になった場合はかかった費用などの詳細も確認して下さい。
「親しき中にも礼儀あり」とよく言いますが、こういった礼儀は大切な事であり、今後の交友関係にも左右されていきますのでしっかりしておく事が大切です。
相手の都合もありますので、もしかすると「夜の時間帯だけなら・・」「保育所の送迎だけなら・・」など
条件付きになってしまうかもしれませんが、その場合であってもすぐに断るのではなく、色々な手段を組み合わせることも考えながらどうにか入院生活を乗り切る方向で進めていく方が賢明です。
元夫との交流がある場合は選択肢の一つに
もしもあなたや子供が今でも元夫と連絡できる間柄にいたり、元夫と交流がある場合は選択肢の一つに入れ、子供を元夫に預けるということも候補に入れておくと良いです。
あなたとは別れてしまっても子供にとっての父親には変わりなく、子供の面倒をみる義務もあります。
あなたが本当に困ったときは元夫に連絡をとり、元夫や義両親に助けを求めて、退院するまでの間の子供の世話を見てもらえるようにしてみてください。
子供と元夫との関係が今でも良好なのであれば、一番良い選択肢なのかもしれません。
少なからず、元夫も子供のことを理解していますし、子供も寂しい思いや精神的に不安定にならずにあなたが退院する日を待つことができます。
急な出来事に対応するためには、あなたの決断力が必要になってきますが、焦らず落ち着いて行動をするように気をつけてください。
シングルマザーの入院や子供を預ける時…行政を頼ることは出来る?
自治体の一時預かりを利用する
シングルマザーの入院や子供を預ける時は行政を頼ることが出来ますので、自治体の一時預かりを利用するなどして入院生活を乗り切ることもできます。
一時預かり(ショートステイ)を利用する場合は、住んでいる自治体によって対応が変わってきますので利用要件をしっかりと確認し、内容を確認しておく必要があります。
保育所に空きがあれば、保育所での一時預かりなどがあったり選択肢が幅広い自治体もあり、上手に活用することであなたにとってプラスになることも。
入院中は身動きが取れませんが、送迎してくれる人や、夜間に寝泊りできる場所が確保できているのであれば、兼用することでうまく乗り切ることもできます。
日中のみであればファミリーサポートなどに相談する
現在は子供を支援する団体として、ファミリーサポートといったものが地域の中で活動していることが多くあり、子供の預け先に悩んでいる場合は日中のみであればファミリーサポートなどに相談することが可能です。
ファミリーサポートというのは、乳児期から学童期前までの子供をサポートしてくれる団体で、育児の悩みや子供を育てる母親の悩みや不安に寄り添いながら育児のアドバイスをしてくれる専門の方がたくさん在籍しています。
あなたが入院している間の時間帯すべての期間をまとめてサポートしてくれる訳ではありませんが、一時預かり同様他の時間帯をサポートしてくれる協力者がいる場合には、兼用していくことで入院期間を乗り切っていく大きな手助けになっていきます。
入院が長期になる場合は児童相談所に入所する
最終手段にはなりますが、身寄りがいなかったり親族や知り合いに頼るのに気負いしたり入院が長期になる場合には児童相談所に入所し、預け先を確保してください。
児童相談所と聞くと、なんとなく避けて通りたいような気持ちになる方もいるかと思いますが、児童相談所というのは子供を育てていく上でとても親身に寄り添ってくれる見方です。
あなたが困ったときや、子供が悩んだ時を含めいつどんな時もあなたや子供のために適切な道を案内してくれます。
児童相談所=施設に預けるというような認識が強い児童相談所ですが、あなたが入院するために児童相談所に子供を預けてもそれはやむ負えない事情があり、一時的なものです。
キチンんと病気を治して、元気な姿で子供を引き取りにいってあげてください。
子供も淋しく、辛い数日を過ごすかもしれませんがそれはあなたも同じ。
シングルマザーで生活し、二人三脚でやってきたあなた達であれば苦しい思いも必ず乗り越えて行くことができます。
入院をするような事態にならないように気をつけて過ごすことは大切ですが、もしもの時に備えて手段や行政のサービスを調べておくことは生活する上でとても大切なことです。


困ったときに慌てないために行政のサービスを調べておきましょう
シングルマザーで生活するということは、あなた一人である程度のことをクリアしていかなくてはなりません。
ですが、誰にも頼らずに全てを一人でこなしていくより、頼れるものや頼れる人には甘えて過ごした方があなたにとっても子供にとっても良いことです。
一人で抱え込まずに、下調べをしつつ、上手な暮らしができるように日頃から心がけておくことをお勧めします。
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