母子家庭の多くは、元夫からの養育費が支払われなくなると死活問題です。
こちらでは、子供への養育費が突然もらえなくなる時とは、どんな時なのかや元夫から養育費が支払われなくなる前兆とはどんなものなのかをご紹介します。
子供の将来のためにも、養育費をもらえなくなる前にどんなことに気を付けるかを知って対処しましょう。
離婚後に子供への養育費を支払わない元夫の特徴
結婚生活期間に仕事以外に何もしてくれなかった夫
離婚後に子供への養育費を支払わない元夫の特徴は、結婚生活期間に仕事以外に何もしてくれなかった夫です。
夫婦生活の中で、共同で行うべき子育てにもノータッチで、常にワンオペ状態だった場合は、男は仕事をしていれば責任を果たしているという認識の夫です。
仕事以外に関心がなく、子育てや家事にも全く協力しない夫は、離婚後は更に子供に対して関心がないことがあります。
養育費を払う事で子供への愛情を表している元夫がいますが、それが欠けている場合は養育費はただの義務となることがあるのです。
ギャンブルが原因で借金があるなど、お金にだらしない夫
離婚後に子供への養育費を支払わない元夫の特徴は、お金にだらしない夫です。
もともと、競馬やパチンコなどにハマっている状態で、生活費の全てをギャンブルに使い果たし、借金をしていた夫は養育費を支払うことから逃げることがあります。
子供への愛情はある、それと養育費を支払う事とは別で、支払うお金があればギャンブルに回したい思いが強いのです。
離婚した原因が、ギャンブルによる借金であれば養育費を支払わないことも当然にもなります。
浮気が原因で別れた夫
離婚後に子供への養育費を支払わない元夫の特徴は、浮気が原因で別れた夫です。
離婚を期に、浮気していた相手との関係が発展する可能性があります。
子供への養育費を支払いながら、自身の生活を成り立たせ、なおかつ女性へもお金がかかるとなれば元夫も生活が苦しくなることが予想できます。
すると、目の前にいる女性が優先されてしまうこともあるのです。
身近にいない子供の存在よりも、手放したくない女性へお金を使うのは浮気している元夫だからともいえます。

趣味にお金をかけていた夫
離婚後に子供への養育費を支払わない元夫の特徴は、趣味にお金をかけていた夫です。
男性の趣味の中には、車やバイクなどお金がかかるものもあります。
子供が生まれ今までの趣味を手放した夫の場合は、家族生活を守るために自身の趣味を我慢している状態です。
離婚し、ひとりになれば独身時代と同じようにお金の管理も自身で行うようになるため、趣味を復活させることも考えられます。
好きなようにお金を使いたいという思いから、養育費を支払うことがバカバカしくなってしまうことも考えられるのです。
結婚時から束縛がひどい夫
離婚後に子供への養育費を支払わない元夫の特徴は、束縛がひどい夫です。
束縛がひどいというのは、独占欲が強いということで、妻や子供を自身の所有物としての意識があります。
また、妻へ生活費に必要なお金以外は妻に与えないケースも。
必要になったお金の管理を夫がしていることも多く、「服が欲しい」場合も理由も認められないと買えないという環境下で生活してきたシングルマザーもいます。
何不自由ない暮らしを送れるため、結婚を期に仕事を止めさせてしまう夫も多いです。
離婚する決意があっても、なかなか離婚できないのも束縛がひどい夫の特徴で、協議離婚や調停離婚など離婚するまでに時間がかかることもあります。
すると、離婚時に決めておいた養育費についても納得していない場合もあり支払をしなくなる可能性もあるのです。

