「仕事と家事で一日があっという間に終わって、子どもとの時間が後回しになってしまう」「やることが多すぎて、子供の話を聞いてあげる時間がない」こんな悩みを抱えながら生活しているシングルマザーのあなた。
シングルマザーって大変ですよね。
一人二役をこなさなければいけないし、生活していくためには朝も夜も働かなければいけない人も多いのが現状です。
子供が一人ならばまだしも、二人、三人といる家庭ではママの取り合いで子供一人一人に向き合える時間はさらに短くなります。
どのようにして子供とのコミュニケーションを取るか、悩んでいるシングルマザーはあなただけではありません。
では、時間も精神的な余裕もない中で、どうやって子供の話を聞いてコミュニケーションを取ればいいのか、こちらでは母子家庭だからこその方法をご紹介しますので参考にしてください。
シングルマザーが子供の話を聞く余裕がない時
仕事が忙しい
生活のため、朝から夜遅くまで働いているシングルマザーはたくさんいます。
中には朝仕事に行って夕方帰って家事をする。
そして夜また働きに出るシングルマザーもいます。
限られた時間の中でたくさんの家事をしなくてはいけないと、時間に追われて一息つく暇もありません。
そんな時にはなかなか子供の話を聞く余裕もなくなります。
フルタイムの仕事をしているシングルマザーも残業があったり、定時で上がれない、家に持ち帰っての仕事があったりとこちらでも余裕はありません。
シングルマザーは一家の大黒柱。
子供を育てるためには仕事をしなくてはいけません。
そしてシングルマザーに理解のある職場ばかりではないのも事実。
仕事がなくなると一家共倒れになってしまいます。
そんな危機感とも戦いながらシングルマザーは一生懸命働いていますので、時に子供の話を聞く余裕がないこともあるのです。

自分の時間がない
仕事に家事に子育て、目まぐるしい日々を送っているシングルマザーには自分の時間はなかなか取れないものです。
朝起きて夜寝るまで、やらなければいけないことは山積みです。
気が付けばもうこんな時間、なんてことも日常茶飯事。
休みの日は休みの日で、平日出来なかった家事をしたり、1日中子供の世話をしたり。
身体を休ませることが全く出来ないまま、また仕事に出かけていく日々になります。
シングルマザーにとっては休みなんてあってないもの。
そんな日々の中で自分の時間なんてとても取れなければ、子供の話を聞く心の余裕がありません。
ストレスが溜まる
仕事やプライベートで嫌なことがある日もあり、そうなれば子供の話はなかなかじっくりと聞いてあげられないもの。
時間的余裕も精神的余裕もない上、さらに気分が落ち込むことがあればストレスは溜まる一方です。
また、特別何かがなくても、シングルマザーの悩みは多いものです。
子供にさみしい思いをさせていないか、自分はいい母親ではないかもしれない、そんな思いを抱えているシングルマザーも多いもの。
そして金銭的な悩みもあります。
たくさんのストレスを上手く発散出来ないままでいれば、イライラして子供の話を聞く余裕なんてない瞬間が生まれるものです。

