子育て中のお母さんというのは心身共に大変な毎日を送っていて、知らず知らずのうちに疲れてしまっているものです。
とりわけ、「仕事に家事に子育てに…」と、一馬力でがんばるシングルマザーは尚更です。
仕事で失敗して落ち込んで帰って来ても、体調が悪い時も、子育てや家事はあなたをのんびりと待ってはくれません。
子どもの年齢にもよりますが、年齢がより小さいほどお母さんの辛さや疲れを理解するのは難しく、ぐずったり我儘を言ったりする時など、特に子育てには時間や手間がかかってしまいますね。
子育てで忙しすぎる毎日を送っていると、あなたは自分が疲れていることにすら「気づけていなかった」なんてこともきっと多いはず。
そこで今回は、シングルマザーのあなたが子育てに疲れたなと感じた時に自分自身で確認する3つの項目をご紹介します。
シングルマザーで子育てに疲れたら確認する3項目
私、ちゃんと笑えてる⁉
まず、あなたが最近、笑えているのか確かめてみましょう。
最後に大声を出して心から笑ったのはいつだったか、思い出してみて下さい。
子育てで精神的な疲れや身体の辛さが蓄積すると気持ちに余裕がなくなり、表情も暗くうつむきがちになってしまいます。
無意識のうちに深く大きなため息が漏れていて、周囲の人に心配されるようなこともあります。
もしちゃんと笑えていないことを確認してしまったなら、何が心につかえているのか、ゆっくりと目を閉じて深呼吸しながら、あなた自身に問いかけてみて下さい。
疲れのサインを鏡でチェック!
日常生活において、顔を洗ったりメイクをする時には誰しも鏡を見るものですが、重大な疲れのサインを見落としていることもあるものです。
子育てや家事、仕事に追われてしまうと、自分の事が後回しになってしまい、肌荒れや吹き出物、顔色や目の下の隈(くま)などの疲れのサインを気にも留めないということはありがちなことです。
「そんな些細なことに構っていられないわ!」というシングルマザーの切羽詰まった気持ちも理解できます。
しかし、疲れやストレスから重篤な病気に繋がる可能性も十分にあるので、軽く考えてはいけません。
何より、そんな重篤な病気になってしまったら、子育てや仕事どころではありません。
これはシングルマザーに限らずですが、お母さんが子どもだけでなく「自分を大切にする」ということも、子どもの幸せにはとても大切な要素なのです。
お母さんが笑っていてくれるという事(=お母さんが自分を大切にすること)が、子どもにとっても嬉しく、そして一番安心できる環境であることは間違いありません。
鏡で疲れのサインをチェックしたら、早めにケアをしましょう。
そしてその後は、鏡でチェックするのが「疲れ」から「笑顔」に変わるとよいですね。
孤独感、そして涙…
子育て中のシングルマザーにとっての大きな不安材料の一つに、頼る人がいないことが挙げられます。
このことはシングルマザーにとっては本当に深刻で、周囲との繋がりが薄いことから孤独感を強く感じるケースが多いのが現状です。
「誰にも相談ができない」「弱音を吐くところがない」「誰かに支えてほしい」「心身共に安心したい」「ぐっすり眠りたい」など、たくさんの満たされない気持ちが胸の中にごちゃまぜになって存在しているシングルマザーも多いものです。
これらの満たされない気持ちが積み重なり、イライラや不安、孤独感や不眠などの主な原因になっていると考えられます。
気がつくと、情緒不安定になって涙が頬を伝っていたりすることもありますよね。
情緒不安定な状態になってしまうと、可愛いはずの子どもにキツく当たったり、周囲に迷惑をかけたりしかねません。
でも、こんな時はきっと、自分の気持ちがコントロールできず、本人が一番困ってしまっている時なのです。
孤独を感じ、思わず頬に涙を確認してしまったら、あなたの心は疲れていて、どうしようもなくなって悲鳴をあげているんだということに気づいてあげて下さい。


育児での疲労を取り除く最善の方法
疲労やストレスを身体の外に追い出して発散しましょう
一生懸命育児をがんばるシングルマザーは、無意識のうちに疲労やストレスなどを心の奥底に溜め込んでしまうことが多いものですが、大きな声で笑ったりお腹から声を出して歌ったりする事は、それらを身体の外に出して発散するという、とても良い効果があります。
テレビや動画を見たり親しい友人との雑談で大笑いができたら、きっと胸のつかえが取れてスッキリした気分になります。
コロナ自粛でカラオケには行きづらいと思いますが、子どもと一緒に大きな声で童謡やアニメの歌を歌ってみるのも新鮮でよいですね。
昔の青春ドラマは水平線に沈む夕日に向かって「バカヤロー!」と叫ぶ場面が有名ですが、これもアウトプットすることで、モヤモヤした感情や苦しい気持ちを発散できるというよい例です。
ところで、年賀状やカレンダーなどでよく見かけますが、日本には「笑う門には福来たる(笑門来福)」という福福しい言葉があります。
歌ったり笑ったりして育児の疲労やストレスを追い出したら、あなたのお家にも福の神がやってきて、きっと笑顔や元気をとり戻せるはず。
気分を変えて、お洒落や外出を楽しんで!
疲労やストレスが溜まってうつむいたままで過ごす日常は、お世辞にも楽しいものではありません。
そんな時は、お気に入りの服やメイクなどで、普段は後回しになっている自分に彩りを添えて、気分を変えて楽しんでみましょう。
自分の魅力を再発見できてワクワクしたり、気持ちがふわっと軽くなって、お出かけしたい気分になったなら、それはとても良いことです。
もちろんコロナ禍ですので賑わう場所はNGですが、人混みを避けて海や山への軽いドライブなどはおすすめです。
新鮮な空気を思いっきり吸い込んだら身体の隅々までリフレッシュできますし、海を眺めたり風を感じたり、森林浴で自然のパワーをもらったりするのはとても有効です。
きっと大自然がシングルマザーの疲れた心と身体を癒し、ぐっすり眠れる手助けをしてくれるはず。
悩みや不安は、誰かと共有することで軽減できる
子育てに疲れ、孤独感を抱えるシングルマザーは、その悩みや不安を誰にも相談できなくて苦しんでいます。
しかし、そんな苦しい胸の内を打ち明け、共有できる相手がいたら、どんなに心強いでしょう。
周囲に同じような境遇の人がいれば、思いきって声をかけてみるのもよいですし、シングルマザー支援団体などに登録してみるのも、仲間を見つけるよいチャンスです。
シングルマザーの孤独感は、決して軽く見てはいけません。
心身へのダメージだけではなく、社会的な孤立に繋がることも十分に起こりうるからです。
そうなる前に、少し勇気を出して、自分からSOSを発信してみましょう。


家事は少々サボっても大丈夫!
シングルマザーの「疲れ」というのは単純なものではなく、本当にたくさんの要因が積み重なっているので、それを一人でずっと抱え込んでいると、その重圧に押しつぶされそうになってしまいます。
自分自身で疲れていると確認したら、あなたのためだけではなくお子さんのためにも、どうか早めに解消できるよう、一歩を踏みだして下さい。
極論を言ってしまえば、家事は少々サボったからといって他人に迷惑をかけたり、誰かが死んでしまうわけではないので、家事は最低限で大丈夫ですから、疲れを感じている時には自分を最優先してあげましょう。
あなたが一日も早く、素敵な笑顔と元気を取り戻せるよう、心から応援しています。
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