シングルマザーは過去の結婚や離婚の経験によって恋愛に慎重になっている人はいますが、「新たなパートナーを見つけたい」「シングルマザーになっても恋愛を楽しみたい」と思う女性は多いはず。
しかし、シングルマザーの恋愛に対して否定的であったり悲観的な意見があるのも事実で、「シングルマザーなんだから恋愛なんてするな」「そんな暇があるなら子供の事を考えろ」など、恋愛を望むシンママに世間の一部では厳しい声があります。
「シングルマザー=恋愛してはいけない」という考えは一部の意見ではありますが、日本人の離婚に対する否定的な面が今も少なからず残っているからこそ恋愛に対しても同様に悪いイメージがついているのも一つの要因。
新しい人生を自分と子供の幸せのために進みたいと考えるシングルマザーにとって一部の恋愛否定や批判は心に突き刺さり、「シングルマザーの恋愛はいけないこと?」「本当に恋をしちゃだめ?」と不安になるものです。
今回はそんなシングルマザーが「恋愛してはいけない」と思われる理由と、「恋愛しちゃだめ」と言われた時の対処法をご紹介いたします。
「シングルマザーなんだから恋愛するな」恋愛してはいけない理由
恋に夢中になると仕事や家のことが疎かになる
「シングルマザーなんだから恋愛するな」と言われる理由の一つとして、恋に夢中になると仕事や家のことが疎かになるからという意見があります。
“恋は盲目”とも言われますが、恋愛をすると良いことも悪いことも含めて恋愛の事で頭がいっぱいになってしまう女性は多く、何もかも手につかなくなる程のめり込んでしまう恋をすることも。
そんな恋愛に夢中になってしまう女性は自分がシングルマザーという大黒柱であるにも関わらず、嬉しいことがあった時はまだ良いのですが、辛いことや悲しいことがあると仕事も手につかず家事も手抜きで自分の感情に振り回されてしまうのです。
シングルマザーは仕事に家事育児を一人でこなす柱ですから、その大きな柱が揺れたり崩れたりしていては生活は成り立ちません。
全てのシングルマザーが恋に夢中になることでやるべき事を疎かにするわけではありませんが、中にはそんな人もいるのが現実。
恋愛をするのであればシングルマザーとして子供と自分の生活基盤を崩さないことが大前提であり、感情に振り回されないよう分別が求められるのです。
子供の優先順位が変わる恐れがある
子供の優先順位が変わる恐れがある点が、シングルマザーが恋愛してはいけない理由として挙げられます。
シングルマザーにとって子供は何よりも優先して守らなくてはならない存在ですが、恋をすることで
子供よりも相手の男性や恋愛そのものを第一に考えてしまう人が少なからず存在します。
子供の存在を忘れてしまうとまでは言いませんが、彼に誘われて休みの日に子供と二人で過ごすよりも優先したり、実家に預けて寂しい思いをさせてしまったりと恋愛を重視してシングルマザーである自覚が薄くなることも。
シングルマザーでなくとも親であれば子供が第一優先であることは言うまでもありません。
親子二人の幸せを考えるのならば子供の優先順位が変わる恐れのある猪突猛進的な恋愛はせず、
「一番大切ものは何か」を常に考えて行動しましょう。
シンママだけでなく子供も傷つく可能性がある
シングルマザーは恋愛してはいけないと言われる理由は、シンママだけでなく子供も傷つく可能性があるから。
シングルマザーの恋愛はシンママと相手の男性との間だけでなく、子供にも関係や影響が出てきます。
恋愛が上手くいっていればシンママにとっては楽しいことが多いでしょうが、子供は「ママを取られてしまうかも」という不安を抱えることもありますし、母親の感情や表情は繊細に感じ取るものですから上手くいっていない時にも精神的なダメージを同じように受けてしまいます。
また、子供が紹介していた男性に懐いていた場合に別れ話ともなればシンママだけでなく子供にとっても辛い別れとなり、自身の恋愛によって子供まで傷つけてしまう可能性があるのです。
恋愛をするならば目先の幸せだけでなくそれによって子供に与える影響も考慮し、子供と相手を合わせるかなども含めて焦らず慎重にならなくてはなりません。

「恋愛しちゃだめ」と言われた時の対処法
なぜ恋愛をしてはいけないのか周囲の意見を聞いて受け止める
「恋愛しちゃだめ」と言われた時の対処法として、まずは“なぜ恋愛をしてはいけないのか”周囲の意見を聞いて受け止めましょう。
シングルマザーの恋愛に反対する人の中には、あなたの恋愛を全て否定したいのではなくその人なりの思いや客観的な考えがあるからこそ聞いておくべき意見というものがあります。
否定的な意見があるということは、恋愛している本人では夢中になるあまり見えていない点や気づいていない大切なものがある証拠。
冷静な判断と気持ちを整理するためには周囲の意見を聞いて受け止めることが重要であり、それは良いことも悪いことも全てあなたのためになるからです。
「恋愛しちゃだめ」という言葉には様々な意味とそれなりの理由があるもの。
“なぜ恋愛をしてはいけないのか”を聞いて自身を見つめ直すことで恋愛や人生を楽しむヒントが見つけられるのです。
子供の気持ちを第一に考えて行動する
子供の気持ちを第一に考えて行動することが、「恋愛しちゃだめ」と言われた時の対処法として挙げられます。
シングルマザーの恋愛に否定的な意見の多くには子供の存在を気にかけている場合が多く、「子供の事を一番に考えるべき」「子供をほったらかしにしているのでは?」という心配が占めているものです。
「恋愛しちゃだめ」と言われた際は、恋愛をしてはいけないと決めつけるのではなく考え方を一度変えてみて下さい。
“恋愛がダメではなくて独りよがりな幸せがダメなんだ”と。
シンママと子供が親子で幸せになるためには子供が笑顔で過ごせる環境があってこそ。
「子供を優先しているのか」「自分が恋愛に溺れていないか」「子供の気持ちを考えられているのか」など、一番に考えるべき我が子の思いに寄り添って自分の恋愛のスピードを調節することが大切なのです。
自分の気持ちに正直でいることも大切
否定的な意見を聞いてしまうと気分も下がりますから悲観してしまいがちですが、自分の気持ちに正直でいることも大切だと私は思います。
「シングルマザーは恋愛してはいけない」という言葉をそのまま受け入れて自分のプライベートを全て仕事や家事育児で犠牲にしたとしても、「恋愛したい」という願望がある中では決して幸せな未来は来ないと言えます。
シングルマザーが幸せになってはいけない理由はありませんし、シンママの恋愛は悪いことではありません。
子供や周囲への配慮や思慮分別を忘れさえしなければ、自分の気持ちに正直になって幸せを掴むために恋愛を楽しめば良いのです。

恋愛をするなという言葉は自分を見つめ直すきっかけ
独身時代のような自由さは求められない部分もあり、シングルマザーが恋愛をするには沢山の壁があるのもです。
シングルマザーの恋愛に対して賛否両論ありますが、賛成の理由も反対の理由も単純なものから深い意味があるものまで様々。
否定的な意見を言われる機会もあるため「恋愛はいけないことなの?」と不安に思う人もいるかもしれませんが、そこはあなたの考え方次第と言えます。
「恋愛をするな」という言葉は自分を見つめ直すきっかけであり、シングルマザーの恋愛のステップの一つだからです。
恋愛をするもしないもあなた自身が決めること。
人生は一度きりですから悔いのないよう子供と自分の幸せを考えましょう。
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