子供への養育費をもらえなくなる元旦那の前兆
子供に面会を拒否するようになる
養育費をもらえなくなる元旦那の前兆は、子供との面会を拒否するようになることです。
子供への愛情が薄くなると、養育費の支払もしなくなる傾向があります。
女性が持っている母性と違い、男性には子供を守る意識があり、それは近くにいてこそ認識される感情です。
つまり、一緒に生活をしていない子供への愛情はあっても薄れてしまうことがありそれが原因で養育費の支払も滞ってしまうこともあります。
子供に会いたがらなくなった場合は、要注意です。
養育費の支払が徐々に遅れる
養育費をもらえなくなる元旦那の前兆で、最も多いのが養育費の支払が遅れることです。
突然、支払われなくなる場合もありますが、子供への罪悪感から養育費を支払おうと試みるものの遅れてくるというパターンがあります。
少し遅れても、元妻から養育費の催促がないと「気付いてないかも?」と罪悪感も薄れていくのです。
シングルマザーは、元夫と連絡を取りたくないだけで、支払が遅れていることは気付いていますが、感情のずれが生じます。
もし、連絡がなく養育費の支払が遅れた場合は、元夫に連絡を取ってその理由を確認することが大切です。
連絡が取れなくなる
養育費をもらえなくなる元旦那の前兆は、元夫と連絡が取れなくなることです。
養育費の支払が徐々に遅れ、ある日待っても支払がなくなり次の支払月になってから連絡を取ってみるというシングルマザーがいます。
その時には既に、携帯番号が変わっていたり、引っ越しや転職をして元夫と連絡が取れない状態になるのです。
連絡が取れるか取れないかを定期的に行うことも大切になります。
露骨に確認しないで、「子供の声を聴かせる」などの名目を付けて元夫の連絡を経たないことがポイントです。

養育費について決まるまでに時間がかかった場合は要注意
養育費について決まるまでに時間がかかった場合は、突然養育費をもらえなくなることが多いです。
元々、養育費を支払う気がない夫が渋々支払っていることもあり、ある程度の期間だけ支払っていきなり支払を止めてしまう事もあります。
例えば、夫婦関係がある時から妻が働いていた場合など、子供が生活に困らないというイメージが強い場合のケースです。

養育費がもらえなくなった時の対処法
弁護士に相談する
養育費がもらえなくなった時の対処法は、専門の弁護士に相談することです。
冷静に対応できないことで、法に触れる行動を取る前に、専門家の力を借りることが鉄則になります。
相談料が無料な弁護士や、地域で解説している相談日に出向いて対応してもらうにはどうしたらいいかを確認します。
元夫も弁護士が間に入る事で、あなたを無視したりできなくなる可能性が高くなります。
養育費がもらえなくなり、怒りの感情などが湧いてくるかと思いますが、とにかく冷静にスピーディに対応することが大切です。
家庭裁判所へ相談する
養育費がもらえなくなった時の対処法は、地方裁判所へ相談することです。
離婚時に「公正証書」を作成している場合の強制執行を行うための相談や調停を申し立てるために地方裁判所の力を利用します。
もし、公正証書を元夫と交わしている場合でも手続きの仕方や不安がある場合は、事前に弁護士に相談するのも方法です。
公正証書の効力は強いですが、様々な方法を試してもダメだったときに利用するものだと認識を持った方が良いです。
一方、離婚時に何も取り決めをしないで口約束だけで養育費を決めた場合は、家庭裁判所へ調停の申立てをすることで、元夫と話合う機会を作ることが可能になります。
話し合いの中で、養育費について取り決めをしっかりすることで、支払を再開させることも可能です。
養育費相談支援センターへ相談してみる
養育費がもらえなくなった時の対処法は、養育費相談支援センターへ相談してみる事です。
この機関は、厚生労働省が全国47都道府県に設置しているものです。
各地域では「母子家庭等就業・自立支援センター」と呼ばれている施設になります。
また、法テラスとして県内の主要都市に設置されている施設もあります。
養育費についての取り決めた時の状況やケースによって、対応が違うことや相談窓口などの紹介をしてくれる機関です。
電話での応対もしているので、まず電話してみるのも方法になります。
別れた夫にも育児する義務は生じることを忘れない
元夫からの子供に対する養育費が、支払われなくなと「もらえなくなる状況」を受け入れるシングルマザーがいますが、別れた夫にも育児する義務は生じることを忘れないで下さい。
子供の養育権はあなたが持っていても、離婚すると、共同生活をしていない子供の存在や育児をする義務を忘れてしまったり、逃げる元夫が多くいます。
一緒に住んでいないからというのは理由になりません。
子供にとってどんな人間であろうと、元夫は父親です。
あなたも母親として、別れた夫からの養育費が途絶えてしまったときの対処方法を知っておくことが必要になります。
泣き寝入りせず、最後まで努力することで幸せが待っています。
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