忙しい!余裕がない!シンママが子供の話を聞く余裕がない時の対処法
一旦手を止めて伝える
仕事から帰ってご飯の準備をして一番バタバタしている時に限って、子供が話を聞いてほしいと言ってくること多いもの。
そんな時は「今忙しいから後でね」とか作業をしながら「うん、うん」って返事をするだけになる女性も少なくありません。
そんな時は何をしていても、一旦手を止めて子供に向き合いましょう。
ご飯の準備をしている時なら「今は忙しいから、ご飯を食べる時に話を聞くからね」と、何か作業をしている時なら「これが終わったら話を聞くから、ちょっと待ってね」と、子供の目を見て言ってください。
大事なのは“ながら作業”にしないで、子供と目を合わせて伝えること。
いつ話を聞いてあげれるかを明確にしてあげること。
そしてその後、しっかりと話を聞いてあげましょう。
子供はママに聞いてほしいことがたくさんあります。
同じ「忙しいから後で」でも伝え方によって、子供の捉え方は全く異なります。
たとえ短い時間でも話を聞くときは、子供ときちんと向き合って話を聞く工夫をしましょう。
「今?」を考える
シングルマザーだからちゃんとしなくちゃ、母親だから我慢しなくては、そう思って家事をがんばっている人も多いものです。
しかし、なんでも完璧にしなくていいんです。
今しなくてはいけないこと、今じゃなくてもいいこと、自分があきらめないといけないこと、あきらめなくてもいいこと。
一度考えてみましょう。
子供が話を聞いてほしい時、「これ、今じゃなくてもいいかな」という時はあるはずです。
自分の中で優先順位をつけてたまには力を抜いてみてください。
気持ちに余裕が出来れば、子供の話を聞く余裕も生まれます。
イライラは工夫で解消
精神的ストレスからくるイライラが溜まっている状態だと子供の話を聞く余裕もありません。
イライラを子供にぶつけないために上手く解消するのも大切なことです。
例えば通勤の時間に大好きな音楽を聴く。
好きな音楽を聴くと心が落ち着くものです。
わざわざ時間を作るのは難しいかもしれませんが、通勤のちょっとした時間なら可能です。
仕事で嫌なことがあった日も好きな音楽を聴いて帰れば心が落ち着いた状態で子供に会うことが出来ます。
時間があるなら映画を観て帰る、ランチタイムにデザートをつけて自分にご褒美をあげるのもおすすめ。
イラっとした時に深呼吸をするのも効果的です。
これなら家でも仕事中でもいつでも実践出来ます。
ちょっとしたことでイライラを軽減させることが出来ます。
少しずつ、工夫してストレスを発散させることが出来れば子供にイライラをぶつけず、子供の話を聞く余裕もできます。


母子家庭だからこそ子供の話が聞けない時に子供にアプローチする方法
スキンシップを大切に
母子家庭だからこそ、スキンシップは子供の情緒を安定させるものです。
朝起きた時、子供を送り出す時、帰って来た時、寝る前などにぎゅっと抱きしめてあげてください。
小さい子供なら始めやすいし、続けていればある程度大きくなっても習慣化していて抵抗もありません。
とはいえ、中高生にもなると抱きしめられることに抵抗を示すお子さんも出てくる場合も。
そんな時は「今日も元気にいってらっしゃい!」と肩を軽くポンッとしてあげるだけでも素敵です。
少し身体に触れるだけでも、スキンシップからお母さんの愛を感じて子供は安心できるものです。
小さな約束をする
小さなことで構いません、子供と約束をしてみてください。
例えば一緒にTVやDVDを観る、一緒にご飯を作る。
月に一度は外食をする。
余裕のない中では毎日の約束は難しいのが現実です。
約束をしても守れなかったら意味がありません。
でも週末だけや月に一度の約束なら可能なはず。
約束の日を仕事の休みに設定するなど工夫すればママも約束が負担になったりもしません。
大切なのはその約束をできる限り守ってあげること。
そして継続してあげること。
子供にとって約束は大切なもので、小さなことでも心に残っています。
どんなに忙しくて話が聞けない、子供と過ごす時間が短くても、約束が子供の心の支えになります。
継続して約束を守ることで子供は、約束の時=必ずママと過ごせる時間と思うようになります。
気持ちを伝える
子供の話を聞く時間がなくても、お互いの気持ちを伝える方法はあります。
例えば手紙や一言メッセージ。
学校から帰って来る子供に「おかえり」と書いたメモを置いておく。
お弁当を持って行っている子供にはお弁当と一緒に一言メッセージを添える。
長々と書く必要はありません。
毎日じゃなくても特別な日だったり、喧嘩をした次の日、仕事が遅くて子供と顔を合わせる時間がなかった次の日など、そんな時に手紙を書いてみるだけでも違います。
交換日記のようなものも効果があります。
ママが今日どんな一日だったか、「こんなことを思ったな」ど子供と離れている間のことを書いたり、交換日記を通して子供と会話するのも一つの方法です。
余裕がない時には聞いたつもりでも子供の話を覚えてないことや、話したことを忘れていることもあるものです。
交換日記であればゆっくり目を通すことも、読み返すことも出来ます。
言った、聞いてないといった子供とのトラブルも回避できます。
余裕がない時は小さなことから
シングルマザーは様々な悩みを抱えながら過ごしています。
仕事と家事で子供のこと、自分のことが後回しになってしまう事も多いのが現実です。
どんなに頑張っても子供と過ごす時間が短かったり、話を聞く余裕でさえもない時があります。
余裕がない中、どうやって子供の話を聞くか、コミュニケーションを取るか、ちょっとしたことから始めてみましょう。
方法は一つではありません。
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